「引っ越しをしてから体調が優れない……」「リフォーム後、なぜかトラブルが続いている」
そんな不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしかすると、それは方災が原因かもしれません。
方災とは、方位から来る災いのことで、転居や工事などで知らず知らずのうちに凶方位を犯してしまうことで起こるとされています。
この記事では、方災除祈祷の効果や、方災が起こる原因、祈祷を受けるべきタイミングなど、知っておきたい情報を詳しくお伝えしていきます。
また、実際に祈祷を受ける際の流れや服装、初穂料についても解説しますので、安心して準備を進められるでしょう。
正しい知識を身につけて、不安を解消していきましょう!
方災除とは?どんな災いを防ぎ、どんな効果がある祈祷なのか
まずは、方災除とはどのような祈祷なのかについて見ていきます。
方災除とは、方位の神様にお願いし、方位から来る災いを祓う祈祷のこと。
転勤や転居、リフォーム、増改築、水回りの工事などで、犯してはならない凶方位を知らずに犯してしまった場合に受けるのが一般的です。
では、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。
また、似たような言葉も多いため、それぞれの違いについても確認していきましょう!
方災除で期待される「効果」とは何か
方災除祈祷で期待される効果は、方位から来る災いを取り除くことです。
方位神という神様は、九星から生じたもので、それぞれの神に定められた規則に従って各方位を遊行するとされています。
このため、吉神のいる方角を吉方位、凶神のいる方角を凶方位と呼ぶのです。
たとえば、引っ越しや工事などで凶方位を犯してしまうと、悩み事が起きたり病気になったりすることがあるといわれています。
こうした方位から来る災いは「方災」と呼ばれるもの。
方災除の祈祷を受けることで、すでに起こってしまった方災を祓い、災いが大きくなる前にお祓いをすることができます。
また、これから起こるかもしれない災いからも身を守ることができるでしょう。
祈祷を受けた方の中には、「気持ちが軽くなった」「不安が和らいだ」という声も多く聞かれます。
神様のご加護を受けているという安心感は、日々の生活において大きな支えとなるはずです。
「大難を小難に、小難を無難にする」とはどういう意味か
方災除や八方除の効果を説明する際によく使われる言葉があります。
それが「大難を小難に、小難を無難にする」という表現です。
これはつまり、大きな災いを小さな災いに変え、小さな災いを何事もなかったことにするという意味。
たとえば、本来なら大きな事故に遭うはずだったところを、軽い怪我で済んだり、あるいはヒヤリとしただけで無事に済んだりすることを指しています。
実際に、祈祷を受けた後に「何か守られている感覚がある」と感じる方も少なくありません。
また、この言葉には、完全に災いをゼロにするのではなく、災いの規模を小さくするという現実的な視点が込められているといえるでしょう。
人生において困難を完全に避けることは難しいからこそ、その影響を最小限に抑えることが大切なのです。
祈祷を受けることで、精神的な安定を得られることも重要なポイント。
不安を抱えたまま日々を過ごすより、神様のご加護を信じて前向きに生きることができるようになります。
方災除は運気を上げる祈祷?それとも厄を祓う祈祷?
方災除祈祷の性質について、もう少し詳しく見ていきましょう。
結論からいうと、方災除は「厄を祓う」祈祷です。
運気を積極的に上げるというよりも、方位から来る災いを取り除き、本来の運気を取り戻すことを目的としています。
ただし、災いが取り除かれることで、結果的に運気が改善されたように感じることはあるでしょう。
悩み事や病気が減り、心身ともに健やかな状態になれば、自然と物事も良い方向へ進みやすくなるからです。
また、神社によっては方災除と同時に開運の祈祷も行っているところもあります。
たとえば、日本三大厄除け開運大師の一つである埼玉厄除け開運大師では、凶方位の災いを払うだけでなく、1年間の幸運や幸福を招く「方位除け大開運」のご利益もいただけるとのこと。
このように、方災除は基本的には厄を祓う祈祷ですが、それによって運気の流れが整い、良い方向へ向かうことが期待できる祈祷だといえます。
自分が何を求めているのかを明確にした上で、適切な祈祷を選ぶことが大切でしょう。
方災が起こる原因とは|引っ越し・工事・転職など具体的なケース
それでは、方災はどのような時に起こるのでしょうか。
ここからは、方災が起こるとされる具体的な行動やケースについてお伝えしていきます。
自分の状況に当てはまるものがないか、チェックしてみてください!
