「裏鬼門にキッチンがあるって、やっぱり良くないのかな……」
新築やリフォームを検討していて、家の間取りを考えているうちに「鬼門」や「裏鬼門」という言葉を知り、不安になっている方も多いのではないでしょうか。
特に裏鬼門(南西)にキッチンを配置すると凶相になるという話を聞いて、心配になっている方もいるかもしれません。
この記事では、裏鬼門とキッチンの関係について正しく理解し、どうしても避けられない場合の効果的な対策までわかりやすくお伝えしていきます。迷信として片付けるのではなく、環境リスクとして捉えて快適な住まいづくりを目指していきましょう!
裏鬼門(南西)ってどこ?家の中心・鬼門ラインを理解しよう

まず、裏鬼門がどこにあるのかを正しく把握することが大切です。
ここでは家の中心の出し方から、鬼門ラインの引き方まで、具体的な手順をお伝えしていきます。
裏鬼門=南西、鬼門=北東の基本方位を整理
家相や風水において、鬼門(きもん)とは北東の方角を指します。
一方、裏鬼門(うらきもん)はその真逆にあたる南西の方角のこと。
鬼門は十二支で表すと「丑寅(うしとら)」の方角、裏鬼門は「未申(ひつじさる)」の方角にあたります。正確には、鬼門は磁北から22.5度〜67.5度、裏鬼門は202.5度〜247.5度の範囲です。
つまり、北東と南西のそれぞれ45度ずつの範囲が、鬼門と裏鬼門にあたるわけです。
この2つの方位を結ぶ直線が「鬼門ライン」と呼ばれ、古来より鬼が通る道として避けられてきました。
家の中心点の正しい出し方(間取り図での測定手順)
鬼門や裏鬼門を正確に判断するには、まず家の中心点を出す必要があります。
四角形の住宅の場合は、間取り図に対角線を2本引いてみてください。交差した点が家の中心点です。
複雑な形の家の場合は、建物の重心を求める必要があります。
凹凸がある場合は、建物全体を複数の長方形に分割してから、それぞれの面積と中心を計算し、加重平均で全体の中心を算出する方法が一般的です。
ただし、家相の流派によって中心の取り方が異なる場合もあるため、正確に知りたい方は家相鑑定の専門家に相談することをおすすめします。
鬼門ライン(北東〜南西線)の引き方と確認方法
家の中心点が出たら、次は方位を確認していきます。
スマートフォンのコンパスアプリや方位磁石を使って、家の中心から見た磁北(北)の方向を確認してください。磁北から時計回りに22.5度〜67.5度の範囲が鬼門、202.5度〜247.5度の範囲が裏鬼門になります。
間取り図に磁北を記入したら、中心点から北東と南西に向かって直線を引いてみましょう。
この線が鬼門ラインです。キッチンのコンロやシンクがこのライン上、あるいは45度の範囲内に入っているかを確認してください。
ちなみに、建物の中心から半径2メートル以内にコンロなどの火気を配置するのも、家相上は避けたほうが良いとされています。
家相と風水の違い:何を根拠に考えるべきか
「家相」と「風水」は混同されがちですが、実は異なるものです。
風水は古代中国で生まれた思想で、土地の気の流れや自然エネルギーを重視します。
一方、家相は風水の考え方が日本に伝わり、日本の気候や住環境、神道などの影響を受けて独自に発展した統計学的な知恵。過去の経験から「ここに○○があると良くない」といったデータが蓄積されてきたものなんです。
どちらを信じるかは個人の自由ですが、大切なのは「なぜそう言われるのか」という理由を理解すること。
単なる迷信として片付けるのではなく、先人の知恵として受け止めながら、現代の技術で補える部分は補っていく姿勢が重要です。
なぜキッチンが裏鬼門にあると良くないと言われるのか?

