赤口で避けるべき時間帯は？11〜13時だけ吉になる理由と、やってはいけない行動を完全ガイド

赤口とは?基本の意味と「時間帯の吉凶ルール」を最短で理解する

赤口について正しく理解するために、まずは基本的な知識からお話ししていきます。

六曜の仕組みや赤口特有のルールを押さえておけば、過度に心配する必要がなくなるはずです。

赤口は六曜のひとつ|”大安と真逆”の性質を持つ日

赤口とは、六曜のひとつで仏滅に次ぐ凶日とされている日のこと。

六曜は「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の6種類があり、暦の上で吉凶を示す指標として使われています。

これらは中国で生まれた占いがもとになっており、日本には鎌倉時代後期から室町時代に伝わってきたとされているものです。

江戸時代に入ると庶民の間でも広く使われるようになり、現代でも結婚式や入籍などの大切な日取りを決める際に参考にされています。

縁起の良い順番で並べると「大安→友引→先勝→先負→赤口→仏滅」となり、赤口は下から2番目。

つまり、大安が最も縁起が良いのに対し、赤口はその真逆の性質を持つ日と言えるでしょう。

読み方は「しゃっこう/しゃっく」|赤が”火・血・争い”を象徴する理由

赤口の読み方は「しゃっこう」または「しゃっく」が一般的です。

地域によっては「じゃっこう」「じゃっく」「せきぐち」「あかぐち」と読むこともあります。

赤口は陰陽道において「赤舌神(しゃくぜつしん)」という鬼神が支配する日とされているのが特徴です。

この赤舌神は人々を惑わし悩ませる力のある羅刹天といわれており、凶日の由来となっています。

また「赤」という文字が火や血を連想させることから、火事や刃物による事故に注意すべき日ともされてきました。

「口」は争いを意味すると考えられてきたため、対人関係のトラブルにも気をつけるべきだとされています。

このように、赤口という名前そのものが不吉な意味を持っているため、慶事には不向きとされているのです。

赤口は一日の多くが凶、ただし午の刻(11〜13時)だけ吉になる仕組み

赤口の最大の特徴は、時間帯によって吉凶が変わるという点にあります。

具体的には、午の刻(11時〜13時)のみが吉で、それ以外の時間帯はすべて凶とされているのです。

午の刻とは、昔の時刻の数え方で正午を中心とした2時間のこと。

この時間帯だけは赤舌神が休むとされており、かろうじて吉とされています。

そのため、どうしても赤口の日に重要な予定を入れなければならない場合は、この2時間を狙うのが無難だとされてきました。

ただし、11時〜13時の2時間だけが吉というのは、一日24時間のうちわずか8%程度。

つまり、赤口は一日のほとんどが凶に支配されている日だと言えるでしょう。

赤口で避けるべき時間帯は?朝・午(11〜13時)・午後〜夜の注意点を徹底解説

ここからは、赤口の時間帯ごとの吉凶について、より詳しくお伝えしていきます。

それぞれの時間帯で何に注意すべきか、どのように過ごせばよいかを理解しておきましょう。

朝(0〜11時)|最も避けるべき時間帯。祝い事・契約事はNG

赤口の朝から午前中にかけての時間帯は、特に凶が強いとされています。

この時間帯に結婚式や入籍、契約事などを行うのは避けるべきだとされてきました。

また、火を扱う調理や刃物を使う作業も慎重に行うべきとされています。

とはいえ、日常生活を送る上で料理をしないわけにはいきませんよね。

過度に神経質になる必要はありませんが、いつもより丁寧に火の元や刃物の扱いに気をつけるという意識を持つとよいでしょう。

朝の時間帯に重要な決断や新しいことを始めるのは控え、午の刻まで待つのが賢明です。

午の刻(11〜13時)|唯一の吉時間。どう使う?どこまで有効?

