縁結びのお守りは付き合った後どうする?返す・持ち続ける・お礼参りまで徹底解説

「縁結びのお守りで願いが叶った!でも、このお守りってどうすればいいの?」

そんな嬉しい悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。念願叶って恋人ができたものの、お守りの扱いに迷ってしまうのは自然なことです。

この記事では、付き合った後のお守りを返納すべきか持ち続けるべきかの判断基準から、お礼参りの具体的なマナー、さらには壊れてしまった時の対処法まで、詳しくお伝えしていきます。

大切なお守りを最後まで丁寧に扱い、これからの二人の関係をより良いものにしていきましょう!

付き合った後のお守りは返すべき?持ち続けてもいい?


恋人ができた後、縁結びのお守りをどうするか迷いますよね。

実は、返納するのも持ち続けるのも、どちらも正解なんです。大切なのは、あなたの気持ちとお守りへの感謝の心。ここでは、それぞれの選択肢について詳しく見ていきます。

縁結び守りは”出会い”だけでなく”縁を深める”意味もある

縁結びのお守りは、単なる恋愛成就のためだけのものではありません。

そもそも「縁結び」という言葉には、人と人との良い縁を結びつけるという広い意味があります。したがって、恋人ができた後も、その関係を深めて絆を強くする役割を果たしてくれるとされているんです。

付き合い始めはまだ関係が浅く、これから二人の絆を育てていく大切な時期。この段階でお守りを手放すのは早すぎると感じる方もいるでしょう。

お守りには、既に恋人がいる場合でも二人の絆を強く結んでくれるご利益があるとされています。

返す場合と持ち続ける場合の考え方の違い

では、返納と継続、それぞれどんな時に選ぶべきなのでしょうか。

返納を選ぶ場合は「願いが成就した」と感じた時が適しています。つまり、理想の相手と出会えた、付き合うことができたという段階で役目を終えたと考える方法です。感謝の気持ちを込めて神社にお返しすることで、一つの区切りをつけられます。

一方、持ち続ける場合は「これからも二人の縁を守ってほしい」という気持ちを大切にする考え方になります。恋愛関係は付き合い始めがゴールではなく、むしろスタートライン。

そのため、結婚するまで、あるいは関係がしっかり安定するまでお守りの力を借りたいという方も少なくありません。

愛着のあるお守りや特別な思い出があるお守りは、無理に返納せず持ち続けても問題ないとされています。

パートナーと一緒に持つ「ペア守り」という選択肢

もう一つの選択肢として、パートナーと一緒にお守りを持つ方法もあります。

多くの神社では、ペアで持てるお守りや、二つで一つになるデザインのお守りが用意されているんです。例えば東京大神宮の「幸せ結び守」のように、二体合わせると「幸」の文字が完成するような縁起の良いデザインも。

二人で同じ神社を訪れ、一緒にお守りを授かることで、絆がより深まると感じる方も多いようです。その際は、今まで持っていた縁結びのお守りに感謝を伝えて返納し、新たにペアのお守りを授かるという流れがおすすめ。

ペアで持つことで、お互いを思い合う気持ちも強くなりますし、離れていても繋がっているという安心感を得られるでしょう。

返納する場合のタイミングと正しい方法


お守りを返納すると決めたら、正しい方法で丁寧にお返ししたいものですよね。

ここでは返納のベストなタイミングから具体的な手順まで、詳しく解説していきます。神社によって受付方法が異なる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

返納の目安は「願いが成就した時」と「授与から1年」

お守りを返納するタイミングには、主に二つの目安があります。

一つ目は「願いが叶った時」です。縁結びのお守りなら、恋人ができた時や結婚が決まった時がこれにあたります。願いが成就した段階でお守りは役目を果たしたと考え、感謝とともに返納するのが一般的なタイミングなんです。

二つ目は「授かってから1年が経過した時」になります。お守りの効力は一般的に1年程度とされており、初詣などで新しいお守りを授かる際に、前年のものを返納するという習慣があるためです。

ただし、1年未満でも願いが叶ったなら返納して構いません。また、特別な思い入れがあるお守りは、1年を超えて持ち続けても問題ないとされています。

大切なのは、お守りへの感謝の気持ちを忘れないことです。

神社での返納手順(納札所・お焚き上げ・初穂料)