裏鬼門のキッチンがなぜ避けられるのか、その理由を知っておくことが大切です。
ここでは、家相上の理由から現代の住宅事情まで、多角的に見ていきます。
家相上の理由|「土の気」と「火・水」の衝突
家相では、南西の方位は「土の気」を持つ場所とされています。
この方位は母や妻を象徴する方角でもあり、家庭の安定を司る重要な場所。
ところがキッチンには「火の気」(コンロ)と「水の気」(シンク)の両方が存在します。火と水は相反する性質を持つため、もともとバランスが取りにくい空間なんです。
さらに南西の土の気とも相性が悪く、3つのエネルギーがぶつかり合って不安定になるとされています。
このエネルギーの乱れが、特に主婦や女性の健康運、家庭運に影響を与えやすいと考えられてきました。
風水的リスク|気の流れが乱れやすく、家庭運・健康運に影響
風水の観点からも、裏鬼門は陰陽の境界線にあたる不安定な方位です。
気の流れが変化しやすく、乱れが生じやすい場所とされています。
キッチンで発生する油煙や生ゴミの臭い、湿気などは「陰の気」を生み出します。これらが裏鬼門で滞ると、家全体のエネルギーバランスが崩れてしまう可能性があるんです。
結果として、家族の健康を損ねたり、イライラしやすくなったり、家庭内のコミュニケーションがうまくいかなくなるといった影響が出るとされています。
また、南西方位は「忍耐」を意味する方角でもあるため、努力が報われにくくなるという解釈もあります。
現代住宅の観点|日照・湿気・西日・臭い・カビの問題点
実は、家相や風水の教えには科学的な根拠も含まれています。
南西の方位は、午後から夕方にかけて強い西日を浴びる場所。夏場は室温が上昇しやすく、冷蔵庫がなかった時代には食べ物が傷みやすかったんです。
また、湿気がこもりやすく、カビや雑菌が繁殖しやすい環境でもあります。
調理で発生する油煙や水蒸気が加わると、さらに不衛生になりがち。昔の住宅には強力な換気扇もなかったため、臭いもこもりやすかったわけです。
北東の鬼門も同様で、冬は冷え込みが厳しく、夏は朝から急激に温度が上がる特徴があります。
このように、鬼門・裏鬼門の教えは「統計学的な生活の知恵」という側面が強いんです。
「迷信」ではなく”環境リスク”として捉えるのがポイント
現代では、高断熱・高気密住宅やエアコン、強力な換気扇など、設備が大きく進化しています。
冷蔵庫や冷凍庫もあるため、食品の保存に関する心配も昔ほどではありません。
つまり、裏鬼門にキッチンがあっても、適切な対策を取れば快適に暮らせる時代になっているんです。
ただし、「気にしなくて良い」というわけではありません。
西日対策や換気、清潔さの維持など、その場所特有の環境リスクがあることは事実。「迷信」として無視するのではなく、「環境的に注意が必要な場所」として認識し、適切な対策を講じることが大切です。
この考え方を持つことで、家相や風水を前向きに活用できるようになります!
「避けられない」裏鬼門キッチンでまず整える3つの即効対策

すでに裏鬼門にキッチンがある、あるいは間取り上どうしても避けられない場合でも大丈夫です。
ここでは、今すぐ実践できる基本的な対策を3つご紹介していきます。
① 換気を徹底する(油煙・湿気・臭いをこもらせない)
裏鬼門キッチンで最も重要なのが、換気の徹底です。
調理中は必ず換気扇を回し、油煙や水蒸気を外に排出してください。できれば換気扇は24時間稼働させておくのが理想的。
窓がある場合は、調理後に窓を開けて自然の風を通すことも効果的です。
ただし、風水では窓やドアを開けっぱなしにすると外から気が入り込んで余計に乱れるとされているため、換気は短時間で済ませるのがポイント。
また、生ゴミはこまめに処理し、ゴミ箱には必ずフタをつけるようにしましょう。
臭いや湿気がこもることで陰の気が溜まりやすくなるため、常に空気を循環させる意識を持つことが大切です。
② 清潔を保つ(床・排水口・壁面を常に清める)
次に重要なのが、徹底的な清潔さの維持です。
シンクや排水口は特に汚れやすく、悪臭や雑菌の温床になりやすい場所。毎日こまめに掃除をして、ヌメリや汚れを溜めないようにしてください。
スポンジやまな板、ふきんなども定期的に除菌することが重要です。
調理器具や食器は出しっぱなしにせず、使ったらすぐに洗って収納する習慣をつけましょう。コンロ周りの油汚れも、気づいたときにサッと拭き取る癖をつけると良いです。
床や壁面の掃除も忘れずに。
特に裏鬼門は西日が当たって熱がこもりやすいため、油汚れが頑固になりやすいんです。週に1回は床のモップがけ、月に1回は壁面の拭き掃除を行うことをおすすめします。
キッチンが清潔に保たれていれば、家相上の凶相も和らぐとされています。
③ 色と素材で補う(南西=土の気 → ベージュ・アイボリー・木目調で安定)
インテリアの色選びも、気のバランスを整える重要な要素です。
南西の方位は「土の気」を持つため、土と相性の良いアースカラーを取り入れると良いでしょう。
具体的には、ベージュ、アイボリー、ブラウン、テラコッタ、薄いオレンジなどがおすすめです。
木目調の家具や素材も、土の気と調和しやすく、安定感を生み出してくれます。逆に、寒色系の青や水色、黒などは避けたほうが無難。
カーテンやキッチンマット、収納ボックスなどの小物から、少しずつ取り入れてみてください。
また、南西は「母」「主婦」を象徴する方位でもあるため、温かみのある色合いにすることで、家族が集まりやすく居心地の良い空間になります。
色の持つパワーを活用して、気の流れを整えていきましょう!