午の刻は赤口の中で唯一吉とされる貴重な時間帯。

この2時間を有効活用すれば、赤口の日でも重要な予定を入れることができます。

たとえば、役所への婚姻届の提出であれば、11時から13時の間に行けば問題ないとされているのです。

結婚式の場合、披露宴全体をこの時間内に収めるのは難しいかもしれません。

しかし、挙式だけをこの時間帯に行う、または乾杯の時刻を午の刻に合わせるなど、工夫次第で対応できます。

納車や引っ越しについても、車の受け取り時刻や新居への第一歩を踏み入れる時間をこの時間帯に設定する方法があるでしょう。

ただし、午の刻が吉だからといって、赤口の凶の影響が完全に消えるわけではないという点には注意が必要です。

午後(13〜17時)|午の刻を過ぎると再び凶。重要事項は避けるのが無難

13時を過ぎると、再び凶の時間帯に戻ってしまいます。

午後の時間帯も朝と同様、祝い事や契約事は避けるべきとされているのです。

また、この時間帯に対人関係のトラブルが起きやすいともされています。

重要な商談や難しい交渉ごとは、できれば別の日に設定するのが賢明でしょう。

とはいえ、普段通りの仕事や生活を送ることに問題はありません。

ただし、いつもより慎重に言葉を選んだり、感情的にならないよう心がけたりすることが大切です。

夜(17時以降)|赤口の凶が続く時間帯。事故・トラブル注意

夜の時間帯も引き続き凶とされており、特に火の元には注意が必要だとされています。

夕食の準備などで火を扱う機会が多い時間帯ですから、いつもより気をつけるとよいでしょう。

また、夜は疲れから判断力が鈍りがちな時間帯でもあります。

重要な決断や契約書へのサインなどは、翌日以降に回すのが無難です。

さらに、夜道での事故や転倒にも注意が必要。

赤口の夜は、できるだけ早めに帰宅して静かに過ごすのがおすすめだとされています。

時間帯がまたぐ場合は?開始時間・終了時間どちらを優先すべきか

イベントや予定が複数の時間帯にまたがる場合、どう考えればよいのでしょうか。

一般的には、開始時間を重視するのが基本とされています。

たとえば、結婚式の挙式を12時に始めて披露宴が15時まで続く場合、挙式開始時刻が午の刻に入っていれば問題ないという考え方です。

また、契約書へのサインなど「その瞬間」が重要な行為については、その瞬間の時刻を最優先すべきでしょう。

引っ越しの場合は、新居に初めて入る時刻や、荷物を運び入れ始める時刻を午の刻に合わせるという方法があります。

ただし、これらはあくまで一つの考え方であり、絶対的なルールではありません。

最終的には、自分や家族が納得できる方法を選ぶことが何より大切です!

赤口の日に”避けた方がいい行動”一覧|結婚・入籍・引っ越し・納車・契約ごとに解説

ここからは、赤口の日に避けた方がよいとされる具体的な行動について、詳しくお伝えしていきます。

それぞれの行事ごとに注意点を理解しておきましょう。

結婚式・披露宴・入籍・結納・両家顔合わせ

結婚に関する行事は、赤口の日には最も避けられる傾向にあります。

なぜなら、「赤」が血や火を連想させ、「口」が争いを意味すると考えられているからです。

結婚式では火を使うキャンドルサービスやケーキカットなどの演出が多いため、赤口は不向きとされています。

入籍についても、人生の門出となる大切な日ですから、縁起の良い日を選びたいと考える方が多いでしょう。

ただし、六曜はあくまで占いのようなもので科学的根拠はありません。

ふたりが気にしないのであれば、赤口に入籍しても問題はないのです。

両家顔合わせや結納についても同様で、「赤」という字が血気盛んや争いごとを連想させるため避ける方もいます。

しかし、親世代が強く気にする場合は、午の刻に設定するか、別の日に変更するのが無難でしょう。

引っ越し・不動産契約(賃貸・購入)・地鎮祭・上棟式

引っ越しも赤口を避けた方がよいとされる行事の一つ。

「赤」という文字が火災を連想させるため、新生活のスタートには不向きだと考えられているのです。

ただし、引っ越し業者の都合で赤口にしか予定が取れない場合もありますよね。

そのような場合は、縁起の良い日に先に荷物の一部を運び込んでおくという方法があります。

また、午の刻(11時〜13時)に新居への第一歩を踏み入れるという工夫もできるでしょう。

不動産の契約についても、大きな金額が動く重要な契約ですから、できれば避けたいところ。

地鎮祭や上棟式など、家を建てる際の行事も同様です。

これらは日程調整が可能であれば、大安など縁起の良い日を選ぶことをおすすめします!

納車・車関係の手続き(事故・火災を象徴するため注意)

納車も赤口を避けるべき行事の一つとされています。

車は事故のリスクがあり、また火災の可能性もある乗り物。

「赤」が血や火を連想させることから、納車日に赤口を選ぶのは縁起が悪いと考える方が多いのです。

ディーラーによっては、縁起を気にするお客様のために大安などの吉日に納車日を調整してくれることもあります。

どうしても赤口にしか納車できない場合は、午の刻(11時〜13時)に受け取るとよいでしょう。

または、車の登録日だけは縁起の良い日にしてもらうという方法もあります。

車は長く乗るものですから、気持ちよくスタートを切りたいものですよね!

