「うちの水回り、鬼門にあるって聞いてすごく不安……」
そんな心配を抱えている方は多いのではないでしょうか。
家を建てた後、あるいは引っ越した後に、トイレやお風呂が凶方位にあることを知って焦ってしまうケースも少なくありません。
しかし安心してください。
たとえ水回りが鬼門や裏鬼門にあったとしても、適切な整え方を実践すれば、家の気の流れを良くして快適に暮らせるようになります。
この記事では、水回りが凶方位にある場合の影響と、リフォームなしで今日から始められる具体的な改善方法をお伝えしていきます。
方位別・場所別の整え方を知って、家全体の運気を高めていきましょう!
まず「うちの水回りは凶なの?」を判定する:方位と家の中心の出し方
水回りの吉凶を判断するには、まず家の中心と正確な方位を知ることが大切です。
ここでは初心者でも簡単にできる方法をご紹介していきます。
家の中心を正しく出す方法(初心者でもできる簡単手順)
家の中心を求めることは、風水や家相の基本となります。
なぜなら、すべての方位は家の中心を起点として判断するからです。
まずは家の間取り図を用意してください。
建物が正方形や長方形なら、対角線を引いて交わった点が中心になります。
ただし、実際の家は凹凸があることが多いですよね。
凸部分がある場合は、その部分を除いて対角線を引きましょう。
反対に凹んでいる場合は、そこを補って四角形を作ってから対角線を引いていきます。
形が複雑な家の場合は、間取り図を厚紙に貼って家の形に切り抜き、コンパスや鉛筆の先など尖ったものの上に乗せてバランスが取れる場所を探す方法もあります。
これなら正確な中心点が見つかります。
なお、ウッドデッキや玄関ポーチは含めませんが、家と一体化している車庫やサンルームは含めて計算してください!
スマホでできる方位の見方(方位アプリ・コンパスの使い方)
中心点が分かったら、次は方位を調べます。
現代ではスマートフォンのアプリを使えば簡単に方位を確認できますよ。
iPhoneには標準で「コンパス」アプリが入っていますし、Androidでも「デジタルコンパス」などのアプリが無料でダウンロードできます。
家の中心に立ってアプリを開けば、どの方角がどちらを向いているかすぐに分かるでしょう。
ただし注意点があります。
方位には「磁北」と「真北」の2種類があり、日本では3〜9度のズレがあるんです。
風水や家相では一般的に「磁北」を基準とすることが多いため、スマホのコンパスが示す方位をそのまま使えます。
方位アプリを使う際は、家の中心で測定すること、そして家電製品や金属製品から離れた場所で測ることが大切です。
磁気の影響を受けると正確な方位が測れないからです。
水回りが”凶”とされる理由(湿気・不浄・停滞の気)
では、なぜ水回りは凶方位に置いてはいけないとされているのでしょうか。
その理由は主に3つあります。
1つ目は「湿気」の問題です。
トイレや浴室、キッチンなどの水回りは、どうしても湿気が溜まりやすい場所。
湿気はカビや雑菌を繁殖させ、不衛生な環境を作り出してしまいます。
2つ目は「不浄」という考え方です。
風水では水回りを「穢れを流す場所」として捉えており、汚れを溜めて流す性質があることから、不浄の気が発生しやすいとされています。
そして3つ目が「停滞の気」です。
水回りには排水口や便器など、水が溜まる場所がたくさんあります。
こうした場所に悪い気が停滞し、家全体の運気を下げてしまうと考えられているんです。
これらの理由から、特に鬼門や裏鬼門といった気の流れが激しい方位に水回りを置くと、悪影響が増幅されると言われています。