神社でお守りを返納する際の基本的な流れをご説明します。

まず、神社の境内にある「古札納所」や「納札所」と呼ばれる場所を探しましょう。多くの神社では、古いお守りやお札を返納するための専用スペースが設けられています。見つからない場合は、社務所や授与所の方に尋ねてみてください。

返納したお守りは、後日神職の方によって丁寧に供養され、境内でお焚き上げされる流れになります。お焚き上げとは、神様の力が宿ったものを火で清めて天にお返しする大切な儀式なんです。

返納自体は基本的に無料ですが、感謝の気持ちとしてお賽銭を納めることをおすすめします。金額に決まりはありませんが、お守りを授かった時と同程度か、100円程度が一般的です。

複数のお守りを一度に返納する場合は、数百円から数千円の費用がかかることもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

直接行けない場合の郵送返納について

遠方の神社で授かったお守りは、なかなか直接返しに行けないこともありますよね。

そんな時は、郵送での返納を受け付けている神社もあります。ただし、いきなり送るのは失礼にあたるため、必ず事前に神社へ連絡して郵送可能か確認することが大切です。神社によっては郵送を受け付けていない場合もあるためです。

郵送する際は、お守りを白い紙や半紙で丁寧に包み、封筒に入れて送ります。添え状には、返納する旨と感謝の気持ちを記し、お焚き上げ料も同封しましょう。現金を送る場合は必ず現金書留を使用してください。

例えば日本三大稲荷の一つである祐徳稲荷神社では、公式サイトから「お焚き上げキット」を購入できるサービスもあります。レタータイプなら1,980円から利用可能で、送料も神社が負担してくれるため便利です。

お守りを授かった神社以外でも、近くの同じ宗教の神社やお寺で返納を受け付けてくれる場合があります。ただし、神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へというのがマナーですので注意しましょう。

年末年始や特定の時期だけ返納を受け付ける神社もある

すべての神社が年間を通じて返納を受け付けているわけではありません。

一部の神社では、お正月期間や年末年始などの特定の時期のみ、古札納所を設置しているところもあるんです。また、1月15日頃に行われる「どんど焼き」や「左義長」といった行事の際に、まとめて返納とお焚き上げを行う地域もあります。

そのため、お守りを返納したい場合は、事前に神社の公式サイトで確認するか、直接電話で問い合わせることをおすすめします。

もし古札納所が設置されていない時期でも、社務所に直接持参すれば預かってもらえる場合が多いようです。丁寧にお願いすれば、神職の方が対応してくださるでしょう。

お礼参りの基本作法と感謝の伝え方


願いが叶ったら、神様に感謝を伝えに行くのが「お礼参り」です。

せっかくご縁をいただいたのですから、きちんとお礼の気持ちを伝えたいですよね。ここでは、お礼参りに行く時期や具体的な作法について詳しく見ていきます。

お礼参りに行く時期は「すぐ」または「その年のうち」が理想

お礼参りはいつ行けばいいのでしょうか。

基本的には、願いが叶ったらできるだけ早く、遅くともその年のうちに行くのが望ましいとされています。「今年のお礼は今年のうちに」という考え方があり、年末詣とも呼ばれているんです。つまり、12月31日までにお礼参りを済ませるのが理想的ということになります。

もちろん、願いが叶ってすぐに行けるのであれば、それがベストなタイミングです。新鮮な喜びと感謝の気持ちを神様に伝えることができますから。

ただし、絶対にいつまでに行かなければならないという厳格なルールはありません。大切なのは、感謝の気持ちを持って参拝することです。

遠方で頻繁に行けない場合でも、機会を見つけて参拝すれば問題ありません。

参拝の流れ(手水→拝礼→感謝を伝える)

お礼参りも基本的な参拝作法に従って行います。

まず鳥居をくぐる前に軽く一礼しましょう。境内に入ったら手水舎で身を清めます。右手で柄杓を持って左手を清め、左手に持ち替えて右手を清めてください。そして左手に水を受けて口をすすぎ、最後にもう一度左手を清めます。使った柄杓は立てて柄の部分に水を流し、元の位置に戻しましょう。

拝殿では、まず軽くお辞儀をしてからお賽銭を静かに入れます。鈴がある場合は鳴らして、二回深くお辞儀をしてください。次に二回拍手を打ち、神様に願いが叶ったことへの感謝を伝えます。

最後にもう一度深くお辞儀をして、参拝は完了です。

お礼参りの際は、お守りを授かった時と同程度のお賽銭を納めるのが一般的とされています。特別な感謝を伝えたい場合は、初穂料や絵馬、お神酒などを奉納する方法もありますよ。

拝礼時の言葉の例(感謝をどう表現すればいい?)

