「2026年の月徳日っていつなんだろう?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
月徳日は、引っ越しや契約、家の建築など、人生の大きな決断をする際に選びたい吉日の一つ。特に「土」や「不動産」に関わることに良い日とされており、新しいスタートを切るタイミングとして古くから重宝されてきました。
この記事では、2026年の月徳日を月ごとにまとめたカレンダーや、他の吉日と重なる「最強日」の見つけ方、さらには月徳日を日常に活かす具体的な活用法まで詳しくお伝えしていきます!
2026年の月徳日はいつ?カレンダー早見表で一目チェック

2026年の月徳日を一覧で確認できるよう、月ごとに整理してご紹介していきます。
月徳日は月に2〜4日ほど訪れる吉日なので、予定を合わせやすいのが魅力です。
2026年の月徳日一覧(月ごとに確認)
2026年の月徳日を、カレンダー形式で一覧にまとめました。
各月の月徳日は以下の通りとなっています。
【1月の月徳日】
・1月6日(火)
・1月16日(金)
・1月26日(月)
【2月の月徳日】
・2月11日(水)
・2月21日(土)
・3月3日(火)※節切りでは2月扱い
【3月の月徳日】
・3月11日(水)
・3月21日(土)
・3月31日(火)
【4月の月徳日】
・4月8日(水)
・4月18日(土)
・4月28日(火)
【5月の月徳日】
・5月6日(水)
・5月16日(土)
・5月26日(火)
・6月5日(金)※節切りでは5月扱い
【6月の月徳日】
・6月11日(木)
・6月21日(日)
・7月1日(水)※節切りでは6月扱い
【7月の月徳日】
・7月9日(木)
・7月19日(日)
・7月29日(水)
【8月の月徳日】
・8月16日(日)
・8月26日(水)
・9月5日(土)※節切りでは8月扱い
【9月の月徳日】
・9月13日(日)
・9月23日(水)
・10月3日(土)※節切りでは9月扱い
【10月の月徳日】
・10月9日(金)
・10月19日(月)
・10月29日(木)
【11月の月徳日】
・11月16日(月)
・11月26日(木)
・12月6日(日)※節切りでは11月扱い
【12月の月徳日】
・12月14日(月)
・12月24日(木)
月徳日は、二十四節気に基づく「節切り」で決まるため、月の境目では暦上の月とズレが生じることがあります。上記の一覧では、実際のカレンダーに合わせて表記していますので、そのままご活用いただけます。
今月・来月の月徳日|最新の開運日を即チェック
今すぐ使える月徳日を知りたい方のために、直近の月徳日をピックアップしていきます。
2026年の前半は、特に春から初夏にかけて月徳日が多く訪れる傾向にあります。
たとえば5月は4日間も月徳日があり、6月の祝日や週末とも重なりやすいため、引っ越しや契約の計画を立てるには絶好のタイミングです。また、7月19日(日)は天赦日と一粒万倍日が重なる「最強開運日」でもあり、さらに月徳日も重なるトリプルラッキーデー。
ただし、この日は不成就日とも重なっているため、慎重に判断することが大切になってきます。
他の吉日と重なる「最強日」の見つけ方
月徳日単体でも十分に縁起が良い日ですが、他の吉日と重なることで、その効果がさらに増すとされています。
特に注目したいのは、以下のような組み合わせです。
【月徳日×天赦日】
年に数回しか訪れない最上の吉日と重なる日は、何を始めても成功しやすいとされる最強の開運日になります。
【月徳日×一粒万倍日】
わずかなものが何倍にも増えるとされる一粒万倍日と重なると、投資や事業開始に特に良い日に。
【月徳日×大安】
六曜で最も縁起が良いとされる大安と重なる日は、周囲の理解も得やすく、結婚式や契約に最適です。
2026年で特に注目すべき「最強日」は、3月5日(木)です。この日は天赦日、一粒万倍日、寅の日、そして大安が重なる年に一度の大吉日。
さらに暦を細かくチェックすると、月徳日ではありませんが、月徳合日と重なる日もあるため、重要な行事の日取りを決める際は、複数の吉日カレンダーを見比べてみることをおすすめします!
