「巳の日って何をすれば金運が上がるの?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。巳の日は12日に一度巡ってくる金運・財運アップの特別な吉日です。

この記事では、巳の日や特別な己巳の日の意味から、2025年11月以降〜2026年のカレンダー、弁財天への正しい参拝方法、全国のおすすめスポット、そしてやってはいけないタブーまで、網羅的にお伝えしていきます。

金運アップや芸事成就を願う方は、ぜひ最後まで読んで、これからの巳の日のパワーを存分に活用してみてください!

巳の日・己巳(つちのとみ)とは?弁財天と深い縁がある理由

巳の日は、十二支の「巳」にあたる日のことを指します。

財運や芸術を司る弁財天と深い縁がある吉日として、古くから多くの人々に親しまれてきました。

十二支の「巳」とは蛇を意味し、弁財天の使いとされる

十二支における「巳」は、動物では「蛇」を表しています。

蛇は脱皮を繰り返しながら成長することから、再生や生命力の象徴とされてきました。とりわけ白蛇は、七福神の一人である弁財天の使い、あるいは化身として信仰されています。

弁財天はもともとヒンドゥー教の女神サラスヴァティに起源を持ち、日本に伝来後、水の神である宇賀神と習合しました。

こうして「弁才天」から「弁財天」へと呼び名が変わり、江戸時代には広く庶民の間に浸透していったのです。白蛇という神聖な存在が弁財天の使いであることから、巳の日は弁財天と特別につながる日として重視されるようになりました。

「巳の日」は12日に一度、「己巳の日」は60日に一度の特別吉日

巳の日は、十二支が12日周期で巡ることから、約12日に一度訪れます。

一方、十干十二支の組み合わせで「己(つちのと)」と「巳」が重なる日を「己巳の日(つちのとみのひ)」と呼び、こちらは60日に一度しか巡ってきません。己巳の日は巳の日の中でも特に縁起が良いとされ、金運・財運のご利益がさらに強まる大吉日です。

「己」は五行思想において土の気を持ち、金を生み出すとされています。

このため己巳の日には、巳の日以上に強力な金運招来のエネルギーが満ちていると信じられているのです。弁財天の縁日でもあるため、この日に参拝すると願いがより強く届くといわれています。

弁財天が金運や芸事にご利益をもたらすといわれる理由

弁財天は、財福・芸術・学問・音楽など、多彩な分野にご利益をもたらす神様として知られています。

「弁才天」という名前が示すように、もともとは芸術や才能を司る神でした。しかし日本では宇賀神との習合により、「財」の字が用いられるようになり、金運や商売繁盛の神としても崇められるようになったのです。

さらに弁財天は水の神でもあるため、古くから銭洗いの風習とも結びついています。

水で清められたお金には福が宿り、金運が循環するという考え方が広まりました。こうした多様なご利益が弁財天への信仰を深め、巳の日の参拝文化を育んできたといえるでしょう。

巳の日に参拝することで運気が上昇するとされるスピリチュアルな背景

巳の日に弁財天へ参拝すると、弁財天の使いである蛇が願い事を弁財天に届けてくれるといわれています。

スピリチュアルな視点から見ると、巳の日は弁財天のエネルギーが地上に最も強く降り注ぐタイミングとされているのです。とくに己巳の日は、そのエネルギーがピークに達する日。

この日に参拝したり金運に関する行動を起こしたりすることで、弁財天の加護を最大限に受けられると考えられています。

また、蛇は無限や繁栄の象徴でもあります。脱皮によって生まれ変わる姿は、古い自分を脱ぎ捨て新しいステージへ進む変容のシンボルでもあるのです。

したがって巳の日の参拝は、単なる金運アップだけでなく、自己成長や人生の転機を後押しする力があるともいえるでしょう。

2025〜2026年の巳の日・己巳カレンダー|次はいつ?行くならこの日!