+α 植物・盛り塩・香りなど”気のバランス”を整える小物活用
基本の3つの対策に加えて、さらに気のバランスを整えるアイテムも活用できます。
まず、観葉植物を置くのも一つの方法です。ただし、南西の方位に関しては、植物を置いても効果が薄いという説もあるため、置く場合はキッチンの動線を邪魔しない場所を選んでください。
盛り塩は、邪気を払い空間を清める効果があるとされています。
小皿に天然の粗塩を盛り、キッチンの隅や排水口の近くなど、水がかからない場所に置きましょう。1週間に1回程度交換し、使い終わった塩は排水口に流すと空間全体を清められます。
また、ヒイラギやサボテンなどトゲのある植物は、邪気を払う効果があるとされているため、玄関やキッチンの入口付近に置くのも良いでしょう。
アロマディフューザーやお香で良い香りを漂わせるのも、気の浄化に効果的。
柑橘系やハーブ系の爽やかな香りがおすすめです。ただし、料理の香りと混ざらないよう、調理時は控えめにするのがポイントです。
新築・リフォーム・賃貸それぞれの配置ポイントと対策

状況によって取れる対策は異なります。
ここでは、新築、リフォーム、賃貸という3つのケース別に、具体的な配置のポイントと対策をお伝えしていきます。
【新築】設計時に避けたい位置と、ズラす距離の目安
新築の段階であれば、設計時に裏鬼門を避ける選択肢があります。
理想的なのは、キッチンを鬼門ライン(北東〜南西を結ぶ直線)の上から外すこと。特にコンロやシンクといった火気・水気を伴う設備は、鬼門ラインの直上を避けるよう設計士に相談してください。
また、建物の中心から半径2メートル以内にコンロを配置するのも避けたほうが良いとされています。
もし敷地や道路の関係でどうしても南西側にキッチンを配置せざるを得ない場合は、裏鬼門の範囲(45度)の3分の1以内に収まるよう工夫すると、凶相が弱まります。
さらに、IHクッキングヒーターを選ぶことで火気の問題を軽減できるため、ガスコンロよりはIHを選択するのも一つの方法です。
設計段階で家相鑑定の専門家に相談するのもおすすめ。
家族の生まれ年(十二支)によって避けるべき方位が異なる場合もあるため、個別の鑑定を受けることで、より精度の高い家づくりができます。
【リフォーム】IH化・配管変更・遮光・断熱リフォームの優先順位
既存の家をリフォームする場合、完全に位置を変えるのは難しいこともあります。
そんなときは、環境リスクを減らすリフォームを検討しましょう。
最優先は、ガスコンロからIHクッキングヒーターへの変更です。IHは火を使わないため、火気による凶相を軽減できます。工事も比較的簡単で、費用も抑えられる対策です。
次に、換気システムの強化。
古い換気扇を最新の強力なものに交換したり、24時間換気システムを導入したりすることで、湿気や臭いの問題を大幅に改善できます。
西日対策としては、遮光・遮熱カーテンの設置や、窓ガラスへの遮熱フィルムの貼り付けが効果的。