方災が起こるとされる代表的な行動とは
方災は、凶方位を犯すことで起こるとされています。
凶方位にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる性質を持っているのが特徴。
代表的なものをご紹介していきましょう。
まず、「五黄殺」というものがあります。
これは、その年の九星方位盤で五黄土星が位置する方位のこと。
事故死や病死など自動的、自発的に災禍を招く大凶方位とされており、最も注意が必要です。
次に「暗剣殺」があります。
五黄殺と正反対の方位を指し、闇夜に背後から斬りつけられ即死するほどの他動的、多発的な災禍を招く大凶方位。
こちらも五黄殺と同じく、非常に強い凶作用があるとされています。
さらに、「本命殺」と「本命的殺」というものも。
本命殺は、その年の自分の本命星が位置する方位のことで、健康上の凶災を受けるとされています。
本命的殺は、本命星の正反対の方位で、目的達成が困難になるという災禍を招く凶方位です。
これらの凶方位に向かって引っ越しや工事などを行うと、方災が起こりやすくなるといわれています。
ただし、五黄土星が中央に位置する年には、五黄殺と暗剣殺は存在しません。
引っ越し・転居で方災が気になるケース
引っ越しや転居は、方災が最も起こりやすい行動の一つです。
なぜなら、住む場所を変えるということは、自分の生活の拠点そのものを動かすことになるから。
もし引っ越し先が凶方位にあたる場合、その影響は日常生活全般に及ぶ可能性があります。
たとえば、転勤で急に引っ越しが決まった場合や、家族の事情で引っ越しを余儀なくされた場合など、方位を選べない状況もあるでしょう。
また、物件を決める際に方位のことを知らず、結果的に凶方位へ引っ越してしまうケースも少なくありません。
引っ越し後に体調不良が続いたり、人間関係のトラブルが増えたりした場合は、方災の影響を疑ってみても良いかもしれません。
もちろん、すべての不調が方災によるものとは限りませんが、気になる場合は方災除の祈祷を受けることをおすすめします。
ちなみに、引っ越しが決まっている段階であれば、事前に方除(方位除け)の祈祷を受けることも可能。
こちらについては後ほど詳しく説明していきますね。
増改築・リフォーム・水回り工事と方災の関係
引っ越しと同じく注意が必要なのが、増改築やリフォーム、水回りの工事です。
これらの工事では、家の一部を取り壊したり、新たに作り直したりすることになります。
その際、凶方位にあたる場所を工事すると、方災が起こる可能性があるといわれているのです。
特に水回りの工事は注意が必要。
キッチンや浴室、トイレなどの水回りは、風水や家相の観点からも重要な場所とされているからです。
また、樹木の伐採や庭造りなども、方位と関係する作業とされています。
庭の木を切る、新しく庭を作るといった場合にも、方位を確認しておくと安心でしょう。
もし工事後に家族の健康状態が悪くなったり、家庭内の雰囲気が悪化したりした場合は、方災除の祈祷を検討してみてください。
工事をする前であれば、方除の祈祷を受けておくことで、事前に災いを防ぐこともできます。
転職・独立・長期旅行でも方災除が必要になることはある?
引っ越しや工事以外にも、方災除が必要なケースがあります。
たとえば、転職や独立で通勤方向が大きく変わる場合。
毎日凶方位に向かって通勤することになると、その影響を受ける可能性があるといわれています。
また、長期旅行や出張で凶方位へ向かう場合も、方除の祈祷を受ける方がいらっしゃいます。
特に海外への長期滞在や、遠方への出張が続く場合などは、気をつけた方が良いでしょう。
さらに、結婚で配偶者の実家に行く方向が凶方位になる場合や、お店を開業する場所が凶方位にあたる場合なども。
このように、方災除や方除が必要となる場面は、意外と多岐にわたっています。
ただし、日常的な買い物や短時間の外出など、ちょっとした移動まで気にする必要はありません。
あくまでも、生活に大きな影響を与えるような行動に対して注意すれば良いのです。
自分の状況と照らし合わせて、必要だと感じたら祈祷を受けてみることをおすすめします。
方災除・方除・方位除・八方除・厄除けの違い|自分に合う祈祷の選び方
方災除について調べていると、似たような言葉がたくさん出てきて混乱してしまいますよね。
ここからは、方災除と関連する祈祷の違いについて説明していきます。
それぞれの違いを理解することで、自分に合った祈祷を選べるようになりますよ!
