「願いが叶ったので浅草寺にお礼参りに行きたい……でも作法がわからない」
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
お礼参りは、神仏への感謝を伝える大切な機会です。せっかく訪れるなら、正しい作法で気持ちを込めてお参りしたいもの。
この記事では浅草寺でのお礼参りの作法から、古いお守りの返納場所、感謝の言葉の例まで、具体的にお伝えしていきます。
心を込めたお礼参りで、観音様への感謝をしっかり届けていきましょう!
浅草寺で「お礼参り」をする意味とは?

お礼参りとは、願いが成就した際に神仏へ感謝の気持ちを伝えるために再び参拝することです。
浅草寺では年間約3,000万人もの参拝者が訪れていますが、その中には願いが叶った感謝を伝えるために訪れる方も数多くいらっしゃいます。
ここでは、お礼参りの基本的な意味や浅草寺でお礼参りをする意義について、詳しくご紹介していきます。
お礼参りと初詣・祈願参拝の違い
お礼参りは、初詣や通常の祈願参拝とは明確に異なります。
初詣は新年の無事と平安を祈る行事であり、祈願参拝は新たな願いを観音様にお伝えするための参拝です。一方でお礼参りは、すでに叶った願いに対する感謝を伝える参拝となります。
たとえば合格祈願のお守りを授かって受験に合格した場合、その報告と感謝を伝えるのがお礼参りです。つまり、願いが成就したタイミングで行うのがお礼参りの特徴なのです。
このように、お礼参りは「お願いする」のではなく「感謝を伝える」参拝であることを覚えておいてください!
寺院でのお礼参りの意義(神社との比較)
浅草寺は仏教寺院であるため、神社でのお礼参りとは異なる点があります。
神社では神道の神様に対して感謝を伝えますが、寺院では仏教の観音様に感謝を捧げる形になります。しかし、感謝の気持ちを伝えるという本質は同じです。
浅草寺のご本尊は聖観世音菩薩であり、約1,400年もの歴史の中で人々の願いを聞き届けてこられました。この観音様は「どのような人にも慈悲深く、その名を唱えると願いを叶えてくれる」とされているため、お礼参りでもその慈悲に感謝を捧げていきます。
さらに神社では拍手を打ちますが、寺院では拍手をせず合掌一礼のみという作法の違いもあるのです。
浅草寺でお礼参りをするメリット
浅草寺でお礼参りをすることには、いくつかのメリットがあります。
まず、浅草寺は24時間境内に入ることができるため、自分の都合に合わせて参拝できます。ただし本堂は午前6時(10月から3月は午前6時30分)から午後6時30分までの開堂となりますので、注意が必要です。
加えて、交通アクセスが非常に便利な点も大きな魅力。東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレスなど複数の路線からアクセスでき、どの駅からも徒歩5分程度で到着します。
また、浅草寺周辺には仲見世通りや浅草グルメを楽しめるスポットも充実しているため、お礼参りと合わせて観光も楽しめるのです!
浅草寺でのお礼参りの正しい作法【寺ならではのポイント】

お礼参りには、寺院ならではの作法があります。
神社での参拝とは異なるポイントもあるため、事前に確認しておくことが大切です。
ここからは、浅草寺でお礼参りをする際の具体的な手順を、ステップごとにお伝えしていきます。
参拝前の手水(お水舎)の作法
浅草寺を訪れたら、本堂に向かう前に必ず手水で身を清めていきます。
宝蔵門をくぐった右手側にお水舎(おみずや)がありますので、そちらで以下の手順で清めてください。
まず右手で柄杓を持ち、水を汲んで左手を洗います。次に柄杓を左手に持ち替えて、右手を洗いましょう。再び右手で柄杓を持ち、左手に水を受けて口をすすぎます。このとき、柄杓に直接口をつけないように注意してください。
最後に柄杓を立てて、残った水で柄杓の持ち手部分を流します。こうすることで、次に使う方のために柄杓を清めることができるのです。
このように丁寧に手水を済ませることで、心身ともに清らかな状態で観音様にお会いできます!
