結婚後の縁結びお守りはどうする?返納・保管・お礼参りまで完全ガイド

「結婚できたのはよかったけれど、縁結びお守りってどうすればいいの?」

新婚生活が始まって幸せいっぱいの今、ふと気になるのが縁結びお守りの取り扱いです。

これまで大切にしてきたお守りを、このまま持ち続けるべきなのか、それとも返納すべきなのか迷っているかもしれません。

実は、結婚後の縁結びお守りには明確な「正解」があるわけではないのです。持ち続けても返納しても、どちらも適切な選択といえます。

この記事では、結婚後の縁結びお守りの扱い方から、返納の具体的な方法、感謝の気持ちを伝えるお礼参りまで、詳しくお伝えしていきます!

結婚後の縁結びお守りはどうする?持ち続けても返納しても良い理由


結婚が成就した後の縁結びお守りについては、実は持ち続けても返納しても、どちらも適切な選択です。

まず、なぜどちらも良いのかという理由から詳しく見ていきましょう。

結婚後も持ち続ける場合の意味(夫婦円満・家族の縁)

縁結びお守りを結婚後も持ち続けることには、実は深い意味があります。

縁結びお守りは「人と人との縁を結ぶご利益が期待されるお守り」だと聞いたことがあります。そして、人間関係で起こる悪い縁からも守ってもらえる。本来はそういったご利益のあるお守りでもあるようです。

つまり、縁結びお守りは単に恋愛成就だけではなく、人間関係全般における良縁を結び、悪縁から守ってくれるものなのです。

結婚生活においても、夫婦間の絆を深めたり、新しい環境での人間関係を良好に保ったりするご利益が期待できるでしょう。

また、引っ越しや転職、お子さんの誕生など、人生の節目で新たな人間関係が生まれる際にも、縁結びお守りのご利益は活かされていきます。

実際に、昨年は結婚後引っ越しをする予定だったので、新天地で「周りの人たちとうまくやっていけるように」で買いました。今年は新たに職探しをしていたので「職場の人間関係がいいご縁で恵まれますように」という理由で買い、結婚しても毎年縁結び守を買っています。という声もあります。

返納する場合に推奨される理由(役目を終えた区切り)

一方で、結婚を機に縁結びお守りを返納することも、とても意味のある選択です。

返納を推奨する理由として、まず「役目を終えた」という考え方があります。縁結びお守りが恋愛成就という目的を果たし、結婚という形で願いが叶ったことを神様に報告し、感謝の気持ちを込めて返納するのです。

また、1年経過してすぐに効果がなくなるというものではありませんが、お守りは持ち主の身代わりとなって様々な厄やけがれを受けてくれるものです。時間が経ったお守りは、悪い気がたまり、効力も少しずつ薄れていきます。という考え方もあります。

さらに、また、日本には常若という言葉があります。常若は、文字のまま常に若々しいという意味です。洗い立ての洗濯物に清々しさを感じるように、お守りも常に若々しく新しい神仏の力がこもったものに、年に1度は交換するべきだと考えられています。という「常若」の精神も、返納を後押ししています。

返納することで、これまでの感謝を伝え、新しい生活のスタートを清々しい気持ちで迎えることができるのです。

返納する場合のタイミングは?「1年」「成就時」「破損時」の目安


縁結びお守りを返納すると決めた場合、いつ返すのが適切なのでしょうか。

一般的には3つのタイミングがあります。それぞれの詳細を見ていきましょう。

1年を目安に返納する理由

最も一般的なのが、お守りは「授かった神社・お寺に返納する」のが正しい処分方法になります。お守りに有効期限はありませんが、ご利益は授かってから1年が経過したタイミングで弱まるため、購入から1年を目処に、授かった神社・お寺へ返納するのが通例となっています。という1年を目安にした返納です。

この1年という期間には、年の初めにお守りを授かった際、前年授かったお守りを神社仏閣へお戻しする慣習が根付いているためといった考えが有力なようです。という慣習的な意味合いがあります。