夏場の室温上昇を防ぎ、食品の劣化リスクも減らせます。断熱リフォームを行えば、冷暖房効率も上がり、年間を通じて快適なキッチンになります。
配管の変更でシンクやコンロの位置を少しずらすことができる場合は、鬼門ラインから外す方向に移動させると良いでしょう。
ただし、大規模な配管工事は費用がかかるため、予算と相談しながら優先順位をつけて進めてください。
【賃貸】貼って剥がせる対策・家具配置・色選びで整える方法
賃貸住宅の場合は、大掛かりなリフォームはできません。
しかし、工夫次第で十分に対策を講じることができます。
まず、貼って剥がせるタイプの遮光・遮熱フィルムを窓に貼りましょう。西日による温度上昇を防ぎ、退去時も原状回復が可能です。
カーテンも遮光・遮熱機能のあるものに変えるだけで、かなり効果があります。
色選びも重要なポイント。
キッチンマット、収納ボックス、タオル、スポンジ入れなどをベージュやアイボリーなどのアースカラーで揃えてください。壁に貼れるリメイクシートを使えば、賃貸でも手軽に木目調の雰囲気を作れます。
家具配置の工夫も効果的。
コンロのすぐ横にパントリーや収納棚を配置することで、火気の影響を和らげることができるとされています。また、冷蔵庫の上にオーブンレンジや炊飯器など熱を発するものを置かないようにすることも大切です。
盛り塩や神社のお札、ヒイラギなどのトゲのある植物を置くのも、賃貸でもすぐに実践できる対策。
清潔さを保つことが何より重要なので、毎日のこまめな掃除を習慣化していきましょう!
予算別の対策早見表(低・中・高コストで比較)
予算に応じて、取り組める対策は異なります。
ここでは、低・中・高コストの3段階に分けて、具体的な対策をまとめていきます。
【低コスト(〜3万円程度)】
・盛り塩、お札、魔除けの植物を配置
・アースカラーの小物(キッチンマット、タオル、収納ボックス)に変更
・こまめな掃除と換気の徹底
・ゴミ箱をフタ付きに交換
・遮光・遮熱カーテンへの交換
【中コスト(3万円〜20万円程度)】
・貼って剥がせる遮熱フィルムの設置
・換気扇の交換または強化
・観葉植物や浄化アイテムの追加
・IH対応の調理器具への買い替え
・収納家具の配置変更やパントリーの追加
【高コスト(20万円以上)】
・ガスコンロからIHクッキングヒーターへの変更
・24時間換気システムの導入
・窓の断熱リフォーム(二重窓など)
・配管変更によるシンク・コンロ位置の移動
・キッチン全体のリノベーション
まずは低コストでできる対策から始めて、様子を見ながら段階的に投資していくのがおすすめです。
大切なのは、高額な対策をすることよりも、日々の清潔さを保つこと。
基本をしっかり押さえたうえで、必要に応じて予算をかけていきましょう!
よくある誤解&チェックリスト|裏鬼門キッチンの”OK・NG”を判定

家相や風水には、誤解されやすいポイントがいくつかあります。
ここでは、よくある誤解を解きながら、正しい理解を深めていきましょう。
× 鬼門・裏鬼門のライン上なら全部NGではない!