参拝する時、どんな風に感謝を伝えればいいか迷いますよね。

拝礼の際は、まず自分の名前と住所を心の中で伝えましょう。神様にあなたが誰かを知っていただくためです。そして「〇〇の願いを叶えていただき、ありがとうございました」と具体的に感謝の言葉を述べます。

例えば縁結びなら「良いご縁をいただき、素敵な方とお付き合いできることになりました。本当にありがとうございます」といった形です。声に出さなくても、心の中で丁寧に伝えれば大丈夫。

さらに「これからも二人の関係を見守っていただけますよう、お願いいたします」と今後の願いを添えることもできます。

願い事だけでなく感謝を伝えることで、神様との良いご縁が続いていくとされているんです。

服装や持ち物のマナー(清潔感・カジュアルすぎない格好)

お礼参りの際の服装にも気を配りたいものです。

神社は神聖な場所ですから、清潔感のある服装を心がけましょう。フォーマルである必要はありませんが、あまりにもカジュアルすぎる格好は避けた方が無難です。男性なら襟付きのシャツやジャケット、女性なら控えめで上品な服装が好ましいでしょう。

露出の多い服装や派手な装飾、ダメージジーンズなどは避けてください。サンダルよりも、きちんとした靴で参拝する方が望ましいとされています。

髪型や化粧も清潔感を意識して、ナチュラルで控えめにするのがベストです。

持ち物については、大きなバッグは持ち込まず、必要最低限のものを小さなバッグにまとめて持参するとよいでしょう。携帯電話はマナーモードに設定し、境内での使用は控えめにすることも大切なマナーの一つです。

交際を深めるために持ち続ける場合のポイント


お守りを持ち続けると決めた場合、どのように扱えばいいのでしょうか。

ここでは、付き合った後もお守りの力を活かして、二人の関係をより深めていく方法をお伝えしていきます。お守りは持っているだけでなく、大切に扱うことでその効果を発揮するんです。

良縁維持の意味で持ち続ける場合の心構え

縁結びのお守りを持ち続ける時は、その意味を理解しておくことが大切です。

付き合った後も持ち続けるということは、「良縁を維持する」「二人の絆を深める」という新たな目的でお守りの力を借りるということになります。つまり、願いが叶ったから終わりではなく、これからも関係を大切に育てていくためのお守りへと役割が変わるわけです。

お守りは常に持ち歩き、日々感謝の気持ちを持って生活することが重要とされています。できれば心臓に近い位置、胸ポケットやバッグの内ポケットなどに入れて携帯するのがおすすめです。

また、年に一度は授かった神社を参拝して、神様に感謝を伝えるとよいでしょう。

お守りを粗末に扱ったり、引き出しの奥にしまい込んで忘れてしまったりすると、せっかくのご利益も薄れてしまいます。大切にしてこそ、お守りの力が最大限に発揮されるのです。

ペアでのお守り・絵馬・月参りの活用方法

二人でお守りを活用する方法はいろいろあります。

ペアのお守りを一緒に授かるのは、とてもおすすめの方法です。多くの神社では、カップル向けのペアお守りが用意されています。デザインが対になっているものや、二つ合わせると一つの文字や形になるものなど、種類も豊富なんです。

絵馬に二人の名前を書いて奉納するのも素敵な方法でしょう。「◯◯と◯◯が末永く幸せでありますように」といった願いを込めて絵馬を掛ければ、二人の絆がより強くなると感じられるはずです。

さらに、毎月一緒に神社を参拝する「月参り」を習慣にするカップルもいます。月に一度、二人で神社を訪れて感謝を伝えることで、お互いの絆を確認し合う機会にもなるんです。

例えば東京大神宮では毎月「縁結び参り」という神事が行われており、事前予約すれば参加できます。こうした特別な神事に参加するのも、二人の思い出作りになりますよね。

結婚が決まったら「縁結び」から「夫婦円満」守りへ切り替える流れ

二人の関係が進んで結婚が決まったら、お守りも切り替えるタイミングです。

縁結びのお守りは、良いご縁を結ぶことや恋愛成就を目的としています。しかし結婚となると、今度は「夫婦円満」「家庭円満」といった新しい願いが生まれますよね。そのため、結婚が決まった段階で縁結びのお守りに感謝を込めて返納し、夫婦円満のお守りを新たに授かるのが自然な流れとなります。