2025年と2026年の巳の日・己巳の日を一覧でご紹介していきます。

己巳の日は特に金運アップ効果が高いとされているので、スケジュールに組み込んでみてください。

2025年の巳の日一覧(己巳を含む)

2025年11月以降の巳の日は以下の通りです。己巳の日には◎マークを付けています。

【11月】
11月8日(土)、11月20日(木)

【12月】
12月2日(火)、12月14日(日)、◎12月26日(金)己巳の日

2025年は巳年ですので、巳の日のご利益がより一層高まる年だといえます。

とくに12月26日の己巳の日は年内最後の大吉日となりますので、ぜひカレンダーにチェックしておきましょう。

2026年の巳の日一覧(己巳を含む)

2026年の巳の日は以下の通りです。

【1月】
1月7日(水)、1月19日(月)、1月31日(土)

【2月】
◎2月12日(木)己巳の日、2月24日(火)

【3月】
3月8日(日)、3月20日(金)

【4月】
◎4月1日(水)己巳の日、4月13日(月)、4月25日(土)

【5月】
5月7日(木)、5月19日(火)、5月31日(日)

【6月】
6月12日(金)、◎6月24日(水)己巳の日

【7月】
7月6日(月)、7月18日(土)、7月30日(木)

【8月】
◎8月11日(火)己巳の日、8月23日(日)

【9月】
9月4日(金)、9月16日(水)、9月28日(月)

【10月】
10月10日(土)、◎10月22日(木)己巳の日

【11月】
11月3日(火・祝)、11月15日(日)、11月27日(金)

【12月】
◎12月9日(水)己巳の日、12月21日(月)

2026年も己巳の日は年6回。

財布の新調や参拝、新しいことを始めるタイミングとして活用してみるとよいでしょう。

どの日を選ぶべき?初詣・節分・寅の日との組み合わせ効果

巳の日は単独でも吉日ですが、他の開運日と重なるとさらに運気が高まるといわれています。

たとえば一粒万倍日と重なる日は、わずかなものが万倍に増えるとされ、金運行動に最適です。また天赦日と重なる日は、天が万物の罪を赦す最強の開運日。

さらに大安と重なれば、何事もスムーズに運ぶとされています。

2025年11月以降から2026年にかけての注目日としては、12月26日(己巳の日・大明日・大安)が挙げられます。2026年には、2月12日(己巳の日)、4月1日(己巳の日)、6月24日(己巳の日・一粒万倍日・大明日)、10月22日(己巳の日・大明日・母倉日)などがあります。

特別な願掛けや大きな決断をする際には、こうした重なった日を選んでみてはいかがでしょうか。

また、寅の日も金運の吉日として知られています。

「出て行ったお金が戻ってくる」という意味があるため、巳の日と寅の日が近い時期に両方参拝するのもおすすめです。開運日を上手に組み合わせて、運気の波に乗っていきましょう!

弁財天への参拝方法|巳の日に実践したい正しい手順と持ち物

弁財天への参拝は、基本的な神社参拝の作法に従って行います。

ただし、巳の日ならではの特別な参拝ポイントもあるため、事前に確認しておくとよりご利益を得やすくなるでしょう。

参拝前の準備(服装・お賽銭・祈願内容の整理)

参拝前には、まず服装を整えることが大切です。

神社へ行く際は、派手すぎず清潔感のある服装を心がけましょう。肌の露出が多い服やサンダルは避け、落ち着いた色合いのきちんとした服装が好ましいとされています。

お賽銭は、5円玉(ご縁がある)や50円玉(十分なご縁)など縁起の良い硬貨を用意するのが一般的です。

金額に決まりはありませんが、気持ちを込めて納めることが何より重要。また、祈願内容は事前に明確にしておくとスムーズです。

「金運アップ」「商売繁盛」「芸事上達」など、具体的な願いを心の中で整理してから参拝に臨みましょう。願いが明確であるほど、弁財天に届きやすくなるといわれています。

手水舎・鳥居・本殿の正しい作法(初めての人向けガイド)