方災除と方除(予防)の違い
まず、方災除と方除の違いから見ていきましょう。
方災除は、すでに凶方位を犯してしまった後に受ける祈祷のこと。
つまり、事後的な対応として、方位から来た災いを祓うために行うものです。
一方、方除は、これから引っ越しや工事などを行う前に、予防として受ける祈祷。
方除は事前儀式、方災除は事後儀式と考えると分かりやすいでしょう。
どちらも方位の神様にお願いし、災いを振り払うという点では同じです。
しかし、受けるタイミングが異なるため、自分の状況に応じて選ぶ必要があります。
たとえば、これから引っ越しの予定がある方は方除を、すでに引っ越しを終えて不調が続いている方は方災除を受けるのが適切。
ただし、神社によっては両方を総称して「方位除け」と呼んでいる場合もあるため、受付の際に確認してみると良いでしょう。
方位除・八方除とは何が違うのか
次に、方位除と八方除の違いについて説明していきます。
方位除は、九星気学の考え方に基づき、自分の本命星が凶方に位置する際にその災いを祓うために受ける祈祷。
つまり、特定の方位から来る災いに対する祈祷です。
一方、八方除は、東西南北の「四方」と、東北・東南・西北・西南の「四隅」、つまり八方すべてからの災いを祓う祈祷。
地相、家相、方位、日柄などからくるすべての災いを祓い清めるものとされています。
また、八方除は「八方塞がり」の年に受ける祈祷を指すこともあります。
八方塞がりとは、本命星が中央に位置する年のことで、どの方角に事を起こしてもうまくいかないとされる年回り。
このように、方位除が特定の方位に対する祈祷であるのに対し、八方除はより広範囲の災いを対象とした祈祷だといえるでしょう。
神社によっては、八方除の中に方位除や方災除が含まれると説明しているところもあります。
厄除けと方災除はどちらを受けるべき?
厄除けと方災除の違いも、よく質問される内容です。
厄除けは、厄年に該当する人が災いを避けるために受ける祈祷。
厄年とは、男性は数え年で25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳の年のことです。
厄除けは陰陽道が起源とされる古くからの考え方で、不幸が起こりやすい年回りの際にその災いを祓うことを目的としています。
一方、方災除は、九星気学の考え方から方位による災いを祓うために受ける祈祷。
つまり、厄除けと方災除は、災いの原因が異なるため、それぞれ別の祈祷として考えられているのです。
したがって、厄年に該当し、かつ凶方位への引っ越しなどを行った場合は、両方の祈祷を受けることも検討すると良いでしょう。
どちらか一方しか受けられない場合は、自分の状況をよく考えて選んでください。
たとえば、厄年だが特に方位を犯していない場合は厄除けを、厄年ではないが引っ越し後に不調が続いている場合は方災除を受けるのが適切です。
自分の状況に合った祈祷がわかる簡単な判断ポイント
ここまでの内容を踏まえて、自分に合った祈祷を選ぶためのポイントをまとめていきます。
まず、これから引っ越しや工事を行う予定がある場合は「方除(方位除け)」を受けましょう。
事前に祈祷を受けることで、災いを未然に防ぐことができます。
すでに引っ越しや工事を終えて、その後に不調やトラブルが続いている場合は「方災除」が適切。
方位から来た災いを祓い、本来の状態を取り戻すことができるでしょう。
本命星が凶方に位置する年や、八方塞がりの年に該当する場合は「方位除け」や「八方除」を受けてください。
その年一年間を無事に過ごすための祈祷となります。
厄年に該当する場合は「厄除け(厄払い)」を受けましょう。
さらに、厄年かつ方位の問題もある場合は、両方の祈祷を受けることをおすすめします。
迷った場合は、神社の方に直接相談してみるのも一つの方法。
年回りや引っ越し、改築、増築、改修工事など気になることを伝えれば、適切な祈祷を案内してもらえますよ!