返納する際は、お礼参りも兼ねて二人で神社を訪れるのがおすすめです。「良いご縁をいただき、結婚することになりました」と報告し、感謝を伝えましょう。

そして新たに夫婦円満のお守りを授かることで、これからの結婚生活を神様に見守っていただけるという安心感も得られます。

このように、人生の節目節目でお守りを切り替えていくことで、常に神様とのご縁を大切にすることができるんです。

お守りが壊れた・落とした時の対処法


大切にしていたお守りが壊れてしまったら、とても不安になりますよね。

でも実は、お守りが壊れることは必ずしも悪いことではありません。ここでは、お守りが壊れたり落としたりした時の正しい考え方と対処法についてお伝えしていきます。

壊れた場合は「役目を果たした」と考えて返納する

お守りが壊れた時、まず知っておいてほしいのは「不吉な兆しではない」ということです。

むしろ、お守りが壊れるのは「あなたの身代わりになってくれた」「役目を果たした」という意味があるとされています。例えば、何か悪いことが起こりそうだった時、お守りがその厄を引き受けてくれたからこそ壊れたのだと考えられているんです。

特に健康祈願や厄除けのお守りが壊れた場合は、あなたを守るために力を使い果たしたという証拠だといわれています。縁結びのお守りが壊れた場合も、良くない縁を遠ざけたり、願いが叶う兆しだったりする可能性があるんです。

壊れたお守りは感謝の気持ちを込めて、神社に返納しましょう。そのまま持ち続けるのではなく、きちんと供養してもらうことが大切です。

返納までの間は、白い紙や半紙に包んで丁寧に保管してください。

落としてしまった時の考え方と心の整え方

お守りを落としてなくしてしまうことも、実は意味があるとされています。

「なくした」「落とした」というのは、お守りが役目を終えたというサインなんです。持ち主に降りかかる厄災を代わりに受けてくれた結果、お守りが去っていったと考えられています。つまり、お守りがなければ何かしらの災いがあなたに降りかかっていたのかもしれません。

ですから、落としたことに対して罰が当たるのではないかと心配する必要は全くありません。むしろ「守ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを持つことが大切です。

心の中で感謝を伝えるだけでも十分ですが、可能であればお守りを授かった神社に参拝して、落とした報告と感謝の気持ちを直接伝えるとよいでしょう。

そうすることで、あなたの気持ちもスッキリと整理できるはずです。

新しいお守りをいただくタイミング

お守りが壊れたり落としたりした後、新しいお守りを授かりたくなりますよね。

これはまったく問題ありません。今まで持っていたお守りは役目を終えたのですから、新たにお守りを持つことで再び神様の力を借りることができます。むしろ、また守っていただきたいという気持ちがあるなら、すぐに新しいお守りを授かることをおすすめします。

新しいお守りを授かる際は、できれば以前と同じ神社を訪れるのが理想的です。しかし遠方で難しい場合は、別の神社でも構いません。

ただし、お守りを複数持つ際には注意が必要です。特に縁結びのお守りを複数持つと、何人もの人との出会いを求めていることになってしまい、逆効果になる可能性があります。真剣に良いご縁を求めている方は、縁結びのお守りは一つに絞ることをおすすめします。

また、壊れたお守りを修理して使い続けることも可能です。紐が切れた程度であれば、新しい紐に付け替えて持ち続けても大丈夫とされています。ただし、お守り袋の中身は決して開けないようにしてください。

神社ごとの違いと知っておきたいQ&A


神社によって参拝の作法や返納のルールが異なることがあります。

ここでは、特に知っておきたい神社ごとの違いや、よくある疑問についてお答えしていきます。事前に知っておくことで、安心して参拝できるでしょう。

出雲大社は「二拝四拍手一拝」など作法の違い

一般的な神社の参拝作法は「二礼二拍手一礼」ですが、神社によって異なる作法があることをご存知ですか。

出雲大社では「二礼四拍手一礼」が正式な参拝作法となっています。二回深くお辞儀をした後、拍手を四回打ち、最後にもう一度深くお辞儀をするという流れです。この作法は出雲大社の境内すべての社殿で同様に行います。

なぜ四拍手なのかというと、出雲大社では毎年5月14日の例祭で「八拍手」を行うためです。八という数字は古くから無限を意味する数字とされ、神様に対して限りない拍手をもってお讃えする最高の作法なんです。