神社に到着したら、まず鳥居の前で一礼します。

鳥居は神域への入口ですから、敬意を表して軽く頭を下げてからくぐりましょう。参道は中央を避けて端を歩くのがマナーです。

次に手水舎で身を清めます。

右手で柄杓を持って左手を清め、次に左手で柄杓を持ち替えて右手を清めます。再び右手に柄杓を持ち、左手に水を受けて口をすすぎ、最後に柄杓を立てて柄の部分を清めたら、柄杓を元の位置に戻しましょう。

本殿では「二礼二拍手一礼」が基本です。

まず軽くお賽銭を入れ、鈴があれば鳴らします。そして深く二回礼をし、胸の前で二回拍手。このとき願い事を心の中で唱え、最後にもう一度深く礼をして参拝を終えます。

丁寧な作法で参拝することで、神様への敬意が伝わりやすくなるはずです。

銭洗い・金運祈願のやり方とタイミング

弁財天を祀る神社の多くには、銭洗いができる場所が設けられています。

銭洗いとは、お金を清めることで金運を招くという風習。とくに鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社や江島神社の白龍銭洗池などが有名です。

銭洗いの基本的な手順は以下の通りです。

まず、備え付けのザルや籠にお金を入れます。硬貨でも紙幣でも構いません。

次に、湧き水や龍の口から流れ出る水でお金を洗い清めます。このとき「このお金が何倍にもなって戻ってきますように」と心の中で唱えるとよいでしょう。

洗ったお金は清潔なハンカチや布で軽く拭き、財布に入れて持ち歩きます。

なお、洗ったお金は使うことで金運が循環するとされているため、大切にしまい込むのではなく、日常的に使うのがおすすめです。巳の日や己巳の日に銭洗いをすると、さらにご利益が高まるといわれています。

参拝時の祈願文の例(お金・仕事・芸事など目的別)

参拝時の祈願は、自分の言葉で素直に伝えるのが一番です。

しかし初めての方や、どう祈ればよいか迷う方のために、目的別の祈願文の例をご紹介していきます。

【金運アップを願う場合】
「弁財天様、いつもお守りいただきありがとうございます。私の金運をお導きください。お金に恵まれ、豊かな生活ができますよう、お力添えをお願い申し上げます」

【仕事・商売繁盛を願う場合】
「弁財天様、私の仕事(商売)が順調に進みますようお守りください。良いご縁に恵まれ、実りある成果を得られますよう、どうぞお力をお貸しください」

【芸事・学問の上達を願う場合】
「弁財天様、芸事(学問)の向上をお守りください。技術を磨き、多くの方に喜んでいただけるよう精進いたします。どうぞご加護をお願いいたします」

祈願文に決まった形式はありません。

大切なのは、感謝の気持ちと謙虚な姿勢を持って、自分の願いを素直に伝えることです。心を込めて祈れば、きっと弁財天に届くでしょう。

お守り・御朱印・祈祷の受け方と注意点

参拝後には、お守りや御朱印をいただくのも楽しみの一つです。

お守りは社務所や授与所で受け取れます。金運守や芸事守、勝負守など、弁財天ゆかりのお守りが豊富に揃っている神社も多いので、自分の願いに合ったものを選びましょう。

お守りは「購入する」のではなく「授かる」という表現を用います。

また、御朱印は参拝の証としていただけるもの。御朱印帳を持参し、参拝後に御朱印所で丁寧にお願いしてください。

書いてもらっている間は静かに待ち、受け取ったら「ありがとうございます」と一言添えるのがマナーです。

さらに、正式な祈祷を受けたい場合は、事前に神社へ連絡して予約することをおすすめします。とくに己巳の日や巳の日は混雑することが多いため、スムーズに祈祷を受けるためにも事前確認が大切です。