また、「とこわか」(日々新しく、常に清浄であることを尊ぶ)という考え方を表しています。という神道の基本的な価値観も関係しています。

初詣の際に新しいお守りを授かると同時に、前年のお守りを返納するという方も多く、これは自然なサイクルとして根づいています。

願いが成就した時に返すべきケース

結婚という願いが叶った場合、「合格祈願」や「安産祈願」など、特定の願いを込めて授かったお守りは、その願いが叶ったあとに返納すると良いでしょう。という考え方もあります。

このタイミングでの返納は、「まんがん」といいますが、その時を目安として、神社へ返納することがすすめられています。という「満願」の概念に基づいています。

結婚が成就した時点で、縁結びお守りは十分にその役目を果たしたといえるでしょう。この場合、結婚式の前後や入籍のタイミング、新婚旅行から戻った後など、お二人にとって区切りの良い時期に返納するのがおすすめです。

ただし、万が一願いが叶わなかったとしても粗末に扱わず、同時期を目安に返納しましょう。とあるように、結果に関わらず感謝の気持ちを持つことが大切です。

破損や紐切れがあった場合の対応

お守りが破損したり、紐が切れたりした場合も、返納のタイミングと考えられています。

1年が経つ前に願いが叶った場合や、何らかの理由で破損した場合は、感謝を込めてお返しするのも良いタイミングでしょう。とあるように、物理的な変化も返納の目安となります。

破損については、お守りが持ち主の身代わりとなって厄を受けた結果と考える人も多く、この場合は速やかに返納し、新しいお守りを授かることが推奨されています。

紐切れについても同様で、特に大切な場面や人生の節目で起きた場合は、神様からのメッセージと受け取る方もいらっしゃいます。

返納の方法まとめ|神社に直接持参・郵送返納の流れとマナー


縁結びお守りの返納方法には、大きく分けて2つの方法があります。

直接神社に持参する方法と、郵送で返納する方法です。それぞれの流れとマナーを詳しくお伝えしていきます。

神社へ直接持参する場合の流れ

最も理想的とされるのが、返納先は、お守りを授与した神社やお寺が基本です。自分で寺社に出向き、返納した後に供養をおこないます。という直接持参による返納です。

神社に到着したら、まず手水舎で身を清めましょう。その後、社寺にはお守りを返すためのスペースがよく設けられています。名称はそれぞれの社寺で異なり、神社は「古神札納め所(古神札納所、古神符納所など)」、お寺は納札所などの名前が付けられています。という専用の場所を探してください。

お守りの返納は無料であることが多いですが、その場合はお礼の気持ちとしてお賽銭を納めるとよいでしょう。とあるように、返納自体は無料でも、感謝の気持ちとしてお賽銭を納めるのがマナーです。

もし専用の場所が見つからない場合は、境内に古札納め所がない場合は、受付へ持って行けば無料でお預かりくださるところが多いです。ので、社務所や受付で相談してみてください。

郵送返納の手順(封筒の書き方・焼納料の目安)

遠方の神社でお守りを授かった場合や、諸事情で直接参拝できない場合は、郵送での返納も可能です。

ただし、郵送で返納ができるかどうかは社寺によって変わりますが、手順は基本的に同じです。なので、まずは神社に郵送返納が可能かを確認しましょう。

郵送返納の手順は以下の通りです:

1. 事前確認 まずは郵送先の社寺に確認を取りましょう。郵送での返納を受け付けている社寺であれば、「後日、お守りを郵送で送らせていただきます」などの、断りをいれておくとスムーズに返納できると思います。

2. 必要なものの準備 ・返納するお守り ・お守りを包む白い紙(包装紙) ・便箋 ・封筒 ・現金を用意します。

3. お守りの包装 お守りはそのまま封筒に入れてしまっても大丈夫ですが、用意できるのであれば「半紙」に包んでから入れるのが望ましいです。用意できない場合は「白い紙」でも代用可能ですので、ご自身の環境に合わせて用意してください。

4. お手紙の作成 感謝の気持ちを込めたお手紙を添えましょう。お焚き上げ希望です。おかげさまで心願成就いたしました。ありがとうございました。お守りを返納させていただきます。のような内容で十分です。

5. 焼納料の準備 料金についてはお守りと同額や、お守りの半額(1000円程度)と言われることが多いですが、500円や300円程度でも十分で、まったく問題あません。料金も決まっているわけではなく、お賽銭のような「気持ち」の部分が大きいので、ご自身の判断でお金を用意しましょう。