常香炉の煙を浴びる意味と作法
お水舎で身を清めた後は、本堂前の常香炉(じょうこうろ)へ向かいます。
常香炉では、お香の煙を浴びて心身を清める習慣があります。この煙には浄化の力があるとされており、体の悪い部分に煙を当てると良くなるという言い伝えもあるのです。
煙を浴びる際は、まず軽く合掌してから煙を自分の方へ手で仰ぎます。頭や体の気になる部分に煙を当てていきましょう。
ただし、あまり長時間煙を独占すると他の参拝者の迷惑になってしまいますので、適度な時間で済ませることも大切です。
心を込めて煙を浴びることで、より清らかな気持ちで本堂へお参りできます!
お賽銭と拝礼の手順(合掌一礼・拍手はしない)
本堂に到着したら、いよいよ観音様への感謝を伝えていきます。
まず賽銭箱にお賽銭を静かに入れてください。お賽銭の額に決まりはありませんが、5円(ご縁)や45円(始終ご縁)など、縁起の良い金額を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
お賽銭を入れた後、合掌して一礼します。このとき、神社のように拍手は打ちません。寺院では静かに合掌するのが作法です。
合掌したまま、心の中で感謝の言葉を唱えていきましょう。願いが叶ったことへの感謝、観音様のご加護への感謝を、自分の言葉で伝えてください。
最後にもう一度軽く一礼してから、本堂を後にします!
心の中で唱える感謝の伝え方
合掌している間、どのように感謝を伝えればよいか迷う方もいらっしゃるでしょう。
心の中で唱える言葉に決まった形はありませんが、基本的には以下の内容を含めることをおすすめします。
まず、自分の名前と住所を心の中で伝えます。これは観音様に「どなたが来られたのか」を知っていただくためです。
次に、どのような願いが叶ったのかを具体的に報告していきましょう。たとえば「昨年お守りを授かり、無事に大学に合格できました」といった内容です。
そして、観音様のご加護への感謝を述べます。「ありがとうございました」「お導きいただき感謝いたします」など、素直な気持ちを伝えてください。
このように、丁寧に感謝の気持ちを伝えることで、観音様にもきっと届くはずです!
参拝中の撮影マナーと注意点
お礼参りの思い出を写真に残したい気持ちは自然なことですが、撮影マナーを守ることが大切です。
浅草寺では、本堂内部は撮影禁止となっています。天井に描かれた「龍之図」や「天人之図」などの美しい天井絵がありますが、これらは撮影できませんので注意してください。
一方で境内や雷門、宝蔵門、五重塔などの外観は撮影可能です。ただし三脚を使った撮影や、他の参拝者の通行を妨げるような撮影は避けましょう。
また、他の参拝者を無断で撮影することは厳禁です。どうしても人物を入れて撮影したい場合は、必ず許可を得てから撮影してください。特に祈祷中の方や真剣に参拝されている方への配慮は欠かせません。
仲見世通りのお店を撮影する際も、店主に一声かけるのがマナーです。商品のクローズアップ撮影などは、お店の方に確認してから行いましょう。
このように撮影マナーを守ることで、自分も周囲も気持ちよく過ごせます!
古いお守り・お札の返納場所と受付時間

願いが叶った後、古いお守りやお札をどうすればよいか悩む方も多いでしょう。
浅草寺には「古札お納め所」という専用の返納場所があり、そちらで丁寧に対応していただけます。
ここでは、返納場所や受付時間、返納のタイミングについて詳しくご紹介していきます。
古札お納め所の場所と目印
古札お納め所は、本堂手前のお守り授与所の並びに位置しています。
宝蔵門をくぐって本堂へ向かう参道の左側に、お守り授与所が2カ所並んでいますが、そのうち宝蔵門寄りの建物に併設されているのが古札お納め所です。
「古札お納め所」という看板が目印となっており、初めて訪れる方でも迷うことなく見つけられるでしょう。お納め所の中にはお守り授与所の方が常駐しているため、返納の仕方がわからない場合も安心して相談できます。
返納の際は、これまでお守りくださった観音様への感謝の気持ちを込めて、丁寧にお納めしていきましょう。
お守り授与所の方に直接感謝の言葉を伝えることもできますので、遠慮なくお礼を述べてみてください!
浅草寺以外で授与されたお守りも返納できる?