祈祷料は神社によって異なりますが、5,000円から10,000円程度が一般的。心を込めて祈祷を受けることで、弁財天の深いご加護を感じられるでしょう。

目的別おすすめ弁財天スポット|金運・芸事・体験で選ぶ全国の名所

日本全国には、弁財天を祀る神社やお寺が数多く存在しています。

ここでは、金運アップや芸事上達を願う方におすすめのスポットをご紹介していきます。

【東京】不忍池辯天堂:巳成金大祭で全国から参拝者が集まる

東京・上野公園内の不忍池に浮かぶように建つ不忍池辯天堂は、江戸時代から続く弁財天信仰の中心地です。

毎年9月に開催される「巳成金大祭」は、年に一度の特別な縁日として知られています。この日は、秘仏である本尊の弁財天がご開帳され、特別な「巳成金小判守」や「福財布」が授与されます。

巳成金とは「巳(み)の日」「成(なる)」「金(かね)」が重なる日のことを指し、金運が特に高まるとされる日です。

朝5時から夕方17時まで開催され、朝から多くの参拝者で賑わいます。過去の開催時には、午前10時ごろや午後13時半ごろが比較的空いていたという情報がありますので、混雑を避けたい方は参考にしてみてください。

なお、2026年の具体的な開催日は未定ですが、例年9月の「巳の日」で「成(なる)」が重なる日に開催されています。

訪れる予定の方は、事前に公式ホームページで開催日を確認することをおすすめします。アクセスは、JR上野駅から徒歩約6分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅から徒歩約8分、京成上野駅から徒歩約5分と便利な立地です。

【神奈川】江島神社:芸事上達と恋愛運アップを同時に祈れる

江の島に鎮座する江島神社は、日本三大弁財天の一つとして知られています。

辺津宮・中津宮・奥津宮の三つの宮があり、それぞれに女神が祀られています。この三女神を総称して江島大神と呼び、弁財天として信仰されてきました。

江島神社の見どころは、辺津宮近くの奉安殿にある弁財天像です。

国指定重要文化財の八臂弁財天と、市指定重要文化財の妙音弁財天の二体が安置されており、拝観料200円で参拝できます。八臂弁財天は勝運守護の姿、妙音弁財天は琵琶を持つ芸能の姿として親しまれています。

さらに江島神社には「白龍銭洗池」があり、ここで銭洗いをすると金運アップのご利益があるとされています。

また、江の島には五頭龍伝説があり、龍神と天女(弁財天)の恋物語が伝承されているため、恋愛成就のパワースポットとしても人気です。アクセスは小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅から徒歩約15分。

三社すべてを巡る「三社参り」が正式な参拝とされているので、時間をかけてゆっくり参拝してみることをおすすめします。

【鎌倉】銭洗弁財天:金運アップの定番!銭洗いの正しい作法

鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社は、金運アップの聖地として全国的に有名です。

正式名称は「銭洗弁財天宇賀福神社」といい、鎌倉時代から続く歴史ある神社。境内の奥にある洞窟から湧き出る霊水でお金を洗うと、何倍にも増えて戻ってくるという言い伝えがあります。

銭洗いの作法はシンプルです。

まず、社務所でロウソクと線香を購入し、本宮にお参りします。その後、奥宮へ進み、備え付けのザルにお金を入れて霊水で洗い清めます。

硬貨だけでなく紙幣も洗うことができますが、紙幣の場合は端だけを濡らす程度にしましょう。洗ったお金は、清潔なハンカチやタオルで水気を拭き取り、財布に入れて持ち歩きます。

大切なのは、洗ったお金を循環させることです。

ずっと保管しているのではなく、日常的に使うことで金運が巡ってくるとされています。アクセスはJR鎌倉駅西口から徒歩約20分。

やや坂道や階段がありますが、静かな住宅街を抜けた先に現れる神聖な空間は、訪れる価値がありますよ。

【京都・大阪】長蛇寺・六波羅蜜寺など関西の弁財天めぐり

関西エリアにも、弁財天を祀る寺社が数多く存在しています。

京都では、六波羅蜜寺が弁財天の巳の日参拝で有名です。六波羅蜜寺は平安時代から続く古刹で、毎月の巳の日には弁財天のお参りが行われています。

2025年の巳の日には、多くの参拝者が金運や財運を祈願に訪れるでしょう。

また、京都市内には他にも弁財天を祀る寺社が点在しており、巳年の2025年は特に注目が集まっています。蛇をモチーフにした御朱印やお守りも授与されるため、巳の日に合わせて訪れてみるのもおすすめです。