「鬼門ラインにかかっているからダメだ」と諦める必要はありません。
家相で最も避けたいのは、鬼門ラインの直上にコンロやシンクといった火気・水気の設備が来ること。キッチン全体が裏鬼門の範囲内にあっても、コンロとシンクがラインから外れていれば、影響は軽減されます。
また、裏鬼門の範囲は45度ありますが、その中心線(真南西)に近いほど影響が強く、端に近いほど弱まるという考え方もあります。
つまり、同じ「裏鬼門にキッチンがある」状態でも、詳しく見れば影響の度合いは異なるんです。
さらに、収納スペースや食器棚が裏鬼門にあることは問題ないとされています。
むしろ、北東(鬼門)の収納は貯蓄運を高めると言われるほど。「裏鬼門=すべてNG」ではなく、何がどこにあるかで判断することが大切です。
× 盛り塩や方位磁石を”置くだけ”では効果が出ない理由
盛り塩やお札、観葉植物などを置いて安心してしまうのは要注意です。
これらのアイテムは気を整えるサポート役であって、魔法のように問題を解決してくれるわけではありません。
盛り塩は1週間に1回程度交換しないと、逆に悪い気を溜め込んでしまいます。
観葉植物も、枯れたまま放置していては逆効果。お札も、ホコリをかぶったままでは本来の効果を発揮できないんです。
また、方位磁石で鬼門を確認しただけで満足してしまうケースもありますが、大切なのはその後の対策。
正確な方位を知ることは第一歩に過ぎません。
どんなに良いアイテムを置いても、キッチンが汚れていたり、換気不足で臭いがこもっていたりしては意味がないということです。基本の清潔さと換気を徹底したうえで、補助的にこれらのアイテムを活用しましょう!
○ 生活習慣の整え方で運気は変えられる(清掃・換気・明るさ)
実は、家相や風水の本質は「生活習慣を整えること」にあります。
裏鬼門にキッチンがあっても、毎日きちんと掃除をして、しっかり換気し、明るく清潔な状態を保っていれば、凶作用は大幅に軽減されるんです。
逆に、どんなに吉方位にキッチンがあっても、汚れていて暗く淀んだ空間なら、運気は下がります。
つまり、「どこにあるか」よりも「どう使うか」のほうが重要だということ。
特に裏鬼門は西日が当たるため、明るさについては自然に確保されやすい方位。その明るさを活かしつつ、遮光で温度上昇を防ぎ、換気で湿気を飛ばし、清掃で清潔さを保つ。
この3つの習慣を続けることで、環境は確実に改善されます。
運気は待っているだけでは上がりません。日々の小さな積み重ねが、大きな変化を生み出していきます!
チェックリスト:あなたの家の裏鬼門キッチン度を自己診断
ここで、あなたの家のキッチンが今どんな状態なのか、チェックしてみましょう。
以下の項目で、当てはまるものの数を数えてください。
□ キッチンが家の南西方位にある
□ コンロまたはシンクが鬼門ライン上にある
□ 換気扇を回さずに調理することがある
□ シンクや排水口にヌメリがある
□ 生ゴミをその日のうちに捨てていない
□ ゴミ箱にフタがついていない
□ 調理後の食器を翌日まで放置することがある
□ 西日が強く当たり、午後は暑くなる
□ 冷蔵庫の上にオーブンレンジや炊飯器がある
□ キッチンマットや小物が寒色系(青・黒など)
□ 観葉植物が枯れたまま放置されている
□ 週に1回以上、床や壁面の掃除をしていない
【診断結果】
0〜3個:良好な状態です。この調子で清潔さを保ちましょう。
4〜7個:改善の余地あり。できる対策から始めてください。
8個以上:要注意。早急に生活習慣の見直しと対策が必要です。
チェック項目が多かった方も、落ち込む必要はありません。
これから少しずつ改善していけば大丈夫です!
対策後に見直したい!効果を体感するためのモニタリング&改善ステップ

対策を実施したら、それで終わりではありません。
効果を実感し、さらに改善していくためのモニタリング方法をお伝えしていきます。
日常の変化を記録する(におい・湿度・気分・家族の会話)
対策を始めたら、日々の変化を記録する習慣をつけましょう。
まず、キッチンの「におい」に注意を払ってください。調理後の臭いがこもらなくなったか、生ゴミの臭いが気にならなくなったかをチェックします。
湿度も重要なポイント。
湿度計を置いて、キッチンの湿度が適切な範囲(40〜60%程度)に保たれているかを確認してください。梅雨時や夏場は特に注意が必要です。
また、自分自身の気分や体調の変化も記録しておくと良いでしょう。
「最近イライラしなくなった」「料理をするのが楽しくなった」といった心理的な変化も、気の流れが整ってきたサインです。
家族との会話が増えたか、キッチンに家族が集まるようになったかといった変化も見逃さないでください。
キッチンが整うと、家族のコミュニケーションも自然と改善されていきます。日記やスマホのメモアプリなどを使って、気づいたことを簡単に記録していきましょう!