浅草寺以外の寺社で授与されたお守りの返納について、気になる方も多いでしょう。
浅草寺の古札お納め所では、他の寺社で授与されたお守りも受け付けています。これは浅草寺のご本尊である聖観世音菩薩が「どのような人にも慈悲深く、すべてを受け入れる」という性質をお持ちだからです。
そのため「どこの神社仏閣のものでも構わない」というスタンスで、広く返納を受け付けているのです。実際に、多くの方が他の寺社のお守りも一緒に返納されています。
ただし基本的には、お守りを授かった場所に返納するのが最も丁寧な方法とされています。遠方でどうしても難しい場合に、近くの寺院に返納するという考え方が一般的です。
また、寺院のお守りは寺院へ、神社のお守りは神社へ返納するという原則は守るようにしてください。浅草寺は寺院ですので、神社のお守りについては本来神社に返納するのが望ましいでしょう。
このように、浅草寺では柔軟に対応していただけますが、できる限り授かった場所への返納を心がけていきましょう!
返納に適したタイミングと受付時間
古札お納め所の受付時間は、午前9時から午後5時までとなっています。
これはお守り授与所の営業時間に合わせて設定されているため、この時間内に訪れるようにしてください。浅草寺の境内自体は24時間開放されていますが、返納は必ず受付時間内に行う必要があります。
返納のタイミングについては、一般的に年に1度お守りを新しくする方が多い傾向にあります。しかし本来は「お守りにかけた祈願が成就したとき」が最も適したタイミングです。
つまり、願いが叶ったらできるだけ早めに返納し、お礼参りと一緒に済ませるのが理想的でしょう。たとえば合格祈願が叶ったら、合格が決まった後の都合の良い日に返納に訪れてください。
ずっと持っていても問題はありませんが、感謝の気持ちを形にするためにも、成就後早めの返納をおすすめします!
ご祈祷や回向で感謝を形にする方法

お礼参りをより丁寧に行いたい場合、ご祈祷や回向を申し込む方法もあります。
浅草寺では定時法要の中で、申込者の諸願を祈念していただけるのです。
ここでは、ご祈祷の受付方法や料金、申込の流れについて詳しくご紹介していきます。
ご祈祷の受付場所と時間
浅草寺では、お加持と呼ばれるご祈祷を事前予約制で受け付けています。
ご祈祷が可能な日の受付時間は午前9時30分頃からとなっていますが、年末年始をはじめ受付対象外の期間もあるため、事前に浅草寺本堂部へ問い合わせることをおすすめします。
また、定時法要として毎日午前6時(10月から3月は午前6時30分)、午前10時、午後2時に法要が営まれています。ご祈祷札を申し込んだ方は、これらの定時法要の中で諸願を祈念していただけるのです。
お礼参りのタイミングでご祈祷を受けることで、より丁寧に感謝の気持ちを観音様に伝えることができるでしょう。
当山行事時など混雑状況によっては受け付けできない場合もありますので、その点も確認しておいてください!
志納金の目安と種類(願意別)
浅草寺でのご祈祷では、志納金として5,000円以上をお納めします。
志納金の額によって、授与されるお札の種類が異なるのです。5,000円以上で紙札(31×8cm)、10,000円以上で小木札(33.5×7cm)、20,000円以上で大木札赤水引(44×8.5cm)、30,000円以上で大木札金水引(同サイズ)となっています。
七五三、初参り(お宮参り)、十三参りなどの人生儀礼の場合、志納金は10,000円からで、お札とお守り、記念品を授与していただけます。
お礼参りでご祈祷を申し込む場合は、感謝の気持ちに見合った志納金をお納めするとよいでしょう。無理のない範囲で、自分の気持ちを形にすることが大切です。
このように志納金の目安を知っておくことで、スムーズにご祈祷を申し込めます!
郵送での申込や遠方からの対応は可能?