大阪では、大阪天満宮や難波八阪神社などでも弁財天が祀られています。

それぞれの寺社で独自の参拝文化や授与品があるため、複数の寺社を巡って弁財天詣でを楽しむのもよいでしょう。関西の弁財天めぐりは、歴史や文化にも触れられる充実した参拝体験となるはずです。

どの寺社を選ぶべき?目的別・エリア別比較表

弁財天を祀る寺社は数多くありますが、どこを選ぶかは目的やアクセスによって異なります。

以下に、簡単な比較をまとめてみました。

【金運重視の方】
鎌倉・銭洗弁財天宇賀福神社、江島神社(白龍銭洗池)、東京・不忍池辯天堂

【芸事上達を願う方】
江島神社(奉安殿の妙音弁財天)、京都・六波羅蜜寺

【恋愛運もアップしたい方】
江島神社(龍恋伝説のパワースポット)

【アクセス重視・都内の方】
東京・不忍池辯天堂、品川・蛇窪神社(天祖神社)

【関西エリアの方】
京都・六波羅蜜寺、大阪天満宮

どの寺社も独自の魅力とご利益がありますので、自分の願いや都合に合わせて選んでみてください。

もちろん、複数の寺社を巡礼するのもおすすめです。弁財天のご加護を感じながら、金運や芸事の向上を目指していきましょう!

巳の日参拝のタブーとQ&A|やってはいけないこと・疑問をスッキリ解決

巳の日は吉日として知られていますが、実は避けたほうがよいとされる行動もあります。

ここでは、巳の日のタブーやよくある疑問について、わかりやすく解説していきます。

巳の日に避けるべき行動(大きな出費・お金の貸し借りなど)

巳の日は金運を上げる日とされていますが、大きな出費や支払いは避けたほうがよいといわれています。

なぜなら、金運上昇の日に大金を使うと、せっかくの運気が流れ出てしまうと考えられているからです。車や家など高額な買い物をする場合は、巳の日以外の日を選ぶことをおすすめします。

また、お金の貸し借りも巳の日には避けるべきとされています。

金運を下げる行為として昔から忌避されてきました。お金を貸すことで自分の金運が流れ出てしまい、お金を借りることで金運の循環が滞ると考えられているのです。

さらに、結婚式や入籍も巳の日には不向きとされることがあります。

弁財天は女性の神様であるため、仲睦まじいカップルに嫉妬してしまうという俗説があるためです。ただし、これはあくまで言い伝えであり、科学的根拠はありません。

実際、弁財天は縁結びの神様でもあるため、気にしすぎる必要はないでしょう。

大安など他の吉日と重なった場合は、臨機応変に判断してみてください。

雨の日でも参拝していい?天候と時間帯の選び方

巳の日に雨が降っていても、参拝は問題ありません。

むしろ、弁財天はもともと水の神様ですから、雨の日の参拝は縁起が良いとも考えられています。雨音に包まれながらの参拝は、より神聖な気持ちで祈りを捧げられるかもしれません。