方災除の祈祷はいつ受ける?最適な時期とタイミングの考え方
方災除の祈祷を受けるタイミングについても知っておきたいところですよね。
ここからは、方災除を受けるべき時期や、状況別のタイミングについてお伝えしていきます。
適切な時期に受けることで、より効果を実感できるでしょう!
年始・立春・節分前後に方災除を受ける理由
方災除や方位除けの祈祷は、年始から立春(2月4日頃)までの間に受けるのが一般的です。
これは、九星気学において、1年の始まりを立春としているから。
立春は旧暦の正月にあたり、この日から新しい年の星回りが始まるとされています。
つまり、本命星が凶方に位置する年や八方塞がりの年に該当する場合は、立春までに祈祷を受けることで、その年一年間のご加護をいただけるというわけです。
多くの神社では、年明けから節分(2月3日)までの期間に、方位除けや厄除けの祈祷を積極的に行っています。
ただし、この時期は非常に混雑することも。
特に正月三が日や週末は多くの参拝者が訪れるため、できれば平日に予約を入れるとスムーズでしょう。
また、神社によっては年3回、4ヶ月ごとに祈祷を受けることを推奨しているところもあります。
たとえば、1月・5月・9月や、2月・6月・10月など、定期的に祈祷を受けることで、清々しい気の流れを保ち、運勢を吉兆へと導くことができるとのこと。
引っ越しや工事が決まっている場合はいつ行く?
引っ越しや工事の予定がある場合は、実施する前に方除の祈祷を受けましょう。
できれば、引っ越しや工事の日程が決まった段階で、なるべく早めに受けるのが理想的。
事前に神様のご加護をいただくことで、安心して新しい生活や工事を始められるからです。
また、引っ越しや工事の当日に祈祷を受けるという方もいらっしゃいます。
ただし、当日は何かと慌ただしくなるため、できれば数日前から1週間前くらいに受けておくと良いでしょう。
旅行や出張の場合も同様。
出発前に祈祷を受けることで、道中の安全と無事を祈願できます。
ちなみに、方除の祈祷を受けた後でも、不安が残る場合は再度祈祷を受けることも可能です。
気持ちの面で安心できることが何より大切なので、必要だと感じたら遠慮なく受けてくださいね。
すでに不調が起きている場合でも効果はある?
すでに引っ越しや工事を終えて、不調やトラブルが続いている場合はどうでしょうか。
結論からいうと、事後であっても方災除の祈祷を受ける効果はあるとされています。
むしろ、すでに方災が起こっていると感じる場合こそ、早めに祈祷を受けることが大切。
方災除は、すでに起こってしまった災いを祓い、これ以上悪化しないようにするための祈祷です。
災いが大きくなる前にお祓いをすることで、状況を改善できる可能性があります。
また、祈祷を受けることで気持ちの面でも楽になることが多いもの。
「神様に守っていただいている」という安心感は、精神的な支えとなり、前向きな気持ちを取り戻すきっかけにもなるでしょう。
時期についても、特に制限はありません。
方災除は年間を通じていつでも受けることができるため、気になったタイミングで神社を訪れてみてください。
ただし、あまりに長期間放置していた場合は、影響が大きくなっている可能性も。
気になる症状があれば、できるだけ早く祈祷を受けることをおすすめします。
方災除の祈祷の流れと注意点|初穂料・服装・所要時間まで解説
それでは、実際に方災除の祈祷を受ける際の流れについて見ていきましょう。
初めて祈祷を受ける方は、何を準備すれば良いのか、当日はどのような流れになるのか、不安に感じることも多いはず。
ここでは、受付から祈祷終了までの一連の流れと、知っておくべき注意点をお伝えしていきます!