仕事の契約・開業・開店・ビジネスのスタート

ビジネスに関する重要な契約や、新しい事業のスタートも赤口は避けた方が無難です。

開業や開店は、これから長く続けていく仕事の始まりとなる大切な日。

縁起を担ぎたいと考えるのは自然なことでしょう。

また、取引先や顧客の中には六曜を気にする方もいるかもしれません。

ビジネスにおいては、相手への配慮として吉日を選ぶことも大切です。

重要な契約書へのサインや、会社設立の登記なども、できれば大安など縁起の良い日を選びましょう。

ただし、日程調整が難しい場合は、午の刻に合わせるという方法もあります。

ビジネスの成功を願うなら、縁起の良いスタートを切ることも一つの戦略と言えるでしょう!

子どもの行事(七五三・お宮参り・お食い初め・撮影)

子どもの成長を祈る行事についても、赤口を避けたいと考える方が多いようです。

お宮参りや七五三は神社での行事ですが、六曜と神道には関連がありません。

そのため、宗教的には赤口に行っても問題はないのです。

しかし、子どもの成長を祝う大切な行事を凶日に行うことに抵抗を感じる方もいるでしょう。

特に祖父母世代は六曜を気にする傾向が強いため、家族で相談して決めることが大切です。

お食い初めや記念撮影なども、家族が納得できる日取りを選ぶとよいでしょう。

ご家族が六曜を気にする場合は、赤口の午の刻に行事を行うという妥協案もあります!

手術・入院・刃物や火を扱う行動全般

手術や入院の日程について、赤口を気にする方も少なくありません。

「赤」が血を連想させ、刃物(メス)を使う手術には不向きだと考えられているのです。

ただし、医療行為については緊急性や医師のスケジュールが優先されるべきでしょう。

闘病中は精神的にナーバスになりがちですから、小さなことでも気になってしまうもの。

お見舞いに行く日程も、できれば凶日とされる赤口は避けた方が患者さんの気持ちに配慮できます。

また、赤口は刃物や火を扱う作業全般に注意が必要だとされているのが特徴です。

とはいえ、日常生活で料理をしないわけにはいきませんよね。

過度に神経質になる必要はありませんが、いつもより慎重に扱うという意識を持つとよいでしょう!

逆に”気にしなくてよい行動”|葬儀・法事・神社仏閣の行事

一方で、赤口でも気にしなくてよい行事もあります。

まず、葬儀や法事などの弔事は赤口に行っても問題ありません。

六曜は宗教とは関係のない占いのようなものですから、仏教行事とは無関係なのです。

弔事で避けるべきとされるのは「友引」で、これは「友を引く(故人が友人を連れて行く)」という意味があるため。

赤口にはそのような意味はないため、葬儀を行っても特に問題はないとされています。

ただし、地域の慣習や家族の考え方によっては気にする場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

また、神社やお寺への参拝も、六曜とは関係なく行って問題ありません。

神道や仏教と六曜は別物ですから、赤口だからといってお参りを控える必要はないのです!

どうしても赤口に予定が入る場合の対処法|午の刻の使い方・時間調整・縁起のカバー方法

仕事の都合や相手のスケジュールの関係で、どうしても赤口に予定が入ってしまうこともあるでしょう。

ここからは、そのような場合の具体的な対処法をお伝えしていきます!

午の刻(11〜13時)に合わせて開始するのが最も無難

赤口に予定が入ってしまった場合、最も基本的な対処法は午の刻に合わせることです。

結婚式であれば挙式を12時に設定する、入籍なら11時から13時の間に役所へ行くなど、工夫次第で対応できます。

契約であれば、契約書へのサインを午の刻に行うようにすればよいでしょう。

ただし、午の刻はわずか2時間しかないため、スケジュールがタイトになる可能性があります。

余裕を持って準備し、確実にこの時間内に重要な瞬間を迎えられるようにしましょう。

また、関係者全員にも時間厳守を徹底してもらうことが大切です!

分割できる予定は「大事な部分だけ午の刻」に寄せる

イベント全体を午の刻に収めるのが難しい場合は、最も重要な部分だけをこの時間帯に設定するという方法があります。

結婚式であれば、挙式だけを午の刻に行い、披露宴は午後にずらすという形です。

引っ越しの場合も、新居への第一歩を踏み入れる時間だけを午の刻に合わせ、荷物の搬入は前後の時間帯に行うことができます。

このように、予定を分割して考えることで、赤口の影響を最小限に抑えられるのです。

大切なのは、どの瞬間が最も重要かを見極めること。

その瞬間さえ午の刻に合わせられれば、縁起を気にする方も納得しやすくなるでしょう!