ただし、台風や大雨など荒天時は安全を優先してください。

無理に参拝して怪我をしてしまっては本末転倒です。天候が落ち着いてから、改めて参拝に訪れるのが賢明でしょう。

参拝の時間帯については、基本的に午前中がおすすめとされています。

朝の清々しい空気の中で参拝すると、神様のエネルギーを受け取りやすいといわれています。とはいえ、午後や夕方の参拝が悪いわけではありません。

自分の都合に合わせて、無理のない時間帯を選ぶのが一番です。大切なのは、神様への感謝と敬意を持って参拝することですから、時間帯にこだわりすぎる必要はありません。

服装・写真撮影・御朱印マナーの基礎知識

神社を訪れる際の服装は、清潔感があり落ち着いたものが基本です。

カジュアルすぎる服装やビーチサンダル、派手すぎる露出の多い服は避けましょう。神域に入る際は、神様への敬意を表す服装を心がけることが大切です。

写真撮影については、境内での撮影は基本的に可能ですが、本殿内部や神聖な場所では禁止されていることがあります。

必ず事前に確認し、「撮影禁止」の表示がある場所では撮影を控えましょう。また、他の参拝者の迷惑にならないよう、静かに撮影することもマナーです。

御朱印をいただく際は、参拝を済ませてから御朱印所へ向かいます。

御朱印帳を開いて差し出し、「お願いします」と丁寧に依頼しましょう。書いていただいている間は静かに待ち、受け取ったら「ありがとうございます」と感謝の言葉を添えます。

御朱印は参拝の証ですから、スタンプラリーのように集めるのではなく、一つ一つに感謝の気持ちを持つことが大切です。

お賽銭はいくらが良い?硬貨・紙幣どちらでも大丈夫?

お賽銭の金額に決まりはありません。

自分の気持ちを込めて、無理のない範囲で納めることが何より大切です。一般的には5円玉(ご縁)、50円玉(十分なご縁)、15円玉(十分なご縁)など、縁起を担いだ金額が好まれています。

硬貨でも紙幣でも、どちらでも問題ありません。

ただし、小銭がないからといって10円玉を大量に入れるのは避けたほうがよいでしょう。10円は「遠縁」に通じるとされ、縁起があまり良くないといわれています。

お賽銭は神様への感謝の気持ちを表すものです。

金額の多寡ではなく、誠実な心で納めることが最も重要だといえるでしょう。また、お賽銭箱に投げ入れる際は、乱暴にならないよう丁寧に入れてください。

静かにそっと納めることで、神様への敬意が伝わります。

参拝後に「運気が上がらない」と感じた時の見直しポイント

巳の日に参拝したのに運気が上がらないと感じる場合、いくつか見直すべきポイントがあります。

まず、日常生活における態度や行動を振り返ってみてください。参拝だけで運気が上がるわけではなく、日々の努力や感謝の気持ちが何より大切です。

たとえば、お金に対する態度を見直してみましょう。

財布の中を整理整頓していますか?レシートや不要なカードでパンパンになっていませんか?お金を大切に扱うことは、金運アップの基本です。

また、ネガティブな言葉を口にしていないかもチェックしてみてください。

「お金がない」「運が悪い」といった否定的な言葉は、運気を下げてしまいます。代わりに「ありがとう」「ついている」といったポジティブな言葉を意識的に使うようにしましょう。

さらに、参拝後のお礼参りを忘れていませんか?

願いが叶ったときには、必ず神様に感謝を伝えに行くことが大切です。お礼参りをすることで、さらなるご加護が得られるとされています。

運気は一朝一夕には変わりません。

焦らず、日々感謝の気持ちを持ちながら、前向きに行動し続けることが運気アップへの近道なのです。

参拝後のご利益を持続させるためのアフターケアと開運行動

巳の日に参拝した後も、そのご利益を持続させるための行動が大切です。

ここでは、参拝後のアフターケアと日常生活での開運行動についてお伝えしていきます。

洗ったお金・お守り・御朱印の扱い方

銭洗いで清めたお金は、財布に入れて日常的に使いましょう。

そのまま保管しておくのではなく、循環させることで金運が巡ってくるとされています。ただし、すべて使い切ってしまうのではなく、一部を種銭として財布に残しておくのもおすすめです。

お守りは、肌身離さず持ち歩くのが基本です。

バッグや財布の中に入れておき、常に弁財天のご加護を感じられるようにしましょう。お守りの効果は一年間とされているため、翌年の巳の日に新しいお守りをいただき、古いお守りは神社に返納します。

御朱印は、御朱印帳に大切に保管してください。

御朱印帳は神様の分身ともいえる神聖なものですから、丁寧に扱うことが大切です。机の引き出しなどにしまい込むのではなく、目につく場所に置いておくと、参拝の記憶が蘇り、感謝の気持ちを持ち続けやすくなります。