浅草寺では、郵送でのご祈祷札の申し込みも受け付けています。
遠方にお住まいの方や、なかなか浅草まで足を運べない方でも、郵送でご祈祷を申し込むことが可能です。ただし電話での受付は行っていないため、申込フォームまたは郵送での手続きが必要となります。
公式サイトの「ご祈祷札お申し込みフォーム」から、オンラインで申し込みができます。希望する祈祷日は1週間後から2ヶ月後まで受け付けており、志納金は申込時にクレジットカードなどで支払う形になります。
お札の配送を希望する場合は、送り先1軒につき何体でも送料500円で発送していただけます。ただし来寺して受け取ることを選択した場合、1ヶ月後までに受け取りに来ないとお焚き上げされてしまいますので注意してください。
遠方からでも感謝の気持ちを伝えられる制度が整っているのは、ありがたいことですね!
混雑を避ける参拝時間帯とおすすめルート

お礼参りをゆっくり行うためには、混雑を避けた時間帯を選ぶことが重要です。
浅草寺は年間約3,000万人が訪れる人気スポットのため、時間帯によっては大変混雑します。
ここでは、混雑を避けてスムーズに参拝できる時間帯やルートをご紹介していきます。
早朝・夕方のメリットと雰囲気
浅草寺で混雑を避けるなら、早朝または夕方以降の参拝がおすすめです。
早朝は午前6時から9時頃までが比較的空いており、静かで清々しい雰囲気の中で参拝できます。本堂の開堂時間は午前6時(10月から3月は午前6時30分)からですので、開堂直後に訪れるのも良いでしょう。
特に平日の火曜日から木曜日は観光客が少なく、ゆったりと参拝できる傾向にあります。朝の澄んだ空気の中でお礼参りをすることで、より心が洗われるような体験ができるのです。
一方、夕方は午後5時以降が狙い目となります。仲見世通りのお店は午後6時30分から午後7時頃に閉まってしまいますが、その分人通りも少なくなり落ち着いて参拝できるでしょう。
このように時間帯を工夫することで、混雑を避けてゆっくりと感謝を伝えられます!
二天門から入るルートの利点
混雑を避けるもう一つの方法として、二天門から入るルートがあります。
雷門や仲見世通りは浅草寺の正面入口として常に多くの人で賑わっていますが、本堂の東側にある二天門は比較的人が少ないのです。二天門は慶安2年(1649年)創建の歴史ある門で、国の重要文化財にも指定されています。
馬道通りを通って二天門から入ると、仲見世通りの混雑を避けて直接本堂付近に到着できます。特にお礼参りが主な目的の場合、この裏ルートを利用することで時間を節約できるでしょう。
ただし、雷門や仲見世通りも浅草寺参拝の醍醐味の一つですので、時間に余裕がある場合は往路と復路で異なるルートを使い分けるのもおすすめです。
二天門ルートを活用して、スムーズなお礼参りを実現してみてください!
夜のライトアップ参拝の楽しみ方
浅草寺では、日没から午後11時頃まで毎日ライトアップが行われています。
このライトアップは2003年の江戸開府400年記念事業として始まったもので、「輝く21世紀の浅草」をスローガンに実施されているのです。本堂、五重塔、宝蔵門、雷門がライトアップされ、昼間とは全く異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。
夜のライトアップ時間帯は、昼間に比べて参拝者が格段に少なくなります。静かで落ち着いた空間の中、ゆっくりとお礼参りができるでしょう。
また仲見世通りのシャッターには「浅草絵巻」が描かれており、ライトアップされた絵巻を鑑賞するのも夜ならではの楽しみです。朱塗りの建物が光に照らされて浮かび上がる様子は、まさに荘厳そのもの。
夜のライトアップ時間を選べば、混雑回避と美しい景観の両方を楽しめます!
お礼参りで唱えたい感謝の言葉例(シーン別)

お礼参りの際、どのような言葉で感謝を伝えればよいか迷う方も多いでしょう。
心の中で唱える感謝の言葉に正式な決まりはありませんが、シーンに応じた例をご紹介します。
以下の例文を参考にしながら、自分の言葉でアレンジして伝えてみてください。
合格祈願が叶った場合の感謝の言葉
合格祈願が叶った際のお礼参りでは、以下のような言葉を唱えるとよいでしょう。
「観音様、〇〇県〇〇市在住の〇〇と申します。昨年こちらで合格祈願のお守りを授かり、無事に第一志望の大学に合格することができました」
「毎日お守りを身につけて努力を重ねてまいりましたが、観音様のご加護があったからこそ、良い結果を得られたと感じています」
「この合格を無駄にせず、これからも精進してまいります。本当にありがとうございました」
このように、具体的な結果と今後の抱負を含めることで、より誠意が伝わる感謝の言葉となります。
自分の努力だけでなく、観音様のご加護があってこその結果であることを伝えていきましょう!