月徳日とは?読み方・由来・七箇の善日における意味

月徳日という言葉を初めて聞いた方のために、その基本的な意味や由来についてお伝えしていきます。
日本の暦には、さまざまな吉日・凶日が存在していますが、月徳日はその中でも「七箇の善日」という特別な吉日グループの一つです。
「月徳日(つきとくにち/がっとくにち)」の読み方
月徳日の読み方は、主に「つきとくにち」または「がっとくにち」の2通りがあります。
「げつとくにち」と読まれることも。
一般的には「つきとくにち」と読むことが多いのですが、どちらも間違いではありません。地域や流派によって読み方が異なることもあるため、どちらで呼んでも問題ないでしょう。
ちなみに、月徳日は漢字変換で一発で出てこないことも多く、これは六曜などのメジャーな暦注に比べて、やや知名度が低いことを示しています。
とはいえ、その効力は非常に強力で、特に不動産や建築関係の業界では今でも重視されている吉日なのです。
月徳日の由来と”徳神”が司る意味
月徳日の「徳」という文字には、「得」に通じる縁起の良さが込められています。
この日の由来は、かつて日本で使われていた「宝暦暦」にまで遡ります。
宝暦暦は1755年から1798年まで使用されていた旧暦で、月徳日はこの暦で初めて登場しました。同時期に天恩日や母倉日といった他の吉日も生まれたため、これらは「宝暦暦生まれの吉日」として知られているのです。
月徳日の「月徳」とは、その月を司る徳神(善神)のこと。この神様がいる日が月徳日とされ、その月の福徳を得られる特別な日と考えられてきました。
徳神は、お正月にお祝いする歳神様(年徳神)と似た性質を持つとされ、民間信仰において大切にされてきた存在です。
七箇の善日(ななこのぜんにち)の中での位置づけ
月徳日は、「七箇の善日」と呼ばれる7つの吉日の一つに数えられています。
七箇の善日とは、以下の7つの縁起の良い日の総称です。
1. 天赦日(てんしゃにち):最上の大吉日
2. 神吉日(かみよしにち):神事に良い日
3. 大明日(だいみょうにち):太陽の恩恵を受ける日
4. 鬼宿日(きしゅくにち):鬼が宿にこもる吉日
5. 天恩日(てんおんにち):天の恩恵を受ける日
6. 母倉日(ぼそうにち):母が子を慈しむように天が人を慈しむ日
7. 月徳日(つきとくにち):月の徳神がいる日
これらは昔の暦の最下段に書かれていた「暦注下段」と呼ばれる吉凶判断の情報で、明治時代まで広く使われていました。
その後、政府による暦の簡素化により公式には使用されなくなりましたが、民間では今も根強く信じられているのです。七つの善日の中でも、月徳日は土地や建物に関することに特に強い吉作用を持つとされ、不動産関係者の間では重宝されてきました。
なぜ”土・家・契約”に関することが吉とされるのか
月徳日が土や建築に良いとされる理由は、実ははっきりとは分かっていません。
しかし、いくつかの説が伝えられています。
一つは、「徳神が地に宿る日」という考え方です。月の徳神が地上に降りてきて土地を祝福するため、この日に土を動かしたり建物を建てたりすることが良いとされているという説。
もう一つは、「安定と繁栄」の象徴としての解釈になります。
土は生命を育む大地であり、家は人生の基盤となる場所。月徳日にこれらに関することを行うことで、その月の福徳を得て、長く安定した繁栄を得られるという考え方です。
また、契約事が吉とされるのは、「その月の福徳を得る」という月徳日の基本的な意味から来ています。重要な契約は人生の転機となることが多いため、月の福徳を味方につけることで、良い結果を引き寄せられると信じられてきたのです。
現代では科学的根拠はありませんが、こうした伝統的な考え方を知っておくと、大切な決断をする際の心の支えになってくれるでしょう!