祈願成就後の「お礼参り」のタイミングと作法

願いが叶ったときには、必ずお礼参りに行きましょう。

お礼参りは、神様への感謝を伝える大切な行為です。願いが成就してから、なるべく早めに参拝することが推奨されています。

お礼参りの際は、普段の参拝と同じように手水舎で身を清め、本殿で二礼二拍手一礼をします。

このとき、「願いを叶えていただきありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えましょう。さらに、今後の目標や抱負を報告するのも良いとされています。

お礼参りの際にお供え物を持参するのもおすすめです。

お酒やお菓子など、神様にお供えできるものを選びましょう。ただし、神社によっては持参したお供え物を置けない場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

お礼参りを丁寧に行うことで、さらなるご加護が得られるだけでなく、自分自身も謙虚な気持ちを保てるはずです。

日常生活で運気を維持するための心がけ(言葉・行動・掃除など)

運気を維持するには、日常生活での心がけが何より重要です。

まず、言葉遣いに気をつけましょう。ネガティブな言葉は運気を下げるため、できるだけポジティブな言葉を口にするよう心がけてください。

「ありがとう」「嬉しい」「ついている」といった言葉を意識的に使うことで、自然と運気が上がっていきます。

次に、お金の扱い方を見直してみましょう。

財布は常に整理整頓し、お札は向きを揃えて入れます。小銭も散らかさず、きちんと管理することが大切です。

また、お金を使う際には「ありがとう」と心の中で感謝すると、金運が循環しやすくなるといわれています。

さらに、掃除も運気アップに欠かせません。

とくに玄関やトイレ、水回りは金運と深く関わっているため、こまめに掃除して清潔に保ちましょう。部屋が散らかっていると運気が滞りやすくなるため、整理整頓を心がけることも大切です。

毎日少しずつでも掃除を続けることで、気の流れが良くなり、運気が自然と上がっていくでしょう。

関連する吉日との組み合わせ活用法(寅の日・一粒万倍日など)

巳の日以外にも、金運や開運に良いとされる吉日がいくつかあります。

これらを組み合わせて活用することで、さらに効果的に運気を高めることができるでしょう。

寅の日は、「出て行ったお金が戻ってくる」という意味があり、財布の購入や宝くじの購入に適しています。

巳の日が「お金を貯める・呼び込む」日だとすれば、寅の日は「お金が循環する」日。両方の吉日を意識して行動することで、金運の流れを整えられます。

一粒万倍日は、「わずかなものが万倍に増える」という最強の吉日です。

この日に始めたことは大きく実を結ぶとされているため、新しい事業やプロジェクトを始めるのに最適。巳の日や己巳の日と一粒万倍日が重なる日は、年に数回しかない超強力な開運日です。

天赦日は、年に5〜6回しか訪れない貴重な大吉日で、天が万物の罪を赦す日とされています。

この日に願ったことは、天の助けによって叶いやすくなるといわれています。天赦日と一粒万倍日が重なる日は、一年で最も強力な開運日とされているため、大きな決断をする際にはこの日を選んでみましょう。

吉日を上手に組み合わせて活用することで、運気の波に乗りやすくなります。

カレンダーやスケジュール帳に吉日を書き込んでおき、計画的に行動してみてください。

まとめ

巳の日は、弁財天の使いである蛇に願いが届く特別な吉日です。

12日に一度訪れる巳の日と、60日に一度の己巳の日を活用することで、金運・財運・芸事など、さまざまな分野での開運が期待できます。2025年は巳年ですから、年内最後の巳の日までそのパワーを存分に活用していきましょう。

参拝の際は、正しい作法で丁寧にお参りし、銭洗いやお守りの授与などを通じて弁財天のご加護を受けてください。

また、参拝後も日常生活で感謝の気持ちを持ち続け、お金や言葉、環境を整えることが大切です。願いが叶ったときには必ずお礼参りに行き、神様への感謝を伝えましょう。

これからの巳の日をきっかけに、運気を高める行動を始めてみてください。

他の吉日とも組み合わせながら、あなたの金運や才能が大きく花開くことを願っています!