6. 封筒の書き方 現金を同封するため、現金書留封筒を使用します。封筒の左下に、赤い字で 「お守り在中・お焚き上げ希望(お寺なら焼納希望)」と書き、四角で囲みます。

やってはいけない処分方法(ゴミとして捨てる等)

お守りは神聖なものなので、絶対に避けるべき処分方法があります。

お守りは神様の分身としての役割があることから、ゴミとして処分することはマナー違反となり、ご利益も当然得られません。という理由で、一般ゴミとして捨てることは避けてください。

また、一般的に、お守りを返納する場合はお守りを授かった寺社に依頼します。他の寺社のお守りでも受け取ってもらえる場合がありますが、寺社の中へ家庭ごみを持ち込まれる迷惑行為が起きていることもあるのです。そのため、自分のところのお守り以外は受け入れられないことがあります。ということも念頭に置いておきましょう。

どうしても自宅で処分せざるを得ない場合は、お守りを覆るほどの白い紙と塩です。2つの物を用意したら、白い紙を広げて置き、上にお守りを載せます。そのお守りに感謝の心を込めて塩を振り、紙で包みます。そうしてから処分します。という手順を踏んでください。

結婚後も持ち続けたい人へ|夫婦円満・家族の縁を守る意味と祀り方


結婚後も縁結びお守りを大切にしたいという方に向けて、その意味と適切な祀り方をお伝えしていきます。

持ち続けることで得られるご利益と、注意すべき点について詳しく見ていきましょう。

縁結びお守りを”夫婦円満”のお守りとして活かす

結婚後の縁結びお守りは、新たな役割を担うことができます。

恋愛成就から夫婦円満へと、その意味を変化させることで、末永く大切にしていけるのです。

夫婦関係においても「縁」は非常に重要で、お互いの絆を深めたり、コミュニケーションを円滑にしたりするご利益が期待できるでしょう。

また、結婚生活では新しい家族との関係や、お互いの親族、友人との関係も重要になってきます。こうした人間関係において、縁結びお守りの力が活かされる場面は多いのです。

さらに、お子さんが生まれた際には、家族全体の絆を深める意味でも縁結びお守りの存在は価値があります。子どもにとって良い人間関係が築けるよう、見守ってもらうこともできるでしょう。

神棚や部屋に置く際の注意点

縁結びお守りを自宅に置いて大切にする場合、いくつかの注意点があります。

まず、置き場所について考えてみましょう。お守りを携帯できないときは、高い位置で、明るくて視界に入りやすい場所に置いておきます。持ち運びできないときこそ、丁寧に扱うことを心がけてください。ということが基本です。

神棚がある場合は、そこにお祀りするのが最も良いでしょう。神棚がない場合は、リビングの高い位置や、寝室の清潔な場所など、家族が自然に目にする場所を選んでください。

注意点として、以下のような場所は避けましょう:

  • 湿気の多い場所(洗面所、風呂場など)
  • 不浄とされる場所(トイレなど)
  • 床に直接置く
  • 他の物に埋もれてしまう場所

また、古いお守りをいくつも溜め込んだ状態は、風水的にもよろしくないため、不要になったタイミングで早めに返納・処分するようにしてください。という点にも注意が必要です。