季節ごとのメンテナンスチェック(夏の西日・冬の結露)
季節によって、キッチンの環境は大きく変わります。
夏場は西日による温度上昇が最も問題になる時期。遮光カーテンやフィルムがしっかり機能しているか、冷蔵庫の温度設定は適切かをチェックしてください。
また、高温多湿になるため、排水口やシンク周りのカビや雑菌の繁殖にも注意が必要です。
換気扇のフィルターも油汚れが溜まりやすいので、月に1回は掃除をしましょう。
冬場は、窓の結露に気をつけてください。
結露が発生すると、カビの原因になります。こまめに拭き取ったり、結露防止グッズを活用したりして対策しましょう。
春と秋は、年2回の大掃除のタイミング。
換気扇の分解清掃、コンロ周りの徹底的な油汚れ落とし、排水口の配管クリーニングなどを行ってください。盛り塩やお札の交換、観葉植物の植え替えもこの時期に行うと良いです。
季節の変わり目に定期的なメンテナンスを行うことで、1年を通じて快適なキッチンを保てます!
3ヶ月後に再評価して、必要なら追加調整を行う
対策を始めてから3ヶ月後を目安に、一度振り返りをしてみましょう。
最初にチェックした項目をもう一度確認して、改善されたポイントと、まだ課題が残っているポイントを整理してください。
3ヶ月続けられた習慣は、その後も継続しやすくなります。
逆に、3ヶ月経っても続けられていない対策があれば、それはあなたのライフスタイルに合っていない可能性があります。無理のない範囲で、別の方法を試してみてください。
効果が実感できた対策は続け、効果が薄かった対策は見直します。
たとえば、「盛り塩はこまめに交換できないから、代わりに観葉植物を増やそう」といった柔軟な調整も大切です。
また、新たに気になる点が出てきた場合は、追加の対策を検討しましょう。
予算に余裕があれば、次のステップとしてIH化や断熱リフォームなどを計画するのも良いですね。大切なのは、完璧を目指すことではなく、少しずつ改善を続けること。
3ヶ月ごとに見直しながら、自分に合った方法を見つけていきましょう!
「整っている家」は”清潔・香り・明るさ”で感じ取れる
最終的に、気の流れが整った家には共通する特徴があります。
それは、「清潔さ」「良い香り」「明るさ」の3つ。
家に入った瞬間に爽やかな空気を感じる、嫌な臭いが一切しない、自然光や照明でキッチンが明るく保たれている。こうした状態になっていれば、気のバランスは整っていると言えるでしょう。
逆に、暗くて淀んだ空気が流れ、臭いがこもっている空間では、どんなに風水グッズを置いても効果は限定的です。
アイテムに頼るのではなく、基本の「清潔・香り・明るさ」を大切にしてください。
この3つを意識して日々を過ごすことで、家全体のエネルギーが変わります。
キッチンが整えば、他の部屋も自然と整えたくなるもの。家全体の運気が上がり、家族の健康や人間関係にも良い影響が現れてくるはずです。
裏鬼門のキッチンだからこそ、丁寧に向き合い、整えていく価値があります!
まとめ

裏鬼門(南西)にキッチンがあることは、家相上は避けたい配置とされています。
しかし、現代の住宅設備や技術を活用すれば、十分に快適な空間にすることが可能です。
大切なのは、「迷信」として無視するのでもなく、「絶対にダメだ」と諦めるのでもなく、「環境リスクがある場所」として認識し、適切な対策を講じること。
換気の徹底、清潔さの維持、色と素材の工夫という3つの基本対策を続けることで、裏鬼門のキッチンでも運気を整えることができます。
新築なら設計段階で配置を工夫し、リフォームならIH化や断熱対策を、賃貸なら小物や家具配置の工夫を。それぞれの状況に応じた対策を、無理のない範囲で実践していきましょう。
そして、対策を実施した後は定期的にモニタリングを行い、効果を確認しながら改善を続けてください。
「清潔・香り・明るさ」の3つが保たれていれば、あなたの家は確実に良い方向へ向かっています。
裏鬼門のキッチンだからこそ、丁寧に向き合い、大切にする。その姿勢が、家全体の運気を高め、家族の幸せにつながっていくはずです!