方災除祈祷の一般的な流れ
方災除祈祷の流れは、神社によって多少の違いはありますが、基本的には以下のような形で進みます。
まず、神社に到着したら社務所や祈祷受付で申し込みを行います。
受付に置かれている申込用紙に、氏名、住所、生年月日、願意(方災除など)を記入しましょう。
申込用紙を提出する際に、初穂料も一緒にお渡しします。
初穂料については次の項目で詳しく説明しますね。
受付が済んだら、手水舎で手と口を清めてください。
右手で柄杓を持って左手に水をかけ、次に左手で柄杓を持って右手に水をかけます。
その後、右手で柄杓を持ち、左手に水を受けて口を清めましょう。(衛生面が気になる場合は、口をすすぐ真似でも大丈夫です)
待合室で待機していると、時間になったら神社のスタッフに呼ばれます。
指示に従って社殿に上がり、席に着いてください。
祈祷は、神職の挨拶から始まります。
まず「修祓(しゅばつ)」という儀式で、心身の災いや厄を払い落としていきます。
次に「祝詞奏上(のりとそうじょう)」が行われます。
神職が神様をたたえる祝詞を唱え、参拝者の願いを神様に伝えてくれるのです。
その後、「鈴祓い」や「玉串拝礼」が続きます。
玉串とは、榊の枝に紙垂(しで)をつけたもので、根元を神様の方向に向けてお供えするもの。
神職の指示に従って、丁寧に行いましょう。
祈祷が終わると、神職からお話があり、最後にお札やお守りなどの授与品をいただいて終了となります。
所要時間は、おおむね15分から20分程度。
ただし、受付から祈祷開始までの待ち時間は、時期や混雑状況によって変わってきます。
時間に余裕を持って訪れると安心ですよ。
初穂料の目安と受付方法
初穂料とは、神社で祈祷を受ける際に納める謝礼金のこと。
方災除の初穂料は、神社によって異なりますが、一般的には5,000円から10,000円程度が相場とされています。
多くの神社では、5,000円からと設定していることが多いようです。
神社によっては、初穂料の金額を明確に提示しているところもあります。
たとえば、6,000円、8,000円、10,000円、15,000円といったように、複数のコースから選べる場合も。
一方で、「お気持ちで結構です」と言われる神社もあります。
この場合は、一般的な相場である5,000円から10,000円の範囲内で決めれば問題ないでしょう。
事前に神社のホームページで確認するか、電話で問い合わせておくと安心です。
また、近所の方や知人に聞いてみるのも良い方法ですよ。
初穂料は、紅白の蝶結び(花結び)の水引がついたのし袋、または無地の白封筒に入れて持参します。
のし袋の表書きには「初穂料」または「御初穂料」と書き、その下に祈祷を受ける本人の氏名をフルネームで記入しましょう。
中袋には、表面に包んだ金額を大字(壱、弐、参など)で縦書きし、裏面には住所と氏名を書きます。
お札は新札を用意し、人物が描かれている面を表にして、上側に来るように入れてください。
のし袋は、ふくさ(袱紗)に包んで持参すると、より丁寧な印象になります。
受付で申込用紙と一緒に初穂料を渡す際は、ふくさから取り出して両手で丁寧にお渡ししましょう。
当日の服装・持ち物・気をつけたいマナー
祈祷を受ける際の服装についても気になるところですよね。
基本的には、フォーマルな服装が望ましいとされています。
男性はスーツにネクタイ、または襟付きのシャツにスラックスといった装い。
女性はスーツやワンピース、オフィスカジュアルな服装が一般的です。
ただし、必ずしも礼服である必要はありません。
「神前のため礼を失しない服装」を心がければ大丈夫。
避けるべき服装としては、肌の露出が多い服、派手なデザインの服、カジュアルすぎる服(ジーパンやTシャツなど)、サンダルなどが挙げられます。
清潔感があり、落ち着いた色合いの服を選ぶようにしましょう。
アクセサリーも控えめにし、派手すぎるものは避けてください。
髪型も清潔感を意識し、長い髪はまとめておくと良いでしょう。
持ち物については、初穂料を入れたのし袋(ふくさに包んだもの)が必須。
その他、筆記用具があると申込用紙への記入がスムーズです。
また、当日のマナーとして気をつけたいのが、社殿内でのふるまい。
携帯電話やカメラの使用は控え、静かに祈祷を受けましょう。
飲食物の持ち込みも基本的には避けてください。
どうしても必要な場合は、袋に包んで鞄にしまい、目につかないようにすることが大切です。
ガムやアメなどを口に含んでの昇殿も礼儀作法に反しますので、注意しましょう。
神様に対する敬意を忘れず、丁寧な態度で臨むことが何より重要ですよ。
本人以外や家族まとめて受けることはできる?