月徳日の活用法5選|契約・地鎮祭・引っ越し・納車・開店など

月徳日を実際の生活でどのように活用すればよいのか、具体的な方法をご紹介していきます。
基本的に月徳日は何をしても吉とされる日ですが、特に相性の良い行動があるのです。
1. 契約・手続き関係に最適(住宅・車・不動産など)
月徳日は、人生の大きな決断を伴う契約事に最も適した日の一つとされています。
特におすすめなのが以下のような契約です。
・住宅ローンの契約
・不動産売買契約
・賃貸物件の契約
・自動車の購入契約
・保険契約
これらの契約は金額が大きく、長期間にわたって影響を及ぼすものばかり。だからこそ、縁起の良い日を選ぶことで、心理的な安心感を得られますし、周囲の理解も得やすくなります。
特に住宅購入は人生最大の買い物と言われるため、月徳日を選んで契約するご家族も少なくありません。
また、ビジネス上の重要な契約や、パートナーシップの締結なども、月徳日に行うことで良好なスタートが切れるでしょう。
2. 引っ越し・地鎮祭・リフォームなど「土」に関わることに吉
月徳日の最大の特徴は、「土」に関連する行動に強い吉作用があるとされることです。
そのため、以下のような場面で活用することをおすすめします。
・引っ越し当日:新居への入居日として
・地鎮祭:土地を清め、工事の安全を祈る儀式
・上棟式:建物の骨組みが完成した際の祝い
・リフォーム開始日:家の増改築を始める日
・ガーデニング:庭づくりや畑仕事の開始
特に地鎮祭は、月徳日を選んで行われることが多い儀式の一つ。土地の神様に工事の許可を得て、無事故での完成を祈る大切な行事だからこそ、月の徳神がいる月徳日を選ぶことに意味があるのです。
引っ越しについては、荷物を運び入れる日を月徳日にするのが理想的ですが、難しい場合は初めて新居で寝る日を月徳日にする方法もあります!
3. 新店舗・開業・事業スタートにも追い風
新しいビジネスを始める際にも、月徳日は強い味方になってくれます。
何かを始めるのに良い日とされているため、以下のような場面で活用できるのです。
・新店舗のオープン日
・会社設立日
・新規事業の開始日
・フリーランスとしての独立日
・ウェブサイトの公開日
特に実店舗を持つビジネスの場合、建物や土地との関わりが深いため、月徳日を選ぶことの意味が大きくなります。飲食店やサロン、小売店などのオープン日を月徳日に設定することで、その月の福徳を得て、繁盛への道を開けるでしょう。
また、会社の設立登記を月徳日に行ったり、新規事業の第一歩を月徳日にスタートさせたりすることで、縁起を担ぐビジネスパーソンも多いのです。
もちろん科学的な根拠はありませんが、良いスタートを切ることで自信を持って事業に取り組めるという心理的効果は無視できません!
4. 納車・新居の入居・家電購入など”始まりの日”に
月徳日は、新しいものを使い始める「始まりの日」として活用するのもおすすめです。
日常的な場面でも、月徳日を意識することで、ちょっとした幸せを感じられるでしょう。
・新車の納車日
・新居への入居日
・家具・家電の購入日や使い始め
・財布の使い始め
・新しい習い事の開始日
特に車の納車は、月徳日を指定される方が多い人気の活用法です。車は現代の「動く資産」とも言える大きな買い物ですから、縁起の良い日に受け取りたいと考える方が多いのでしょう。
また、冷蔵庫や洗濯機といった生活に欠かせない家電を買い替える際も、月徳日を選んで配送してもらったり、使い始めたりすることができます。
財布の使い始めも、金運アップを願う方に人気の活用法。月徳日に新しい財布をおろすことで、その月の福徳が金運として巡ってくると信じられているのです!