ただし、現代の水洗トイレや換気設備の整ったお風呂なら、昔ほど深刻に考える必要はありません。
水回り×方位で特に注意すべき凶位置一覧(鬼門・裏鬼門・中心・正中線)
水回りで特に避けるべきとされる位置をまとめていきます。
これらの場所に水回りがある場合は、後述する対策をしっかり行いましょう。
まず最も注意が必要なのが「鬼門(北東)」です。
家の中心から見て北東15度〜75度の範囲がこれにあたり、邪気が出入りする方角とされています。
また「裏鬼門(南西)」は鬼門と対極にあたる南西195度〜255度の範囲で、鬼門と同様に注意が必要な方位です。
次に「家の中心」も重要なポイントです。
家の中心は運気が集まる場所であり、ここに水回りがあると良い気が流れ出てしまうと考えられています。
さらに「正中線」と呼ばれる東西南北を結ぶ十字のラインも要注意。
このライン上は気の流れが特に強く、水回りがあると気が乱れやすくなります。
正中線の場合、中心から±15度の範囲が影響を受けるとされていますよ。
加えて「四隅線」という北東と南西、南東と北西を結ぶX字のラインもあります。
特に鬼門と裏鬼門を結ぶ北東-南西のライン上は、最も注意すべき場所です。
凶が強く出る間取りの特徴と、軽くするポイント
水回りが凶方位にある場合でも、間取りの特徴によって影響の強さが変わってきます。
特に凶が強く出やすい間取りには共通点があるんです。
まず、トイレのタンクやシンク、浴槽といった「水が溜まる設備」が鬼門線上に直接かかっている場合。
これは気の乱れを最大化してしまうため、最も避けたい配置となります。
また、複数の水回りが鬼門や裏鬼門に集中している間取りも要注意です。
トイレもお風呂もキッチンもすべて北東にある、といったケースでは影響が重なってしまいます。
一方で、凶を軽くするポイントもあります。
たとえば水回りが鬼門の範囲内にあっても、便器や浴槽といった「本体」が鬼門線上から外れていれば、影響は軽減されるでしょう。
また、窓があって換気が十分にできる水回りは、窓なしの閉鎖的な空間よりも気の流れが良くなります。
さらに、水回りの周辺が常に清潔に保たれていれば、凶意は大幅に和らぎます。
つまり「場所」だけでなく「状態」も重要だということです!
水回りの種類別に「凶方位で起こりやすい不調」と基本の整え方
水回りと一口に言っても、トイレ、キッチン、浴室など種類はさまざま。
それぞれの特性に合わせた整え方をお伝えしていきます。
トイレの凶方位:健康運・金運への影響と整え方
トイレは最も不浄の気が溜まりやすい場所とされています。
凶方位にあると、健康運や金運に悪影響が出やすいと言われているんです。
特に鬼門のトイレは家族の健康に関わり、裏鬼門のトイレは家庭運や夫婦仲に影響すると考えられています。
北西のトイレは一家の主人の運気を、西のトイレは金運を下げると言われることもありますよ。
トイレの基本的な整え方は、まず清潔さを保つこと。
便器はもちろん、床や壁、ドアノブまでこまめに掃除しましょう。
そして使用後は必ず便座のフタを閉める習慣をつけてください。
これだけで悪い気の流出を防げます。
また、トイレのドアも常に閉めておくことが大切です。
開けっぱなしにすると、トイレの悪い気が家全体に広がってしまいます。
換気は窓や換気扇でしっかり行い、空気の流れを作りましょう。
色使いも重要で、白やラベンダー色といった浄化作用のある色を取り入れると効果的です。
マットやタオルをこれらの色にするだけでも違いが出てきますよ!
