
「人生の大切な日にちを決めたいけれど、どの日が良いのかわからない……」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
結婚や引越し、開業といった人生の節目では、運気の良い日を選びたいものです。
この記事では、2025年の開運日の具体的な日付や日取りの選び方を詳しくお伝えしていきます。
最強の吉日を味方につけて、あなたの新たなスタートを成功に導いていきましょう!
開運に良い「日取り」とは?暦の基本をやさしく解説
開運に良い日取りを選ぶためには、まず暦の基本的な知識を身につけることが大切です。
ここでは、よく耳にする六曜から縁起の良い吉日まで、わかりやすくご紹介していきます。
六曜とは?|大安・仏滅・友引の意味と選び方
六曜は、中国から伝わった占いで、日本では最もポピュラーな暦注として親しまれています。
大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6つがあり、それぞれ運気の良し悪しを表しているのです。
大安は「大いに安し」という意味で、一日中何をしても吉とされる最良の日。結婚式や新築、開業など人生の大きなイベントに最適です。
友引は「友を引く」という意味から、結婚式には良い日とされています。ただし、午前11時から午後1時は凶の時間帯なので注意が必要。
一方、仏滅は万事に凶とされる日ですが、近年では「古いものが滅び新しいことが始まる」という前向きな解釈も広まってきています。
一粒万倍日・天赦日・寅の日などの縁起の良い日とは
六曜以外にも、運気アップに効果的とされる吉日が数多く存在します。
なかでも特に注目したいのが、一粒万倍日と天赦日です。
一粒万倍日は、「一粒の籾が万倍に実る」という意味を持つ縁起の良い日。何かを始めるのに最適で、特に金運に関することに効果的とされています。
天赦日は「天が万物の罪を赦す日」とされ、日本の暦の中で最上の吉日。年に6回程度しかない貴重な開運日で、結婚や開業など人生の重要な決断に最良とされています。
また、寅の日は金運に特に縁がある日として知られており、財布の新調や宝くじの購入におすすめです。
不成就日・受死日など避けたい日の意味も知っておこう
吉日があれば、当然避けたほうが良い凶日も存在しています。
代表的なものが不成就日と受死日です。
不成就日は「何事も成就しない日」とされ、結婚・開店・引越しなど新しいことを始めるのには適さない日。8日ごとに巡ってくるため、年間で約47回ほどあります。
受死日は最も強力な凶日とされ、「黒日」とも呼ばれています。この日に病気になると命に関わるとも言われており、慶事や新しいことの開始は控えるべき日です。
ただし、これらは古くからの言い伝えであり、現代では参考程度に考える方も増えているのが実情。家族や関係者の気持ちを尊重しながら判断することが大切です。
開運日と暦注の違い|暦の選び方にルールはあるの?
暦注には格の違いがあることをご存知でしょうか。
実は、暦注上段・中段・下段という3つのランクに分けられており、それぞれ信頼度が異なります。
暦注上段には、曜日や二十四節気など科学的根拠のあるものが含まれています。
暦注中段には六曜が属し、多くの人に親しまれている一方で、迷信的な要素も強いとされているのです。
暦注下段には一粒万倍日や不成就日などが含まれ、最も信憑性が低いとする専門家もいます。
とはいえ、これらの暦注は長い間人々の生活に根付いてきたもの。科学的根拠よりも、気持ちの持ちようや周囲との調和を重視する考え方も十分に理解できます。
2025年の「開運日」早見表|最強の吉日はいつ?