そして日常的には、その半分の四拍手で神様をお讃えする作法としているというわけなんですね。

出雲大社以外にも、宇佐神宮や弥彦神社、祐徳稲荷神社なども四拍手の作法を用いています。もし拍手の回数を間違えてしまっても、神様への感謝の気持ちや真心があれば問題ないとされていますので、過度に心配する必要はありません。

別の神社に返納しても良いのか問題

遠方の神社で授かったお守りは、どこに返納すればいいのでしょうか。

基本的には、お守りを授かった神社に返納するのが理想です。なぜなら、そのお守りにはその神社の神様の力が宿っているとされているからです。しかし、旅行先や出張先で授かったお守りなど、遠方で直接返しに行けない場合もありますよね。

そんな時は、近くの神社でも返納を受け付けてくれることがあります。ただし大切なルールとして、神社で授かったお守りは神社へ、お寺で授かったお守りはお寺へ返納するのがマナーです。神様と仏様は異なる存在ですから、間違えないように注意しましょう。

お寺の場合は、さらに宗派も確認する必要があります。

また、他の神社のお守りを受け入れてくれるかどうかは、神社によって対応が異なります。近年は家庭ゴミとして持ち込まれる迷惑行為もあるため、他の神社のお守りは受け付けないところもあるんです。必ず事前に電話やホームページで確認してから持ち込むようにしてください。

婚約・結婚が決まった時にするべきこと

婚約や結婚が決まったら、ぜひしておきたいことがあります。

まずは、縁結びのお守りを授かった神社にお礼参りに行きましょう。「良いご縁をいただき、結婚することになりました」と報告し、感謝の気持ちを伝えることが大切です。できれば二人一緒に参拝すると、より気持ちが伝わるでしょう。

その際、縁結びのお守りを返納して、新たに「夫婦円満」や「家庭円満」のお守りを授かることをおすすめします。これからは夫婦として歩んでいくわけですから、お守りもそれに合わせて切り替えるのが自然な流れなんです。

特別な感謝を伝えたい場合は、初穂料を納めたり、絵馬を奉納したりする方法もあります。初穂料の金額に決まりはありませんが、お守りを授かった時の金額を参考にするとよいでしょう。

こうした一連の行動を通じて、神様との良いご縁を大切にしながら新しい人生のステージに進んでいけます。

よくある質問(郵送返納・御朱印と同時に参拝して良い?など)

最後に、よくある質問にお答えしていきます。

「お守りの返納と御朱印は同時にもらっても大丈夫?」という質問をよく聞きます。これはまったく問題ありません。むしろ、お礼参りと御朱印をいただくことを同時に行うことで、参拝の記念として残すことができますよね。

「郵送で返納する時の送料は?」という疑問については、普通郵便で送れる重さであれば数百円程度です。ただし現金を同封する場合は必ず現金書留を使用する必要があるため、手数料が追加でかかります。

「お守りは何個まで持っていい?」という質問もよくあります。基本的に制限はありませんが、縁結びのお守りだけは複数持つと効果が分散すると考えられています。それ以外のお守りであれば、複数持っていても神様同士が喧嘩することはないとされているんです。

「お守りの中身を見てしまったらどうなる?」については、できれば避けた方がよいでしょう。お守りの中には神様の魂が宿っているとされる内符が入っており、これを見ることは失礼にあたると考えられています。もし見てしまった場合でも、罰が当たるわけではありませんが、効果が薄れる可能性があるため注意してください。

まとめ


縁結びのお守りは、付き合った後も返納するか持ち続けるか、どちらを選んでも大丈夫です。

大切なのは、お守りへの感謝の気持ちを忘れずに、丁寧に扱うこと。願いが叶ったらお礼参りに行き、神様に感謝を伝えることで、さらに良いご縁が続いていくとされています。

返納する場合は、授かった神社の古札納所に持参するか、郵送での返納も可能です。持ち続ける場合は、二人の絆を深める意味で大切に扱い、年に一度は神社を参拝するとよいでしょう。

そして結婚が決まったタイミングで、縁結びのお守りから夫婦円満のお守りへと切り替えることをおすすめします。

お守りが壊れたり落としたりしても、それは役目を果たした証拠ですから心配いりません。感謝の気持ちを持って新しいお守りを授かり、これからも神様とのご縁を大切にしていってください。

二人の関係が末永く幸せなものになりますように!