キッチンの凶方位:火と水の衝突・食品運の乱れへの対策
キッチンは「火」と「水」という相反する要素が共存する場所です。
風水の五行思想では、火と水は相剋の関係にあるため、バランスを取ることが難しいとされています。
鬼門や裏鬼門にキッチンがあると、このバランスの乱れがさらに悪化しやすくなります。
食べ物を扱う場所でもあるため、食品の腐敗や家族の健康にも影響が出る可能性があるでしょう。
キッチンの整え方として、まずコンロとシンクの間に木製のアイテムを置くことをおすすめします。
木のまな板やカッティングボードなどを配置すると、火と水の気を中和してくれるんです。
五行では木は水を吸収し、火を生み出すため、仲介役として機能します。
また、生ゴミは絶対に溜めないこと。
特に三角コーナーは悪い気の発生源になりやすいため、毎日きれいに洗って乾燥させましょう。
排水口もこまめに掃除して、ぬめりや悪臭を防いでください。
換気も非常に重要です。
調理中は必ず換気扇を回し、できれば24時間換気を心がけると良いでしょう。
油汚れもこまめに拭き取り、常に清潔な状態を保つことが基本となります。
浴室の凶方位:湿気・カビ・美容運ダウンの整え方
浴室は家の中で最も湿気が多い場所ですよね。
凶方位にあると、湿気による悪影響が増幅され、健康運や美容運が下がりやすくなります。
特に鬼門の浴室は冷えやすく、冬場のヒートショックのリスクも高まるため注意が必要です。
また、裏鬼門の浴室は西日が当たって高温多湿になりやすく、カビが発生しやすい環境になってしまいます。
浴室を整えるには、まず使用後の換気が最重要。
入浴後は必ず窓を開けるか、換気扇を回して湿気を外に出しましょう。
理想的には換気扇を24時間稼働させることです。
浴槽のお湯は入浴後すぐに抜き、湯垢をシャワーで流してください。
排水口の髪の毛やゴミも毎日取り除き、週に1度は排水口用の洗剤で掃除すると良いでしょう。
カビ対策として、壁や床の水滴をスクイージーで切ることも効果的です。
これだけでカビの発生率がぐっと下がります。
また、浴室マットは毎日洗濯して乾燥させることも忘れずに!
洗面所の凶方位:清浄の気が乱れた時の改善策
洗面所は朝晩に顔を洗ったり歯を磨いたりする場所。
美容運や健康運に関わる重要なスペースです。
凶方位の洗面所では、鏡が曇りやすかったり、排水が悪くなったりといった現象が起こりやすくなります。
こうした状態が続くと、家族の運気も停滞してしまうでしょう。
洗面所の基本は、やはり清潔さです。
洗面台や鏡は毎日拭き掃除をして、水垢やくもりを防ぎましょう。
鏡がピカピカだと、良い気を反射して空間全体を明るくしてくれます。
排水口も定期的に掃除して、髪の毛や石鹸カスを溜めないようにしてください。
また、洗面所に置くタオルは毎日交換し、常に清潔なものを使うことが大切です。
湿ったタオルを長時間放置すると、雑菌が繁殖して悪い気を発生させてしまいます。
照明も明るめにすると、陰の気を払う効果がありますよ。
電球が切れていたらすぐに交換して、常に明るい洗面所を保ちましょう!
洗濯機・排水口の凶方位:”不浄の溜まり場”の浄化方法
洗濯機や排水口は、汚れを流す場所として不浄の気が溜まりやすいポイントです。
特に見落とされがちですが、実は重要な場所なんです。
洗濯機の凶方位での影響は、家族の健康運や対人運に現れやすいとされています。
汚れた衣類を洗う場所だからこそ、その気の状態が家族全体に及ぶと考えられているんです。
洗濯機の整え方として、まず使用後はフタを開けて内部を乾燥させること。
閉めたままにすると湿気がこもり、カビや悪臭の原因になります。
月に1度は洗濯槽クリーナーで掃除して、内部を清潔に保ちましょう。
排水口も盲点になりやすい場所です。
洗濯機の排水口、浴室の排水口、キッチンの排水口など、すべての排水口を定期的に掃除してください。
髪の毛やゴミを取り除き、専用洗剤で汚れを落としましょう。
また、排水口用のネットやフィルターをこまめに交換することも大切です。
これらの小さな積み重ねが、家全体の気の流れを良くしてくれますよ!