それでは、具体的に2025年の開運日をチェックしていきましょう。
特に注目したいのは、複数の吉日が重なる「最強開運日」です。
2025年の一粒万倍日・天赦日・寅の日カレンダー
2025年の天赦日は以下の6日間です。
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3月10日(月):天赦日 + 一粒万倍日 + 寅の日(年内屈指の最強開運日)
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5月25日(日):天赦日(この日は不成就日と重なるため注意)
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7月24日(木):天赦日 + 一粒万倍日 + 大安(ただし不成就日も重なる)
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8月7日(木):天赦日(不成就日と重なる)
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10月6日(月):天赦日 + 一粒万倍日(六曜は仏滅)
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12月21日(日):天赦日 + 一粒万倍日 +(甲子)
一粒万倍日は年間で62回あり、毎月4〜7回程度巡ってきます。主な日程は以下の通りです。
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1月:7日, 10日, 19日, 22日, 31日
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2月:6日, 13日, 18日, 25日
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3月:2日, 5日, 10日, 17日, 22日, 29日
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4月:3日, 4日, 13日, 16日, 25日, 28日
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5月:10日, 11日, 22日, 23日
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6月:3日, 4日, 5日, 6日, 17日, 18日, 29日, 30日
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7月:12日, 15日, 24日, 27日
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8月:5日, 11日, 23日
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9月:4日, 7日, 12日, 19日, 24日
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10月:1日, 6日, 16日, 19日, 28日, 31日
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11月:12日, 13日, 24日, 25日
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12月:6日, 8日, 9日, 20日, 21日
※太字は、天赦日と重なる日です。
(日程は各種カレンダーサイトで確認できます)
寅の日は12日ごとに巡ってくる金運の吉日で、2025年は30回あります。
開運日が重なる最強ラッキーデー一覧
2025年で最も注目すべき開運日をランキング形式でご紹介していきます。
第1位:12月21日(日) 天赦日+一粒万倍日+甲子が重なる、2025年最強の開運日。年末に新年の目標を立てて行動を起こすのに最適です。
第2位:3月10日(月) 天赦日+一粒万倍日+寅の日が重なる金運最強日。財布の新調や宝くじ購入におすすめです。
第3位:7月24日(木) 天赦日+一粒万倍日+大安が重なる吉日。ただし、この日は不成就日も重なっており、効果は控えめです。
なお、10月6日(月)も天赦日と一粒万倍日が重なりますが、仏滅とも重複するため、気になる方は避けたほうが無難かもしれません。
「今日は開運日?」を確認できる便利アプリ・サイト紹介
日々の開運日をチェックするのに便利なツールをご紹介していきます。
暦職人は、詳細な暦情報を提供するサイトで、吉日と凶日が一目でわかるカレンダー表示が特徴。月ごとの開運日が色分けされており、スマートフォンからも見やすくなっています。
こよみ式は、一粒万倍日や天赦日の通知機能があるアプリ。事前に設定しておけば、開運日を見逃すことがありません。
占いコンパスでは、天赦日や一粒万倍日の解説とともに、その日におすすめの行動もアドバイスしてくれます。
これらのツールを活用することで、日常的に開運日を意識した生活を送ることができるでしょう。
行動別おすすめ日取り|入籍・引越し・財布の新調・開店など
ここからは、具体的な行動に適した日取りの選び方をお伝えしていきます。
目的に応じて最適な吉日は異なるため、しっかりと使い分けることが重要です。
入籍・結婚式の日取り選び|親族も納得できる吉日とは
結婚に関する慶事では、多くの人が納得できる日取りを選ぶことが大切です。
大安は最もわかりやすく、年配の方からも理解を得やすい吉日。結婚式場の予約も取りやすく、多くのカップルに選ばれています。
天赦日は日本の暦で最上の吉日とされ、結婚には特に良いとされています。ただし、年に6回しかないため早めの予約が必要です。
一粒万倍日は「小さな幸せが大きく育つ」という意味から、夫婦の絆が深まると考えられています。
また、母倉日は「母が子を慈しむように天が人間を慈しむ日」とされ、婚姻には特に向いているとされているのです。
2025年の結婚におすすめの日程は、3月10日、7月24日(不成就日と重複するため要検討)、10月6日、12月21日などが挙げられます。
引越し・家の購入は六曜より十二直や天一天上もチェック
引越しや住まいに関することでは、六曜以外の暦注も重要になってきます。
十二直の「建・満・平・定・成・開」は建築や移転に良い日とされています。
特に注目したいのが天一天上という期間。天一神が天上にいる16日間で、この期間は方位の障りがないとされているため、引越しには最適です。
2025年の天一天上期間は以下の通りです。
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1月24日(金)~ 2月8日(土)
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3月25日(火)~ 4月9日(水)
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5月24日(土)~ 6月8日(日)
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7月23日(水)~ 8月7日(木)
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9月21日(日)~10月6日(月)
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11月20日(木)~12月5日(金)
また、大明日は建築や移転に特に良いとされる吉日で、凶の要素を打ち消す力があると考えられています。
財布の使い始めに最適な開運日とは?