感謝の気持ちを伝えるお礼参りとの併用

縁結びお守りを持ち続ける場合でも、感謝の気持ちを神様に伝えることは大切です。

定期的にお守りを授かった神社を参拝し、近況報告や感謝の気持ちを伝えることで、より深いご利益を得ることができるでしょう。

特に結婚という大きな願いが叶った場合は、まずお礼参りをしてから、今後もお守りを大切にしたい旨を神様にお伝えすることをおすすめします。

年に一度の初詣や、結婚記念日などの節目に参拝する習慣を作ることで、夫婦の絆もより深まっていくはずです。

複数のお守りや他の神社のお守りはどう扱う?一緒に返納できるケース


縁結びお守りが複数ある場合や、他の神社のお守りも一緒に返納したい場合の対応方法をお伝えしていきます。

現実的な対応方法について詳しく見ていきましょう。

複数のお守りを同時に返納する場合の考え方

複数の縁結びお守りを持っている場合、同時に返納することは可能です。

複数のお守りを一緒に返納するときは、費用が定められている場合もありますので、事前に寺社へ確認ください。ということを念頭に置いて準備しましょう。

同じ神社で授かったお守りであれば、まとめて返納するのに問題はありません。郵送の場合も、複数のお守りを一緒に包んで送ることができます。

ただし、それぞれのお守りに対する感謝の気持ちを込めることが大切です。お手紙には、どのお守りがどのような役割を果たしてくれたかを具体的に記すと良いでしょう。

焼納料についても、お守りの数に応じて調整することが一般的です。詳細は神社に確認することをおすすめします。

他の神社やお寺のお守りをまとめて返納してよいか

異なる神社やお寺のお守りをまとめて返納することについては、慎重な対応が必要です。

ただ、神社やお寺によっては異なる宗教や宗派のお守りの返納を受け付けてくれないところもあります。”授かった神社やお寺に返納して、新しいお守りを授かる”という考え方に基づいているためです。という理由があるからです。

基本的には、一般的に、お守りを返納する場合はお守りを授かった寺社に依頼します。ということを守るのが最も適切です。

ただし、例えば、浄土真宗のお寺のお守りは、浄土真宗のお寺であれば、受け付けてもらえることが多いです。というように、同じ宗派であれば受け入れてもらえる場合もあります。

神社の場合も、同じ系列であれば可能なケースがあります。神社は「稲荷神社」、「八幡神社」、「春日神社」といったいくつかの系列に分かれていて、同じ系列の神社であれば祀られている神様は同じです。という特徴があります。

事前に確認すべき注意点

他の神社のお守りを返納する前に、必ず確認すべきポイントがあります。

まず、寺社に事前の確認無しでお守りを置いていってしまうと、家庭ゴミとして捨てられてしまう可能性も否めません。お守りを授かった寺社以外のところでお守りを返納する場合は、必ず寺社に了承を得た上で持ち込みましょう。ということが重要です。

電話やメールで事前に問い合わせ、以下の点を確認しましょう:

  • 他の神社のお守りでも受け入れ可能か
  • 複数のお守りを一度に返納できるか
  • 必要な手続きや費用はあるか
  • 郵送での返納は可能か

また、神社とお寺では宗教が異なるため、一言にお守りと言っても、寺院から授かったものと神社から授かったものは別のものと考えなくてはいけません。寺院では仏教の教えを、神社では神道の教えを守っています。また、各寺社において宗派や解釈が異なるため、お守りの取り扱いも異なりますので、注意しましょう。という点も理解しておくことが大切です。

お礼参りは必要?結婚後に感謝を伝える参拝の作法


結婚という願いが成就した後のお礼参りについて、その意義と具体的な作法をお伝えしていきます。

感謝の気持ちを適切に神様に伝える方法を詳しく見ていきましょう。

お礼参りをする意味とタイミング

お礼参りは、縁結びお守りに込めた願いが叶った際に、神様への感謝を伝える重要な参拝です。

しかし、合格祈願はお礼参りを済ませて完結するものです。きちんとお礼参りをして感謝の気持ちを伝えることは、運気を高めることにも繋がりますので、この機会にぜひ試してみてください。とあるように、祈願とお礼参りはセットで考えるべきものです。

また、お礼参りで大切なのは、「願いが叶ったかどうか」ではなく、「感謝の気持ちを伝えること」です。例えば、受験で第一志望には届かなかったとしても、その努力を支えてくださった仏様や神様への感謝の気持ちは変わりません。という視点も大切です。

タイミングについては、お礼参りは、合格祈願をした寺院や神社に、1年以内に済ませるようにしましょう。が一般的な目安です。

結婚の場合は、以下のタイミングがおすすめです:

  • 入籍後1か月以内
  • 結婚式を挙げた後
  • 新婚旅行から帰った後
  • 新生活が落ち着いた頃

行くタイミングは、「自分の願いが叶い、神様に感謝の気持ちが湧いたとき」。ちなみに男女間の縁結びを願った場合は、叶った際には二人で行くのが良いそう。ということなので、夫婦揃って参拝するのが理想的です。