役所・不動産・納車の”現実的な時間調整テクニック”

役所への書類提出や不動産契約、納車など、相手の都合もある予定の場合はどうすればよいでしょうか。

役所の場合、11時から13時の間に婚姻届を提出すれば問題ありません。

ただし、休憩時間と重なる可能性もあるため、事前に窓口の開いている時間を確認しておくとよいでしょう。

不動産契約の場合は、担当者に「午前11時から午後1時の間に契約書へのサインをしたい」と伝えれば、多くの場合対応してもらえます。

納車についても、ディーラーに希望時間を伝えることで調整してもらえることが多いです。

「縁起を気にしているので」と正直に伝えれば、理解してもらえるでしょう。

相手に配慮しつつ、自分の希望も伝えることが大切です!

親族に説明できる根拠(六曜は宗教行事とは無関係)

親族が赤口を気にしている場合、どのように説明すればよいでしょうか。

まず理解しておきたいのは、六曜は宗教とは関係のない占いのようなものだということです。

神社での結婚式や仏教の法事とは本来無関係なのです。

また、六曜は中国から伝わったもので、日本の神道や仏教とは別物。

教会式の結婚式であれば、なおさら六曜との関連はありません。

このような背景を丁寧に説明することで、理解を得られる可能性があります。

ただし、親世代の価値観を否定するような言い方は避けるべきでしょう。

「六曜は気にしなくていい」と言い切るのではなく、「午の刻に合わせるので大丈夫」という妥協案を提示するのも一つの方法です!

赤口の凶を弱める”縁起の良い組み合わせ(日・方角・所作)”

赤口の凶を少しでも和らげたいという場合、他の吉日との組み合わせを確認するのも一つの方法です。

たとえば、赤口でも一粒万倍日や天赦日などの吉日と重なっている場合があります。

これらの吉日は六曜とは別の暦注で、非常に縁起の良い日とされているのです。

特に天赦日は暦の中で最上級の吉日とされ、凶意を打ち消すほどの力があるとされています。

また、方角を気にする場合は、吉方位を確認して行動するという方法もあるでしょう。

引っ越しであれば、吉方位への移動であれば赤口の影響が弱まるという考え方もあります。

さらに、縁起の良い所作を取り入れるのもおすすめ。

神社でお参りをしてから行事を行うなど、自分なりの縁起担ぎをすることで気持ちも前向きになれるでしょう!

赤口を気にするべき人・気にしなくていい人|宗教的背景・六曜の位置づけから丁寧に解説

赤口を気にするかどうかは、人それぞれの価値観によって異なります。

ここからは、六曜の背景を理解した上で、どのように向き合えばよいかをお伝えしていきましょう。

六曜は暦注の一つ。宗教的な裏付けはなく”占い的風習”である

まず理解しておきたいのは、六曜は暦注の一つであり、宗教的な裏付けはないということです。

中国の占いがもとになっており、科学的根拠もありません。

現代の暦では、旧暦の日付に基づいて六曜が決められています。

そのため、新暦に移行した際に本来の意味が薄れてしまったとも言われているのです。

つまり、六曜は迷信の一つであり、絶対的なものではありません。

「赤口だから絶対に結婚式をしてはいけない」というルールがあるわけではないのです。

あくまで昔からの風習として、縁起を担ぐための指標の一つとして使われてきたもの。

気にするかどうかは個人の自由であり、強制されるものではありません!

神社・お寺・葬儀社は六曜をどう扱っているのか

では、神社やお寺、葬儀社などの専門機関は六曜をどのように扱っているのでしょうか。

実は、多くの神社やお寺では六曜を重視していません。

なぜなら、六曜は神道や仏教とは関係のない占いだからです。

神社での結婚式やお宮参り、お寺での法事なども、六曜に関係なく行われています。

ただし、参拝者や檀家の方が気にする場合もあるため、配慮として六曜を意識することはあるようです。

葬儀社についても同様で、六曜を絶対的なものとは考えていません。

しかし、ご遺族や参列者の中に気にする方がいる可能性を考慮し、友引の葬儀は避ける傾向にあります。

このように、専門機関では六曜よりも、関係者の気持ちを優先しているのが実情です!