5. 贈り物・挨拶・感謝を伝える行動にも◎
月徳日は、人間関係を良好に保つためのアクションにも向いています。
基本的に何をしても吉な日とされているため、以下のような行動も推奨されるのです。
・お世話になった方への贈り物
・引っ越しの挨拶回り
・感謝の手紙を送る
・神社への参拝
・お墓参り
特に引っ越し後の挨拶は、月徳日に行うことで、新しいご近所との関係を良好にスタートできるとされています。また、日頃の感謝を伝えるタイミングとして月徳日を選ぶことで、相手にも良い印象を与えられるでしょう。
神社への参拝も、月徳日に行くことで神様とのご縁が深まるとされています。
特別なお願い事がある場合は、月徳日を選んで参拝してみることをおすすめします!
実際の活用例|月徳日を上手に生活に取り入れるコツ
ここまで様々な活用法をご紹介してきましたが、実際にどう取り入れればよいのでしょうか。
いくつかの実践的なコツをお伝えしていきます。
まず大切なのは、「完璧を求めすぎない」こと。月徳日を意識しすぎて、他の重要な予定や都合を無視してしまっては本末転倒です。あくまでも「可能であれば」という程度の気持ちで、柔軟に活用することが大切になります。
次に、「複数の吉日を組み合わせる」という方法です。
どうしても日程が合わない場合は、月徳日にこだわらず、大安や一粒万倍日など他の吉日を選ぶのも一つの手でしょう。
また、「小さなことから始める」のもおすすめ。いきなり大きな決断を月徳日に合わせるのではなく、まずは財布の使い始めや新しい習慣のスタートなど、気軽にできることから月徳日を意識してみてください。
最後に、「カレンダーに印をつける」習慣をつけましょう。
スマートフォンのカレンダーアプリや手帳に、毎月の月徳日をマークしておくと、予定を立てる際の参考になります!
月徳日と他の吉日・凶日の重なり|不成就日・仏滅・天恩日との関係

月徳日を活用する上で知っておきたいのが、他の暦注との関係性です。
吉日同士が重なる場合と、凶日と重なる場合では、考え方が大きく異なってきます。
吉日が重なるとき(天恩日・大明日など)は”効果倍増”
月徳日と他の吉日が重なった場合、その縁起の良さはさらに強まるとされています。
特に注目したい組み合わせをいくつかご紹介していきます。
【月徳日×天赦日】
七箇の善日の中で最上の吉日である天赦日と重なる日は、年に数回しかない貴重な機会。この日は何を始めても天が許してくれるとされる最強の日なので、人生の大きな決断にぴったりです。
【月徳日×一粒万倍日】
わずかなものが何倍にも増えるとされる一粒万倍日と重なると、投資や事業開始に特に良い日に。
ただし、借金など「増えてほしくないもの」を始めるのは避けたほうがよいとされています。
【月徳日×天恩日】
天の恩恵を受ける日とされる天恩日と重なる日は、5日間連続で訪れることもあり、比較的スケジュールを合わせやすい吉日の組み合わせです。
【月徳日×大安】
一般的に最も知られている吉日である大安と重なる日は、周囲の理解も得やすく、冠婚葬祭などの行事に最適になります。
これらの吉日が重なる日は、カレンダーをチェックして積極的に活用していきましょう!