方位別「凶の出方」と整え方:鬼門・裏鬼門・北・南・東・西を徹底解説
水回りが置かれた方位によって、出やすい凶の性質や対策方法が変わってきます。
ここでは方位ごとの特徴と具体的な整え方を見ていきましょう。
北東(鬼門)の水回り:白で浄化&冷気対策の方法
北東は最も注意が必要な鬼門の方位。
邪気が出入りする場所とされ、水回りがあると不動産や財産、親族関係のトラブルが起こりやすいと言われています。
また、北東は日当たりが悪く湿気が溜まりやすい方角です。
冬場は特に冷え込むため、実際の生活面でも注意が必要な場所なんですよ。
鬼門の水回りを整えるには、まず「白」を基調にすることが効果的です。
白には浄化作用があるとされており、鬼門の悪い気を中和してくれます。
タオル、マット、収納用品などを白で統一すると良いでしょう。
冷気対策として、浴室やトイレに小さな暖房器具を設置するのもおすすめです。
ただし火気を鬼門線上に置かないよう注意してください。
また、断熱性を高めるために窓に断熱シートを貼ったり、隙間風を防いだりする工夫も有効です。
さらに、盛り塩や観葉植物を置いて浄化を強化しましょう。
サンスベリアなど空気清浄効果の高い植物が特におすすめですよ!
南西(裏鬼門)の水回り:土の気を強めて安定させる整え方
南西は裏鬼門と呼ばれ、鬼門と並んで注意が必要な方位です。
ここに水回りがあると、努力が報われない、家庭内トラブルが起こりやすいとされています。
特に主婦の運気に影響しやすいと言われているんです。
南西は五行で「土」の気を持つ方位。
水は土を濁らせるため、水回りとの相性が特に悪いとされています。
また、西日が当たって高温多湿になりやすく、食べ物が傷みやすい環境でもありますね。
裏鬼門の水回りを整えるには、土の気を強めることがポイントです。
黄色やベージュ、茶色といったアースカラーを取り入れましょう。
陶器製の小物や、素焼きの鉢植えなども土の気を補強してくれます。
また、裏鬼門も白を基調にすると浄化効果が高まります。
白いタイルや白いタオルで統一し、こまめな掃除で清潔さを保ってください。
換気も十分に行い、湿気と熱気がこもらないようにすることが大切です。
観葉植物を置く場合は、ポトスやアイビーなど土の気と相性の良い植物を選びましょう!
北の水回り:冷え・湿気を防ぐ”保温と照明”の工夫
北は五行で「水」の気を持つ方位です。
水回りも水の性質を持つため、気が過剰になって冷えや湿気の問題が出やすくなります。
北の水回りでは、健康運や恋愛運への影響が心配されます。
冷えによる体調不良や、人間関係の冷え込みなどが起こりやすいとされているんです。
北の水回りを整えるには、まず保温対策が重要。
暖色系の照明を使って温かみのある空間を作りましょう。
電球色のLED照明がおすすめです。
また、ピンクやオレンジといった暖かい色をアクセントカラーとして取り入れると、冷たい気を中和できます。
マットやタオルをこれらの色にしてみてください。
湿気対策として、換気は特に念入りに。
窓がない場合は除湿剤を置いたり、小型の除湿機を使ったりするのも効果的です。
照明は明るめにして、暗く湿った印象を払拭しましょう!
南の水回り:火の気が強すぎる時の中和テクニック
南は五行で「火」の気を持つ方位。
日当たりが良く明るい方角ですが、水回りとは相性が複雑です。
火と水は相剋の関係にあるため、バランスを取ることが難しいんです。
南の水回りでは、火の気が強すぎて落ち着きがなくなったり、感情の起伏が激しくなったりすることがあります。
また、美容運や人気運に影響が出やすいとも言われていますよ。
南の水回りを整えるには、火と水の仲介役となる「木」の要素を取り入れることがポイント。
観葉植物を置いたり、木製の収納ボックスを使ったりしましょう。
グリーンやブラウンといった色も効果的です。
また、火の気を抑えるために、青や水色といった冷静さを象徴する色を部分的に使うのもおすすめ。
ただし、あまり寒色系にしすぎると水の気が強くなりすぎるので、バランスを見ながら調整してください。
日差しが強すぎる場合は、カーテンやブラインドで適度に遮光することも大切です!