金運アップを願う財布の新調には、特定の吉日を選ぶのがおすすめです。
寅の日は最も金運に縁がある日とされ、「金運招来日」とも呼ばれています。虎の黄金の縞模様が金運の象徴とされているためです。
巳の日も金運に良い日とされ、特に己巳の日は「スーパー金運日」として注目されています。弁財天様のお使いである白蛇に由来しているのです。
一粒万倍日は投資や貯蓄を始めるのにも適しており、財布の購入日としても人気があります。
2025年で財布の新調におすすめの日は、3月10日(天赦日+一粒万倍日+寅の日)や、各月の寅の日などが挙げられます。
開店・契約などビジネス運を上げる「商売繁盛日」
ビジネスの成功を願う開店や契約には、特別な日取り選びが必要です。
天赦日は新しい事業を始めるのに最良とされ、どんな障害も取り除かれると考えられています。
一粒万倍日は「小さな努力が大きな成果に実る」という意味から、商売繁盛に効果的。
鬼宿日は意外にも開業には良い日とされています。鬼が家にいるため邪魔されず、事がスムーズに運ぶと考えられているためです。
さらに、甲子の日は新しいスタートに適した日とされており、60日に一度巡ってくる特別な日。
2025年の開業におすすめなのは、12月21日(天赦日+一粒万倍日+甲子)や、3月10日(天赦日+一粒万倍日+寅の日)などです。
開運日でも注意!不成就日や仏滅が重なるとNGになる場合も
吉日であっても、凶日と重なってしまうケースがあります。
このような場合の判断基準について詳しく見ていきましょう。
開運日と凶日が重なるケース|避けた方がよい組み合わせ
残念ながら、良い日と悪い日が同日に重なってしまうことは珍しくありません。
特に注意したいのが以下の組み合わせです。
天赦日+不成就日のケースでは、意見が分かれるところ。天赦日の力が不成就日を上回るという説もあれば、効果が半減するという考え方もあります。
一粒万倍日+不成就日も同様で、せっかくの吉日の効果が削がれてしまう可能性が指摘されています。
大安+受死日のような強い凶日との重複では、多くの専門家が避けることを推奨しているのです。
2025年では、7月24日が天赦日・一粒万倍日・大安と重なる素晴らしい日である一方、不成就日も重複しています。
「大安でも避けたほうがいい日」の具体例
大安だからといって、必ずしも全てが安心というわけではありません。
2025年の大安で注意が必要な日をいくつかご紹介していきます。
**7月24日(木)**は大安で天赦日・一粒万倍日も重なる最強日に見えますが、不成就日も同日のため慎重な判断が必要。
受死日と重なる大安も年に数回あり、この場合は大安の効果が打ち消されると考える人が多いようです。
また、三隣亡と重なる大安では、建築関係の行事は避けたほうが無難とされています。
重要なのは、複数の暦注を総合的に判断すること。一つの暦注だけでなく、全体のバランスを見て日取りを決めることが大切です。
日取りを決め直す?どうしても外せない時の考え方
スケジュールの都合で、どうしても凶日しか選べない場合もあるでしょう。
そんな時の対処法をお伝えしていきます。
まず大切なのは、気持ちの持ち方です。暦は参考程度に考え、当日を迎える気持ちを前向きに保つことが何より重要。
神社でのお祓いを受けることで、凶日の影響を和らげると考える人も多くいます。事前に近くの神社に相談してみるのも一つの方法です。
時間帯を工夫するのも効果的。例えば赤口の場合、正午頃は吉の時間帯とされているため、その時間に重要な行事を行うと良いでしょう。
最終的には、家族や関係者との話し合いが最も大切。みんなが納得して迎えられる日であれば、それが最良の日取りと言えるのではないでしょうか。
日取り選びの正解は「納得感」|信じすぎない選び方のコツ
暦や開運日は参考程度に留め、柔軟な考え方を持つことが大切です。
ここでは、バランスの取れた日取り選びのコツをお伝えしていきます。
縁起より大切なのは気持ちと環境|柔軟な選び方を
開運日にこだわるあまり、本当に大切なことを見失ってしまっては本末転倒です。
参加者の都合を最優先に考えることが重要。家族や友人が参加しやすい日程を選ぶことで、みんなに祝福されるイベントになります。
会場の空き状況や料金設定も現実的な要素として考慮する必要があります。人気の吉日は予約が取りにくく、料金も高くなる傾向があることを覚えておきましょう。
季節や天候も忘れてはいけません。開運日であっても、台風シーズンや極寒の時期では当日の負担が大きくなってしまいます。
暦はあくまで判断材料の一つ。現実的な条件と照らし合わせながら、最適な日取りを見つけることが大切です。
迷ったときの判断軸|家族やパートナーと相談する方法
日取り選びで迷った時は、関係者との話し合いが解決の鍵となります。