凶日が重なるとき(不成就日・受死日・仏滅)は”慎重に”
一方で、月徳日に凶日が重なってしまう場合もあります。
この場合の判断は、少し複雑になるのです。
暦注下段の考え方では、「凶日が優先される」というのが基本原則。つまり、月徳日であっても不成就日や受死日などの強力な凶日と重なった場合は、その凶の影響を受けてしまうとされています。
特に注意したい凶日は以下の通りです。
・不成就日:何事も成就しない日とされる
・受死日:最悪の大凶日
・仏滅:六曜の中の凶日(ただし暦注下段より影響は弱い)
たとえば、2026年7月19日は天赦日・一粒万倍日・大安という最強の吉日が揃う日ですが、同時に不成就日でもあります。このような日は、人によって判断が分かれるところでしょう。
気にしない方はそのまま活用してもよいですし、気になる方は別の日を選ぶという選択もあります。
ただし、六曜の仏滅については、暦注下段よりも影響が弱いとされているため、そこまで気にしなくてもよいという考え方も!
判断に迷うときの目安|「契約だけ」「手続きだけ」で区切る方法
吉日と凶日が重なって判断に迷う場合は、行動を分割する方法があります。
これは、一つの出来事を複数の段階に分けて、それぞれ異なる日に行うという考え方です。
たとえば住宅購入の場合、以下のように分けることができます。
・契約日:月徳日を選ぶ
・引き渡し日:別の吉日を選ぶ
・入居日:さらに別の吉日を選ぶ
このように分割することで、凶日を避けながら、できるだけ多くの吉日を取り入れることが可能になるのです。
また、結婚の場合も同様に考えられます。
・婚姻届の提出日:月徳日を選ぶ
・結婚式の日:大安など別の吉日を選ぶ
・新婚旅行の出発日:さらに別の吉日を選ぶ
このような工夫をすることで、暦を味方につけながら、現実的なスケジュール調整も可能になるでしょう!
月徳日を上手に選ぶ3つのコツ
最後に、月徳日を活用する際の実践的なコツを3つお伝えしていきます。
【コツ1:他の吉日も組み合わせてチェックする】
月徳日だけでなく、天赦日、一粒万倍日、大安など、複数の吉日カレンダーを見比べてみましょう。複数の吉日が重なる日を見つけることで、より強力な開運日を選べます。
【コツ2:凶日は最小限に気にする】
あまりに凶日を気にしすぎると、何も行動できなくなってしまいます。
不成就日や受死日など、特に強力な凶日だけを避けるようにして、仏滅程度は気にしないという割り切りも大切です。
【コツ3:自分の都合を最優先する】
どんなに良い吉日でも、自分や家族の都合が悪ければ意味がありません。暦はあくまでも参考程度に留め、現実的なスケジュールを最優先に考えましょう。
心に余裕を持って吉日を選ぶことが、本当の意味での開運につながるのです!
月徳合日とは?月徳日との違いと使い分け方

月徳日について調べていると、「月徳合日」という言葉を目にすることがあります。
この2つの日はどう違うのか、詳しく見ていきましょう。
「月徳合日(がっとくごうにち)」とは?意味と由来
月徳合日(がっとくごうにち)は、月徳日と同じく暦注の一つで、吉日とされています。
「合」という文字が付くことからも分かるように、月徳日と関連した吉日です。
月徳合日は、四柱推命などの占術でも用いられる概念で、「月徳貴人の合」を意味しているとされています。月徳貴人とは、その人を守護する吉神のことで、この神様と「合」する日が月徳合日なのです。
通常の月徳日と同様に、災難を避けたり、人からの助けを得られたりする吉作用があるとされています。
ただし、月徳日ほど強力ではないという解釈もあり、あくまでも補助的な吉日として捉えられることが多いでしょう。
暦によっては月徳合日の記載がないものもあるため、月徳日ほど一般的には知られていない吉日と言えます!
月徳日との違い|どちらを重視すべき?