西の水回り:散財・浪費を防ぐ色・インテリア術
西は五行で「金」の気を持ち、金運に関わる方位です。
ここに水回りがあると、金運が流れ出てしまうと言われています。
西の水回りでは、散財や浪費が起こりやすくなるとされています。
特にお金が貯まらない、無駄遣いが増えるといった現象が出やすいんです。
また、西日が当たることで高温になり、食品が傷みやすいという実際的な問題もありますね。
西の水回りを整えるには、金運を守る対策が必要です。
黄色や金色、白といった金運を高める色を取り入れましょう。
ただし派手すぎると逆効果なので、上品な雰囲気を心がけてください。
また、水を流す際はできるだけ音が静かになるように心がけると良いでしょう。
大きな音で水を流すと、金運も一緒に流れてしまうという考え方があります。
排水口のフタをこまめに閉めることも効果的です。
高級感のあるインテリアにすることで、金の気を高めることもできます。
陶器やガラス製の小物を置いて、質の高い空間を作りましょう!
東の水回り:若い気を乱さないための軽やかさの出し方
東は五行で「木」の気を持ち、発展や成長を象徴する方位です。
朝日が昇る方角であり、新しい始まりやエネルギーに満ちた場所なんですよ。
東の水回りは比較的相性が良いとされています。
水は木を育てるため、五行の相生関係にあるからです。
ただし、重たい雰囲気になると木の若々しいエネルギーが損なわれてしまいます。
東の水回りを整えるには、軽やかで爽やかな雰囲気を作ることがポイント。
明るいグリーンやブルー、白といった色を使って、フレッシュな印象にしましょう。
重厚な色や暗い色は避けてください。
また、東は仕事運や健康運に関わる方位でもあります。
清潔さを保つことで、これらの運気を高めることができるでしょう。
朝日が入る場合は、その光を十分に取り入れて明るい空間にすることも大切です。
観葉植物を置くなら、成長の早い元気な植物を選びましょう。
パキラやポトスなどがおすすめですよ!
リフォーム不要!今日からできる「凶方位の水回り」を整える実践テク8選
ここからは、お金をかけずに今日から始められる具体的な改善方法を8個ご紹介していきます。
できることから少しずつ取り入れてみてください。
まずは”扉・蓋を閉める”だけで凶の流出を防ぐ
最も簡単で効果的な方法が、扉やフタを閉めることです。
トイレの便座のフタ、浴室のドア、排水口のフタなど、閉められるものはすべて閉める習慣をつけましょう。
フタや扉を開けっぱなしにすると、水回りの悪い気が家全体に広がってしまいます。
逆に閉めておけば、悪い気を一か所に封じ込めることができるんです。
特にトイレの便座フタを閉めることで、金運が流れ出るのを防げると言われていますよ。
この習慣は家族全員で徹底することが大切です。
小さな子どもがいる家庭でも、フタを閉める習慣を教えてあげましょう!
換気扇の24時間運転で湿気を断つ(窓なしでもOK)
次に重要なのが換気です。
できれば換気扇は24時間稼働させることをおすすめします。
湿気は悪い気の温床となります。
特に窓のないトイレや浴室では、換気扇が唯一の空気の出入り口。
常に回しておくことで、新鮮な空気を循環させ、湿気やニオイを外に出せるんです。
電気代が気になる方もいるかもしれませんが、最近の換気扇は省エネ設計になっているため、24時間稼働でも月数百円程度。
カビや悪臭の発生を防げることを考えれば、十分価値のある投資と言えるでしょう。
窓がある場合でも、換気扇と併用することでより効果が高まります。
入浴後や調理後など、特に湿気が多いときは窓も開けてください!
観葉植物・盛り塩・アロマで気を整える簡易浄化術
空間を浄化するアイテムを取り入れることも効果的です。
ここでは3つの方法をご紹介していきます。
まず観葉植物。
サンスベリアは空気清浄効果が高く、NASAの研究でも証明されている優秀な植物です。
尖った葉が邪気を払う効果もあるとされています。
ポトスやアイビーも育てやすくておすすめですよ。
次に盛り塩です。
小皿に天然塩を三角錐か円錐に盛って、トイレや洗面所の隅に置きましょう。
塩には浄化作用があり、悪い気を吸収してくれます。
ただし1〜2週間に一度は交換してください。
古い塩は水に流して処分しましょう。
そしてアロマです。
ラベンダーやティーツリー、レモンなどの精製油を使ったディフューザーを置くと、空間が浄化されて良い香りに包まれます。
天然の香りには気を整える力があるんです。
これらを組み合わせて使うと、より強力な浄化効果が期待できますよ!