まず、それぞれの価値観を確認することから始めてみてください。暦を重視する人もいれば、全く気にしない人もいるのが当然です。
優先順位を決めることも重要。「縁起」「参加しやすさ」「費用」「会場の魅力」など、何を最も大切にするかを話し合いましょう。
妥協案を探す姿勢も必要です。第一希望の日がダメでも、第二・第三の候補を用意しておくことで、柔軟に対応できます。
年配の方がいる場合は、伝統的な考え方を尊重することも大切。一方で、若い世代の意見も取り入れたバランスの良い判断を心がけてみてください。
「吉日が取れなかった場合」の対処法・心構え
理想の吉日を取れなかった場合でも、がっかりする必要はありません。
その日を特別な日にする工夫をすることで、どんな日でも開運日に変えることができます。
例えば、朝一番に神社へ参拝したり、お気に入りのパワーストーンを身につけるなど、自分なりの開運アクションを取り入れてみましょう。
前向きな言葉を使うことも効果的。「仏滅だから不安」ではなく、「新しいスタートにふさわしい日」と言い換えることで、気持ちが変わってきます。
また、記念品や写真で思い出を残すことで、その日が特別な日として心に刻まれます。
最終的には、その日を迎える気持ちの持ち方が最も重要。暦に左右されず、自分たちの力で素晴らしい一日を作り上げる意識を持ってみてください。
神社で日取りの相談はできる?開運祈願との関係も解説
日取り選びに迷った時は、神社に相談するという方法もあります。
ここでは、神社での相談方法や開運祈願について詳しくご紹介していきます。
神社の祈祷で日取りの相談は可能?神職の立場から見た暦
多くの神社では、人生の重要な節目における日取りの相談を受け付けています。
ただし、神職の方々の暦に対する考え方は、想像以上に現実的であることが多いのです。
神職の基本的な姿勢として、暦注は参考程度に留め、祈願者の気持ちや事情を最優先に考える傾向があります。
「吉日でなければご利益がない」ということはなく、真摯な気持ちで祈願することが最も大切だと考えられているのです。
相談の流れは、まず神社に電話で問い合わせをしてみてください。事前予約が必要な場合がほとんどで、相談料として初穂料を納めることが一般的です。
相談時には、具体的な希望日程とその理由を説明すると、適切なアドバイスをもらえるでしょう。
開運祈願の種類と申し込み方法(初穂料・服装マナーも)
神社では様々な開運祈願を受けることができます。
代表的な祈願の種類をご紹介していきます。
- 厄除祈願(厄年の災いを除く)
- 商売繁盛祈願(事業の成功を願う)
- 交通安全祈願(無事故を願う)
- 合格祈願(受験や資格試験の成功を願う)
- 縁結び祈願(良い出会いや結婚を願う)
申し込み方法は、事前に神社に連絡して日時を予約します。当日受付可能な神社もありますが、確実に祈願を受けるためには予約がおすすめです。
初穂料の相場は5,000円から10,000円程度が一般的。神社によって異なるため、予約時に確認してみてください。
服装マナーとしては、正装またはそれに準ずる服装が望ましいとされています。男性はスーツ、女性はスーツやワンピースなど、清潔感のある服装を心がけましょう。
日取りが決まったら訪れたい全国の開運神社5選
最後に、開運祈願で有名な神社をご紹介していきます。
明治神宮(東京都) 縁結びや商売繁盛にご利益があるとされ、年間を通して多くの参拝者が訪れます。都心からのアクセスも良く、人生の節目に訪れる人が多い神社です。
出雲大縁結び神社(島根県) 縁結びの神様として全国的に有名な大国主大神を祀る神社。結婚を控えたカップルの参拝が特に多く、良縁成就のご利益で知られています。
金刀比羅宮(香川県) 海上交通の守り神として信仰され、現在では交通安全全般にご利益があるとされています。また、商売繁盛や開運厄除にも効果的とされているのです。
住吉大社(大阪府) 商売繁盛の神様として大阪商人に古くから信仰されてきました。事業成功や金運アップを願う経営者の参拝が多い神社です。
箱根神社(神奈川県) 関東屈指のパワースポットとして知られ、開運厄除・心願成就にご利益があるとされています。自然豊かな環境の中で、心を清めて祈願できる神社です。
これらの神社では、それぞれ特色のある開運祈願を受けることができます。お住まいの地域や旅行先で、ぜひ訪れてみてください。
まとめ
2025年の開運日を活用した日取り選びについて、詳しくお伝えしてきました。
天赦日や一粒万倍日などの吉日を参考にしつつ、最終的には自分と関係者が納得できる日を選ぶことが最も重要です。
暦は人生を豊かにするツールの一つとして活用し、過度に縛られることなく柔軟な考え方を持ってみてください。
あなたの人生の大切な節目が、素晴らしい一日となることを心からお祈りしています!