月徳日と月徳合日の主な違いは、その「強さ」にあります。
一般的には、月徳日のほうが強力な吉日とされているのです。
【月徳日】
・その月の徳神がいる日
・土地や建築に特に強い吉作用
・月に2〜4日程度
・比較的広く知られている
【月徳合日】
・月徳貴人と合する日
・災難除けや人からの助けに吉
・月に数日程度
・月徳日より知名度は低い
どちらを重視すべきかという点については、目的によって使い分けるのがおすすめです。
不動産や建築、引っ越しなど「土」に関わることであれば、断然月徳日を優先したほうがよいでしょう。一方で、人間関係や交渉事、困難な状況からの脱却などを願う場合は、月徳合日も選択肢に入れてみてください!
おすすめの使い分け方|重要行事は”月徳合日”を意識
実際の使い分けについて、もう少し具体的にお伝えしていきます。
基本的には月徳日を優先し、月徳合日は補助的に活用するという考え方がおすすめです。
【月徳日を優先すべき場面】
・住宅の購入契約
・引っ越し
・地鎮祭や上棟式
・店舗のオープン
・大きな不動産取引
【月徳合日も活用できる場面】
・重要な商談や交渉
・人間関係の修復
・トラブルの解決
・助けを求める場面
・新しい人脈づくり
また、両方が重なる日があれば、それは非常に縁起の良い日と考えられます。
ただし、月徳合日は暦によって記載がないこともあるため、必ずしもすべてのカレンダーで確認できるわけではありません。もし月徳合日まで気にする余裕がない場合は、月徳日だけを意識すれば十分でしょう!
2026年の主な月徳合日一覧(参考)
2026年の月徳合日について、参考までにいくつかご紹介していきます。
月徳合日は、月徳日とは異なる日に配置されることが多いため、両方をチェックすることで、より多くの吉日を活用できるのです。
ただし、月徳合日の算出方法は複雑で、暦によって多少の違いが生じることもあります。そのため、ここでは一般的な暦に基づいた参考情報としてご覧ください。
たとえば、2025年の例では12月6日が一粒万倍日、大明日、天恩日、そして月徳合日が重なる吉日とされていました。
2026年についても、同様に複数の吉日が重なる月徳合日が存在すると考えられます。
詳細な日付を知りたい場合は、専門の暦注カレンダーや吉日カレンダーを参照することをおすすめします。インターネット上でも、月徳合日を含む詳細な暦注を確認できるサイトがいくつかありますので、活用してみてください!
月徳日に関するFAQ|読み方・男女差・宝くじ・代替日の考え方

月徳日について、よくある質問とその答えをまとめてご紹介していきます。
実際に活用する際の疑問を解消していきましょう。
Q1. 月徳日は女性に特に良い日?(→男女関係なく吉)
「月徳日は女性に特に良い日なのでしょうか?」という質問をよく見かけます。
結論から言うと、月徳日は男女関係なく吉日です。
この誤解は、おそらく「母倉日」という別の吉日と混同されているケースが多いでしょう。母倉日は「母が子を慈しむように天が人を慈しむ日」という意味があり、婚姻に特に良いとされているため、女性向けという印象を持たれることがあります。
しかし月徳日は、その月の徳神がいる日という意味であり、性別による区別はありません。
男性でも女性でも、等しく月の福徳を受けられる日とされています。引っ越しや契約、開業など、どなたでも自由に活用できる吉日なので、安心してご利用ください!
Q2. 宝くじを買うのにも向いている?
「月徳日に宝くじを買うと当たりやすいですか?」というのも、よくある質問の一つです。
月徳日は基本的に何をしても吉な日とされているため、宝くじの購入も問題ありません。
ただし、金運に特化した吉日としては、一粒万倍日や寅の日、巳の日などのほうがより適しているとされています。これらの日は、お金が増えることや金運アップに直接的な関係があるとされる吉日だからです。
もし可能であれば、月徳日と金運の吉日が重なる日を選ぶのが最も理想的でしょう。
たとえば「月徳日×一粒万倍日」の日に宝くじを購入すれば、月の福徳と金運の両方を味方につけることができます。2026年であれば、そのような重なりの日もいくつかありますので、カレンダーをチェックしてみることをおすすめします!