排水溝・三角コーナーの”悪気ポイント”の浄化ルーティン
排水溝と三角コーナーは、水回りの中でも特に悪い気が溜まりやすい場所。
ここをきれいに保つことが、運気アップの鍵となります。
排水溝は毎日、ゴミや髪の毛を取り除きましょう。
週に1度は専用の洗剤やパイプクリーナーで掃除して、ぬめりや悪臭を防いでください。
重曹とお酢を使った自然派の掃除方法も効果的ですよ。
三角コーナーは、できれば使わないのが理想。
生ゴミはその都度ビニール袋に入れて、すぐに処分することをおすすめします。
どうしても三角コーナーを使う場合は、毎日洗って乾燥させること。
湿ったまま放置すると雑菌が繁殖して、悪い気の発生源になってしまいます。
また、排水口用のネットやフィルターはこまめに交換しましょう。
汚れたネットを長期間使い続けるのは避けてください!
色の力で整える:方位に合ったマット・タオルの選び方
色には それぞれ異なるエネルギーがあり、方位との相性もあります。
マットやタオルの色を変えるだけで、簡単に運気を調整できるんです。
鬼門(北東)と裏鬼門(南西)には、浄化作用のある白やラベンダー色がおすすめ。
これらの色は邪気を払い、清潔な印象を与えてくれます。
北の水回りには、ピンクやオレンジといった暖色系を。
冷たい気を中和して、温かみのある空間になります。
南の水回りには、グリーンやブルーといった落ち着いた色を。
火の気が強すぎるのを抑えてくれるでしょう。
西の水回りには、黄色やベージュといった金運を高める色を。
上品な色合いで統一すると、より効果的です。
東の水回りには、明るいグリーンやブルー、白など爽やかな色を。
若々しいエネルギーを保てます。
マットやタオルは定期的に洗濯して、常に清潔に保つことも忘れずに!
照明で運気を底上げ:電球色・昼白色の使い分け
照明の選び方も運気に影響します。
明るさと色温度を上手に使い分けましょう。
基本的に水回りは明るくすることが大切です。
暗い場所には陰の気が溜まりやすく、運気が下がってしまいます。
十分な明るさを確保してください。
北や北東の水回りには、温かみのある電球色がおすすめ。
冷たい印象を和らげて、居心地の良い空間になります。
40W相当以上の明るさを選びましょう。
南や南東の水回りには、さわやかな昼白色が合います。
明るくクリアな印象を作れますよ。
また、鏡の周りには特に明るい照明を配置すると良いでしょう。
顔がはっきり見える明るさにすることで、美容運もアップします。
LED電球は省エネで長持ちするため、長時間点灯させたい水回りに最適です!
トイレ・浴室の”結界づくり”で悪気を遮断する方法
結界とは、悪い気を入れない・出さないための見えないバリアのようなもの。
簡単な方法でトイレや浴室に結界を作れます。
最も手軽なのが、ドアの上や入口付近に小さな鏡を置く方法。
鏡は悪い気を跳ね返す力があるとされています。
ただし、トイレ内で便器が映る位置に鏡を置くのは避けてください。
また、入口の両脇に盛り塩を置くことで、結界を強化できます。
左右対称に配置することがポイントです。
観葉植物を入口に置くのも効果的。
特にサンスベリアのような尖った葉を持つ植物は、邪気を払う力が強いとされています。
植物が元気に育つということは、その空間の気が良い証拠でもあるんです。
さらに、のれんやカーテンで入口を仕切ることで、物理的にも気の流れを区切れます。
白やラベンダー色ののれんを使うと、浄化効果も期待できますよ!