良縁や結婚が実現した場合の感謝の言葉
良縁成就や結婚が実現した際は、以下のような言葉がおすすめです。
「観音様、〇〇県〇〇市在住の〇〇と申します。以前こちらで良縁のお守りを授かり、この度、素晴らしいご縁に恵まれ結婚することができました」
「お互いを思いやり支え合える伴侶と出会えたのも、観音様のお導きのおかげです」
「これからは二人で力を合わせ、幸せな家庭を築いてまいります。心より感謝申し上げます」
結婚の場合は、パートナーと一緒にお礼参りに訪れるのもおすすめです。
二人で並んで感謝を伝えることで、より一層観音様のご加護を感じられるでしょう!
病気平癒・健康祈願のお礼の言葉
病気平癒や健康祈願が叶った場合、以下のように感謝を伝えてください。
「観音様、〇〇県〇〇市在住の〇〇と申します。病気平癒のお守りを授かり、無事に回復することができました」
「闘病中は何度も心が折れそうになりましたが、お守りを見るたびに勇気をいただきました」
「観音様のご加護により健康を取り戻すことができ、心より感謝しております。これからは健康に気をつけ、日々感謝の気持ちを忘れずに過ごしてまいります」
病気からの回復は、本人だけでなく家族にとっても大きな喜びです。
可能であれば家族と一緒に参拝し、みんなで感謝の気持ちを伝えることをおすすめします!
安産祈願・子育てに関する感謝の言葉
安産祈願が叶い、無事に出産できた際は、以下のような言葉を唱えましょう。
「観音様、〇〇県〇〇市在住の〇〇と申します。安産祈願のお守りを授かり、この度、母子ともに健康で無事に出産することができました」
「妊娠中はさまざまな不安がありましたが、お守りに支えられて乗り越えることができました」
「授かった命を大切に育て、立派な子に成長させていきます。観音様、本当にありがとうございました」
赤ちゃんを連れてのお礼参りは、お宮参りと兼ねることもできます。
新しい命の誕生を観音様に報告し、これからの健やかな成長を願っていきましょう!
商売繁盛・仕事成就のお礼の言葉
商売繁盛や仕事成就のお礼参りでは、以下のように感謝を述べてください。
「観音様、〇〇県〇〇市で〇〇業を営んでおります〇〇と申します。商売繁盛のお守りを授かり、この一年、おかげさまで順調に事業を進めることができました」
「困難な時期もございましたが、観音様のご加護により乗り越えることができ、目標を達成することができました」
「これからも誠実に商いを続け、お客様に喜んでいただけるよう精進してまいります。今後ともお見守りくださいますよう、お願い申し上げます」
商売繁盛の場合は、年に一度お礼参りに訪れることを習慣にするのもおすすめです。
継続的に感謝を伝えることで、観音様とのご縁も深まっていくでしょう!
まとめ

浅草寺でのお礼参りは、願いが叶った感謝を観音様に伝える大切な機会です。
この記事でお伝えした正しい作法を守ることで、心を込めた参拝ができるでしょう。手水で身を清め、常香炉の煙を浴びてから本堂で合掌一礼する流れは、寺院ならではの作法となります。
古いお守りやお札は、本堂手前の古札お納め所で返納できますので、お礼参りと一緒に済ませてください。受付時間は午前9時から午後5時までです。
より丁寧に感謝を伝えたい場合は、ご祈祷を申し込む方法もあります。志納金は5,000円以上で、遠方の方は郵送での申込も可能です。
混雑を避けるなら、早朝(午前6時から9時頃)または夕方以降、あるいは夜のライトアップ時間帯がおすすめ。二天門から入るルートを使えば、雷門や仲見世通りの混雑を回避できます。
感謝の言葉は自分の言葉で構いませんが、名前と住所、叶った願いの内容、具体的な感謝の気持ちを伝えることが大切です。
願いを叶えてくださった観音様への感謝を、ぜひ浅草寺でしっかりと伝えてみてください!