Q3. 予定が合わないときは前後何日までOK?
「どうしても月徳日に予定を合わせられない場合、前後の日でも効果がありますか?」という質問もあります。
残念ながら、月徳日の効果は基本的にその日限定とされています。
暦注の考え方では、その日の干支(十干)によって吉凶が決まるため、1日ずれるだけで全く別の日になってしまうのです。そのため、前後の日に月徳日の効果を期待することは難しいでしょう。
ただし、どうしても都合がつかない場合は、以下のような対応策があります。
・次の月徳日を待つ:月に2〜4日あるので、次の機会を狙う
・他の吉日を選ぶ:大安や一粒万倍日など別の吉日を活用する
・行動を分割する:契約と引き渡しを別の吉日にするなど
月徳日にこだわりすぎて、重要な予定を無理に変更する必要はありません。
自分の都合を優先しながら、可能な範囲で吉日を活用するというバランス感覚が大切です!
Q4. 不成就日と重なった場合の過ごし方は?
「月徳日と不成就日が重なった場合、どう過ごせばよいですか?」という質問も多く寄せられます。
この場合の考え方は、個人の価値観によって異なるというのが正直なところです。
暦注下段の原則では、凶日が優先されると言われています。つまり、月徳日であっても不成就日の凶作用のほうが強く働くという考え方です。
一方で、「吉日と凶日が重なった場合は相殺される」という解釈もあります。
現実的な対応としては、以下のような選択肢が考えられるでしょう。
・重要な行事は避ける:結婚や契約など人生の大きな決断は別の日に
・日常的なことは気にせず過ごす:買い物や小さな手続きは問題なし
・完全に気にしない:暦はあくまで参考程度と割り切る
大切なのは、自分が納得できる選択をすることです。
気になる方は避ければよいですし、気にならない方は気にせず行動すればよいでしょう。周囲の意見も参考にしながら、自分にとって最適な判断をしてください!
Q5. 他の吉日(天赦日・一粒万倍日など)との併用は?
「月徳日と他の吉日を併用してもよいですか?」という質問には、大いにおすすめですと答えられます。
むしろ、複数の吉日が重なる日を選ぶことで、より強力な開運効果が期待できるとされているのです。
特に以下のような組み合わせは、最強の開運日として知られています。
・天赦日×一粒万倍日×月徳日
・月徳日×大安×天恩日
・月徳日×一粒万倍日×寅の日
2026年で言えば、3月5日(木)の天赦日×一粒万倍日×寅の日×大安という組み合わせは、年に一度の大吉日です。このような日を見つけて活用することで、人生の大きな節目を最高の形でスタートできるでしょう。
ただし、あまりに完璧を求めすぎると、かえってストレスになってしまうこともあります。
「できれば複数の吉日が重なる日を選びたいけど、無理なら一つでも十分」という柔軟な姿勢で臨むことをおすすめします!
まとめ

2026年の月徳日について、カレンダーから活用法、他の吉日との関係まで詳しくお伝えしてきました。
月徳日は「その月の福徳を得られる日」として、特に引っ越しや契約、建築など土地や不動産に関わることに強い吉作用があるとされています。月に2〜4日程度訪れるため、比較的予定を合わせやすいのも魅力の一つです。
大切なのは、暦を気にしすぎて本来の目的を見失わないこと。
月徳日はあくまでも人生を豊かにするための「ひとつの指標」であって、絶対的なルールではありません。自分や家族の都合を最優先にしながら、可能な範囲で吉日を活用していくという柔軟な姿勢が、本当の意味での開運につながるのです。
2026年は60年に一度の「丙午(ひのえうま)」の年で、財運や成功運が高まるとされています。
この特別な年の月徳日を上手に活用して、新しいスタートを切ったり、大切な決断をしたりする際の心の支えにしてみてください!