方災除の祈祷は、基本的には本人が受けるのが望ましいとされています。
しかし、遠方に住んでいる場合や、病気などの理由で本人が参拝できない場合は、家族が代理で受けることも可能。
代理の方が祈祷を受ける際は、本人の氏名、住所、生年月日などを正確に伝える必要があります。
また、郵送でお申し込みできる神社もあります。
遠方にお住まいの方や、どうしても参拝が難しい方は、神社に問い合わせてみると良いでしょう。
家族全員でまとめて祈祷を受けることも可能です。
たとえば、家族で引っ越しをした場合や、家族全員が方位の影響を受けている場合など。
ただし、初穂料は人数分必要になることが多いため、事前に確認しておくことをおすすめします。
神社によっては、家族割引のようなサービスを提供しているところもあるかもしれません。
団体で祈祷を受ける場合は、事前予約が必要なケースが多いです。
特に10名以上で参列する場合は、早めに神社へ連絡し、予約や相談をしておきましょう。
付き添いの方も、フォーマルな服装を心がけてくださいね。
祈祷中は一緒に社殿に上がり、家族の無事を祈ることができますよ。
方災除の効果を高めるために知っておきたいこと|祈祷後の過ごし方・よくある疑問
祈祷を受けたら、それで終わりというわけではありません。
ここからは、方災除の効果を高めるために知っておきたいことや、祈祷後の過ごし方についてお伝えしていきます。
よくある疑問にもお答えしますので、ぜひ参考にしてみてください!
祈祷後に意識したい過ごし方と心構え
祈祷を受けた後は、どのように過ごせば良いのでしょうか。
まず大切なのは、神様のご加護をいただいたという感謝の気持ちを持つこと。
祈祷を受けたことで安心し、前向きな気持ちで日々を過ごすことが何より重要です。
また、本命星が凶方に位置する年や八方塞がりの年は、あまり新しいことには手を出さず、控えめな行動で穏やかに過ごすのが良いとされています。
特に八方塞がりの場合は、新しいことを始めるのではなく、力を蓄える準備期間と捉えましょう。
ただし、これは過度に怖がる必要があるという意味ではありません。
日常生活を普通に送りながら、無理をせず、慎重に行動することを心がければ大丈夫です。
また、祈祷後に不安が残る場合は、再度祈祷を受けることも可能。
心の安定を保つことが大切なので、必要だと感じたら遠慮なく神社を訪れてください。
さらに、神社によっては年3回の祈祷を推奨しているところもあります。
定期的に祈祷を受けることで、清々しい気の流れを保ち、運勢を良い方向へ導くことができるとされているのです。
お札・お守りの祀り方と返納のタイミング
祈祷を受けた際にいただくお札やお守りの扱い方についても知っておきましょう。
お札は、神棚がある場合は神棚にお祀りします。
神棚がない場合は、目線よりも高い場所で、清浄な場所に祀るのが良いとされています。
たとえば、リビングや玄関の上の方など、家族が集まる場所や、人の出入りがある場所に置くと良いでしょう。
お札は南向きまたは東向きに置くのが理想的です。
お守りは、携帯しやすい作りのものであれば、普段から身につけておくと良いでしょう。
財布や鞄に入れて持ち歩くのもおすすめです。
一方、八方除のお守りなど、神棚や玄関先にお祀りすることを前提としたものもあります。
神社でいただく際に、祀り方を確認しておくと安心ですよ。
お札やお守りの返納時期については、基本的には1年経ったらお返しするのが一般的。
1年間のご加護に感謝し、神社にお納めしてお焚き上げをしていただきます。
返納する際は、いただいた神社に持っていくのが望ましいとされています。
ただし、遠方の神社でいただいた場合など、難しい時は近くの神社でも問題ありません。
お札やお守りを粗末に扱わず、感謝の気持ちを持って丁寧にお返しすることが大切です。
新しい年を迎える前に返納し、また新たにお札をいただくというサイクルが理想的でしょう。
効果はいつまで続く?再度祈祷を受ける目安