実際の参拝マナーと作法

お礼参りの作法は、基本的には一般的なお参りの手順・作法で構わないのだそう。とされています。

神社でのお礼参りの基本的な流れをご紹介しましょう。

1. 到着後の身支度 鳥居をくぐる前に軽く一礼をし、参道では中央を避けて端を歩きます。

2. 手水舎での清め 右手で柄杓ひしゃくを持ってたっぷりと水をくみ、左手を清めます。手と口を清めてから参拝に向かいます。

3. 拝殿での参拝

  1. 軽くお辞儀して、お賽銭を入れます
  2. 鈴がある場合は鈴を鳴らします
  3. 2回深くお辞儀します
  4. 2回拍手します(神様に気づいてもらう)
  5. 深くお辞儀して、結婚という願いが叶ったことを感謝します

4. お守りの返納 合格祈願で授与していただいたお守りは、お礼参りの際に持参し、社務所に持って行きましょう。もしも初穂料や絵馬、お神酒などを奉納する場合は、一緒に渡して大丈夫です。とあるように、縁結びお守りも社務所で返納の手続きをしてください。

服装については、神社やお寺は神聖な場所です。できるだけ清潔感のある服装をしてください。フォーマルな服装でなくカジュアルな服装でも構いませんが、できるだけ襟付きのシャツや、女性は控えめな服装が良いでしょう。とされています。

参拝の際には、拝殿の前にある奉納箱にお賽銭を入れます。金額は特に決まりはありません。5円玉、10円玉、千円札を使用することが一般的です。という程度で十分です。

遠方で参拝できない場合の代替方法

縁結びお守りを授かった神社が遠方にあり、直接お礼参りに行けない場合の対応方法をご紹介します。

まず、遠方でお礼参りにいけない場合であれば、同系列の神社へ行くという方法があります。神社は「稲荷神社」、「八幡神社」、「春日神社」といったいくつかの系列に分かれていて、同じ系列の神社であれば祀られている神様は同じです。これは、元となった総本宮から魂が分けられて各地に「支社」として点在しているからで、たとえば稲荷神社は「伏見稲荷大社」が総本宮です。という特徴を活かすことができます。

ただし、お礼参りする神社やお寺は、祈願した同じ神社やお寺でするのがベストです。しかし、それが難しい場合は、参拝しやすい同じ神様や仏様をお祀りした、あるいは近くの神社やお寺でも良いという説もあります。お礼参りは、神様や仏様への感謝の気持ちが一番大事だからです。という考え方もあります。

もう一つの方法として、郵送でのお礼参りという形もあります。お守りの返納と同時に、感謝の気持ちを込めたお手紙を送ることで、遠方からでも神様に感謝を伝えることができます。

この場合のお手紙の例文をご紹介します:

「拝啓 以前、参拝に上がった際に受けました、縁結びお守りをお焚き上げいただきたく返納いたしました。おかげさまで良縁に恵まれ、この度結婚することができました。心より感謝申し上げます。感謝の気持ちを同封させていただきましたので、お納めください。敬具」

また、お寺の場合は、「お礼参り(願解き)のお代」として、お客様は、来寺する必要がなく、自宅にいながら、気軽に祈祷をお願いすることができます。お客様は簡単なお申込みだけで結構です。というサービスを提供している寺院もあります。事前に問い合わせてみることをおすすめします。

まとめ


結婚後の縁結びお守りについては、持ち続けても返納しても、どちらも適切な選択であることをお伝えしてきました。

返納を選ぶ場合:

  • 1年を目安にするか、結婚成就のタイミングで返納
  • 授かった神社への直接持参が理想的
  • 郵送の場合は事前確認と適切なマナーが重要
  • 感謝の気持ちを込めたお手紙と焼納料を同封

持ち続ける場合:

  • 夫婦円満や家族の縁を守るお守りとして活用
  • 清潔で高い位置に丁寧に保管
  • 定期的なお礼参りで感謝の気持ちを伝える

最も大切なのは、これまでお守りが果たしてくれた役割への感謝の気持ちです。

どちらの選択をされても、縁結びお守りに込められた神様の力に感謝し、新しい夫婦生活をスタートさせていってください。

そして、今後も人との良縁を大切にし、お互いを思いやる気持ちを忘れずに、幸せな結婚生活を築いていかれることを心よりお祈りしています!