気にする派・気にしない派の”ちょうどいい落としどころ”

六曜を気にする人と気にしない人、両方がいる中でどのように折り合いをつければよいでしょうか。

まず大切なのは、お互いの価値観を尊重することです。

「六曜なんて迷信だ」と一方的に否定するのも、「絶対に大安でなければダメ」と強要するのも避けるべきでしょう。

ちょうどいい落としどころとしては、「できれば縁起の良い日を選ぶ」という姿勢がおすすめです。

日程調整が可能であれば大安などの吉日を選び、難しい場合は赤口でも午の刻に合わせるという形。

また、赤口でも他の吉日と重なっている日を探すという方法もあります。

このように、完全に無視するのでもなく、過度にこだわるのでもない、バランスの取れた対応が大切です!

家族(特に親世代)が強く気にする場合の話し方と対処法

親世代が六曜を強く気にする場合、どのように話せばよいでしょうか。

まず、親世代の価値観を頭ごなしに否定しないことが大切です。

「そんなの気にしなくていいよ」と言うのではなく、「心配してくれてありがとう」とまず感謝を伝えましょう。

その上で、「午の刻に合わせるから大丈夫」という妥協案を提示するのが効果的です。

または、「赤口だけど天赦日と重なっているから、むしろ縁起がいい日なんだよ」という説明も有効でしょう。

どうしても親が納得しない場合は、日程を変更するという選択肢も考えるべきかもしれません。

家族関係を大切にするためには、時には譲歩することも必要です。

ただし、自分たちの気持ちも大切にすることを忘れないでください!

赤口の日と相性の良い”他の吉日”の探し方|代替案としてのカレンダー活用術

赤口の日でも、他の吉日と重なっていれば縁起が良いとされることがあります。

ここからは、そのような日の探し方や活用方法をお伝えしていきましょう!

天赦日・一粒万倍日・大安との重なりで最適日を探す方法

赤口の凶を和らげる、あるいは打ち消すとされる吉日があります。

最も強力なのが天赦日で、これは暦の中で最上級の吉日とされているもの。

天赦日は「天がすべてを許す日」という意味で、あらゆる障害が取り除かれるとされています。

2026年の天赦日は、3月5日、5月4日、5月20日、7月19日、10月1日、12月16日の6回です。

このうち、3月5日、7月19日、10月1日、12月16日は一粒万倍日とも重なる最強開運日とされています。

一粒万倍日は「一粒の籾が万倍に実る」という意味で、何かを始めるのに最適な日。

この2つが重なる日は、たとえ赤口であっても吉日のパワーが勝るとされているのです。

たとえば、2026年12月16日は天赦日と一粒万倍日が重なる日ですが、六曜では赤口。

しかし、天赦日の力が強いため、この日を選ぶ方も多くいます!

六曜だけで選ばない”現代的な日取りの決め方”

現代では、六曜だけで日取りを決める必要はありません。

むしろ、複数の要素を総合的に判断するのが賢明でしょう。

まず考えるべきは、当事者たちにとって意味のある日かどうか。

記念日や誕生日など、ふたりにとって特別な日であれば、六曜に関係なく選ぶ価値があります。

また、参列者の都合や会場の空き状況、季節や天候なども重要な要素です。

真夏の大安より、過ごしやすい季節の赤口の方が、ゲストにとっては快適かもしれません。

さらに、予算の面も考慮すべきでしょう。

赤口は避けられる傾向にあるため、結婚式場が比較的空いており、お得なプランが用意されていることもあります。

このように、六曜は判断材料の一つとして考え、総合的に最適な日を選ぶことが大切です!

赤口より避けるべきケース/赤口でも問題ないケースのまとめ

最後に、赤口をどう扱うべきかをケースごとにまとめていきます。

赤口より避けるべきケースとしては、不成就日との重なりが挙げられるでしょう。

不成就日は「何事も成就しない日」とされる凶日で、吉日と重なると運気が削がれるとされています。

赤口と不成就日が重なる日は、できれば避けた方が無難です。

一方、赤口でも問題ないケースとしては、天赦日や一粒万倍日などの強力な吉日と重なる日が挙げられます。

また、当事者や家族が全く気にしない場合は、赤口でも問題ありません。

結婚式の予約が取りやすく、費用も抑えられるというメリットもあるでしょう。

さらに、葬儀や法事などの弔事は、そもそも六曜を気にする必要がありません。

神社やお寺での行事も、宗教的には六曜と無関係です。

大切なのは、自分たちや周囲の人々が納得できる選択をすることだと言えるでしょう!

まとめ