毎日・週1・月1のペース別お手入れガイド(行動化しやすい)
掃除や整理のペースを決めておくと、習慣化しやすくなります。
ここでは3つのペースに分けてお手入れ方法をまとめていきます。
【毎日やること】
・トイレ掃除(便器、床、蓋)
・便座のフタを閉める
・ドアを閉める
・換気扇を回す
・排水口のゴミ取り
・タオルやマットが濡れていたら交換
・鏡を拭く
・三角コーナーを洗う(使っている場合)
【週1回やること】
・排水口の本格掃除
・換気扇フィルターの掃除
・タオルとマットの洗濯
・盛り塩の交換
・観葉植物の水やりと葉の拭き掃除
・浴室の天井や壁の掃除
・トイレタンクの掃除
【月1回やること】
・洗濯槽クリーナーでの洗濯機掃除
・排水管の洗浄
・換気扇本体の分解掃除
・照明器具の掃除と点検
・収納の整理と不要品の処分
・コーキング部分のカビチェック
・水回り全体の大掃除
この習慣を続けることで、水回りは常に良い状態を保てます。
最初は大変かもしれませんが、慣れれば自然にできるようになりますよ!
「全部は無理…」という人のための”優先順位”と最低限やるべき3ポイント
ここまでたくさんの方法をご紹介してきましたが、すべてを実践するのは難しいという方もいるでしょう。
そんな方のために、優先順位と最低限やるべきことをお伝えしていきます。
最優先で整えるべきは”鬼門・家の中心”の水回り
もし家に複数の水回りがあって、どこから手をつければいいか迷ったら、まず鬼門と家の中心を優先してください。
これらは最も影響が大きい場所だからです。
鬼門(北東)の水回りは、家族の健康運や財産運に直結します。
ここが乱れていると、家全体の運気が下がりやすくなるんです。
トイレでもお風呂でもキッチンでも、鬼門にあるものは特に念入りに掃除しましょう。
また、家の中心に水回りがある場合も要注意。
家の中心は運気の集まる場所であり、ここに不浄物があると良い気が逃げてしまいます。
中心の水回りは、他のどこよりも清潔に保つことを心がけてください。
時間や労力が限られている場合は、この2つの場所だけでも徹底的にケアすることをおすすめします!
次に対策すべきは”裏鬼門・北西・水×火の衝突”エリア
鬼門と家の中心の次に優先すべきは、裏鬼門(南西)です。
裏鬼門も鬼門に次いで影響が大きく、特に家庭運や主婦の運気に関わります。
次に注意したいのが北西。
この方位は一家の主人や目上の人の運気を司るため、ここが乱れると仕事運や社会的地位に影響が出やすいんです。
北西の水回りも丁寧に扱いましょう。
さらに、キッチンのように火と水が共存する場所も重要です。
コンロとシンクが近接している場合は、その間に木製のアイテムを置いて気を調和させてください。
火と水のバランスが崩れると、家族の健康や人間関係にも悪影響が出やすくなります。
これらの場所は、鬼門の次に優先して整えていきましょう!
これだけでも大きく改善する”清潔・換気・明るさ”の三原則
最後に、どんな方位の水回りでも共通して大切な三原則をお伝えします。
これだけは最低限守ってほしい基本です。
1つ目は「清潔さ」。
とにかく掃除をして、汚れを溜めないこと。
毎日少しずつでいいので、水回りをきれいにする習慣をつけましょう。
清潔な空間には良い気が宿り、汚れた空間には悪い気が溜まります。
2つ目は「換気」です。
湿気やニオイは悪い気の元。
窓を開ける、換気扇を回す、除湿剤を置くなど、何らかの方法で空気を入れ替えてください。
特に入浴後や調理後は必ず換気しましょう。
3つ目は「明るさ」。
暗い場所には陰の気が溜まります。
照明を明るくして、できるだけ自然光も取り入れてください。
鏡をピカピカに磨くことで、光を反射させて空間全体を明るくすることもできますよ。
この3つを守るだけでも、水回りの運気は大きく改善します。
シンプルですが、最も重要な基本なんです!