方災除の効果がいつまで続くのかも、気になるところですよね。
一般的には、祈祷の効果は1年間続くとされています。
そのため、1年経ったら再度祈祷を受けるか、新しいお札をいただくのが良いでしょう。
特に、本命星が凶方に位置する年や八方塞がりの年に祈祷を受けた場合は、その年一年間のご加護をいただくという意味合いが強いもの。
年が変わったら、改めてその年の星回りを確認し、必要であれば再度祈祷を受けることをおすすめします。
また、引っ越しや工事のために方災除を受けた場合は、その後の状況によって判断すると良いでしょう。
不調が改善され、特に問題がなければ、無理に毎年受ける必要はありません。
ただし、再び引っ越しや大きな工事を行う場合は、その都度祈祷を受けることをおすすめします。
何度受けても問題はないので、安心してくださいね。
神社によっては、年3回、4ヶ月ごとに祈祷を受けることを推奨しているところもあります。
たとえば、1月・5月・9月や、2月・6月・10月といったペース。
これは、定期的に気の流れを整えることで、より高い効果が得られるという考え方に基づいているそうです。
自分の状況や気持ちに合わせて、祈祷を受ける頻度を決めていきましょう。
方災除を受けても不安が残る場合の考え方
最後に、方災除を受けても不安が残る場合の考え方についてお伝えします。
祈祷を受けた後も、完全に不安がなくなるとは限りません。
特に、神経質な方や心配性の方は、「本当に効果があるのだろうか」と不安に感じることもあるでしょう。
そのような場合は、まず祈祷の本質について考えてみてください。
祈祷とは、神様や仏様に応援していただくこと。
人に応援されているという事実が、心に影響を与え、気持ちを前向きにしてくれる効果があります。
「神様に守っていただいている」という安心感は、精神的な支えとなり、日々の生活に良い影響をもたらすのです。
また、祈祷を受けることで、自分自身の心構えも変わってきます。
「よし、頑張ろう」という気持ちのスイッチが入り、より慎重に、そして前向きに行動できるようになるでしょう。
それでも不安が残る場合は、再度祈祷を受けることも選択肢の一つ。
また、別の種類の祈祷を併せて受けることで、より安心感が得られる可能性もあります。
たとえば、方災除と厄除けを両方受ける、方災除と家内安全を一緒に受けるなど。
神社に相談すれば、適切なアドバイスをもらえますよ。
大切なのは、祈祷を受けたという事実に安心し、日々を前向きに過ごすこと。
過度に不安を抱えず、神様のご加護を信じて、できることから一つずつ進んでいきましょう!
まとめ
方災除祈祷について、効果や受けるべきタイミング、実際の流れなどを詳しくお伝えしてきました。
方災とは、方位から来る災いのことで、引っ越しや工事などで凶方位を犯すことで起こるとされています。
方災除の祈祷を受けることで、すでに起こった災いを祓い、大難を小難に、小難を無難にすることができるのです。
祈祷を受けるタイミングは、年始から立春までが一般的ですが、すでに不調が起きている場合はいつでも受けることが可能。
初穂料は5,000円から10,000円程度が相場で、フォーマルな服装で訪れることが望ましいとされています。
また、祈祷後は神様のご加護に感謝し、前向きな気持ちで日々を過ごすことが大切です。
お札やお守りは丁寧に祀り、1年経ったら返納して新しいものをいただきましょう。
方災除の祈祷は、災いを祓うだけでなく、心の安定をもたらしてくれるものでもあります。
不安を抱えたまま過ごすより、神様の力を借りて、安心して日々を送れる方が良いですよね。
もし引っ越しや工事の後に不調が続いている方、これから方位が気になる行動を予定している方は、ぜひ方災除や方除の祈祷を検討してみてください。
神社の方に相談すれば、自分に合った祈祷を案内してもらえますよ。
神様のご加護を信じて、清々しい気持ちで毎日を過ごしていきましょう!