水回りの凶方位を”逆に味方にする”方法:八宅風水・凶の流し方の考え方
ここまで凶方位を避ける・整える方法をお伝えしてきましたが、実は別の角度からのアプローチもあります。
それが八宅風水という考え方です。
八宅風水の基本と”凶方位に水回りを置く”という考え方
八宅風水とは、人の生まれ年と性別によって吉凶方位を判断する風水の一派。
一般的な家相とは少し異なる視点を持っているんです。
八宅風水では、各個人に4つの吉方位と4つの凶方位があります。
そして興味深いことに、「凶方位には水回りを置いた方が良い」という考え方があるんです。
なぜなら、水回りで悪い気を「流してしまう」ことができるから。
つまり、一般的な家相では「鬼門に水回りは凶」とされますが、八宅風水では「自分にとっての凶方位に水回りを置けば、その方位の悪い影響を洗い流せる」と考えます。
同じ水回りでも、見方が180度変わるんですね。
ただし、この考え方を取り入れる場合でも、清潔さや換気といった基本は変わりません。
むしろ、凶を流すためにはより一層の清潔さが求められます。
自分の本命卦を知ることで、新しい視点から水回りを見直せるでしょう!
自分の本命卦の調べ方(初心者向け)
本命卦は生まれた年と性別によって決まります。
ここでは簡単な調べ方をご紹介していきます。
本命卦には8種類あり、乾(けん)・兌(だ)・離(り)・震(しん)・巽(そん)・坎(かん)・艮(ごん)・坤(こん)と呼ばれています。
これらは八卦と呼ばれる易の基本概念に対応しているんです。
本命卦は生まれ年の西暦から計算できますが、注意点があります。
風水では一年の始まりを「立春」とするため、1月1日〜立春前に生まれた人は前年生まれとして計算するんです。
立春は例年2月4日前後ですが、年によって異なるため注意してください。
正確な本命卦を知りたい場合は、インターネットで「本命卦 計算」と検索すると、自動計算ツールが見つかります。
生年月日と性別を入力するだけで、すぐに自分の本命卦が分かりますよ。
本命卦が分かったら、それぞれの吉凶方位を調べてみましょう。
自分にとっての凶方位に水回りがあれば、それは悪い気を流す位置として機能している可能性があります!
家相と風水の違いを知って、整え方を選べるようになる
ここまで読んで、「家相と風水で言ってることが違う」と混乱した方もいるかもしれません。
実は家相と風水は、源流は同じでも発展の仕方が異なる別の体系なんです。
家相は日本で独自に発展した考え方で、鬼門・裏鬼門を特に重視します。
生年月日に関係なく、誰にとっても鬼門は凶、というのが基本的な考え方です。
また、実際の生活の知恵(湿気対策や日当たりの問題)も含まれているため、実用的な側面が強いでしょう。
一方、風水は中国から伝わった環境学で、より複雑な理論体系を持っています。
八宅風水のように個人の生年月日を重視する流派もあれば、玄空飛星派のように時間の流れを重視する流派もあるんです。
風水は環境のエネルギーをどう活用するかに焦点を当てています。
どちらが正しいということはありません。
大切なのは、自分が納得できる考え方を選び、実践することです。
また、どちらの方法を取り入れるにしても、「清潔・換気・明るさ」という基本は共通しています。
自分のライフスタイルや価値観に合った方法を選んで、無理なく続けられる整え方を見つけましょう!
まとめ
水回りが凶方位にあっても、適切な整え方を実践すれば、快適で運気の良い家を作ることができます。
最も大切なのは、清潔さを保つこと、換気をしっかり行うこと、そして明るい空間にすることの三原則。
これらを守るだけでも、水回りの気は大きく改善されるでしょう。
鬼門や裏鬼門といった凶方位の水回りには、白を基調にした色使いや、観葉植物・盛り塩といった浄化アイテムを取り入れてみてください。
方位ごとの特性を理解して、それに合った色やインテリアを選ぶことも効果的です。
また、毎日少しずつでも掃除を続けることが何より重要。
一度にすべてを完璧にしようとするのではなく、できることから始めて習慣化していくことが成功の秘訣です。
リフォームは不要で、今日から始められることばかり。
扉を閉める、換気扇を回す、こまめに掃除する――そんな小さな積み重ねが、家全体の運気を高めてくれます。
あなたの家の水回りを、今日から少しずつ整えていってください。
きっと家全体の雰囲気が変わり、より快適で幸運に満ちた暮らしが実現するはずです!





