六曜とは?大安・仏滅など6つの意味をわかりやすく解説!開運日の選び方や活用方法も

「六曜とは?大安・仏滅など6つの意味をわかりやすく解説!開運日の選び方や活用方法も」

「結婚式や引越しの日取りを決めるとき、六曜を気にしたほうがいいのかしら?大安と仏滅以外の意味もよく分からないわ」

最近では、スマートフォンのカレンダーアプリでも六曜を確認できるようになっています。ですが、実際にどの日を選べばいいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

たとえば以下のようなことでお悩みではありませんか。

  • 六曜にはどんな種類があるの?
  • 大安と仏滅以外の日はどんな意味があるの?
  • 人生の大切な行事は、やはり大安を選んだほうがいいの?

そこで今回は、『六曜の基本的な意味』から『縁起の良い日の選び方』まで、詳しくお話ししていきます!

また、引越しや結婚式など、イベントごとの開運日の選び方についてもご紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください!

六曜(ろくよう)とは

六曜は、日本の暦で使われている暦注の一つとして、古くから親しまれています。先ずは六曜の基本的な意味から、歴史や現代での使われ方までお話ししていきます!

※「六輝(ろっき)」という表記も使われますが、一般的には「六曜(ろくよう)」の方が馴染みがあるため、この記事では「六曜」で統一して解説を進めていきます。

六曜の基本知識

先ず六曜とは、大安、仏滅、先勝、友引、先負、赤口という6種類の暦注のことです。日本では明治時代以前から結婚式や引越しなど、人生の重要な行事の日取りを決める際の重要な指標として使われてきました。

各日の持つ意味や特徴は、古来からの経験や考え方に基づいています。たとえば最も縁起が良いとされる「大安」は、文字通り「すべてが安全」という意味を持っているのです。

六曜の由来と歴史

実は六曜は、中国から伝わった暦法を基に、平安時代に日本で独自に発展した暦注なのです。

もともとは農作業の吉凶を占うために使われていましたが、次第に冠婚葬祭などの日取りを決める際の指標としても重要視されるようになりました。特に江戸時代には、庶民の間でも広く普及していきました。

現代での使われ方

スマートフォンのカレンダーアプリやパソコンでも簡単に六曜を確認できる現代。結婚式場や引越し会社では、いまだに「大安」の予約が取りにくい状況が続いています。

特に結婚式では、新郎新婦やご家族の希望で大安を選ぶケースが多いようです。一方で、仕事の都合や会場の空き状況を優先する方も増えてきており、六曜の捉え方は少しずつ変化しているといえます。

このように、伝統的な暦注である六曜は、現代でも私たちの生活に深く関わっています。それでは、それぞれの六曜が持つ具体的な意味についてもお話ししていきましょう!

六曜の種類と意味を詳しく解説

それでは、六曜それぞれの意味について詳しくお話ししていきます。ここでは大安から順に、各暦注の特徴や過ごし方のポイントをご紹介していきます!

大安の意味と特徴

大安は六曜の中で最も縁起が良いとされる日です。「大安」という漢字が表す通り、「すべてが安全」という意味を持っています。

この日は特に、結婚式や引越し、新規事業のスタートなど、人生の大切な節目となる行事を行うのに最適です。方角に関する禁忌もないため、どの方角へ移動するのも問題ありません。

また、仏壇や神棚のお供え物を替えたり、お墓参りをしたりするのにも良い日とされています。

仏滅の意味と特徴

仏滅は、六曜の中で最も縁起が悪いとされる日です。「仏」が「滅する」という意味から、この日に行事を行うことは避けられる傾向にあります。

特に結婚式や開店、新築の地鎮祭などは避けることが多いようです。ですが、お寺参りや仏事に関しては、むしろ縁起の良い日とされています。

例えば、お彼岸やお盆のお墓参り、法事などは、仏滅の日に行うのが良いとされているのです。

先勝の意味と特徴

先勝は「午前中が良く、午後は悪い」とされる日です。「先に勝つ」という意味から、物事は早めに済ませることが推奨されます。

午前中であれば、結婚式や引越し、開店などの行事を行っても問題ありません。特に、期限の決まった仕事や締め切りのある用事を片付けるのに適しています。

また、商談や契約などのビジネス関連の予定も、できるだけ午前中に済ませるようにすると良いでしょう。

友引の意味と特徴

友引は「勝負に勝ち負けがつかない」という意味を持つ日です。「引き分け」を表すことから、特に葬式は避けられる傾向にあります。

ですが、結婚式や新築祝い、お宮参りなどのお祝い事には向いている日とされています。また、商売においても、お客様との良好な関係を築きやすい日といわれています。

ただし、訴訟や契約など、はっきりとした決着を付けたい事柄は避けた方が無難でしょう。

先負の意味と特徴

先負は、「先に負けて、後に勝つ」という意味を持つ暦注です。午前中は控えめに過ごし、午後から本格的に物事を始めるのが良いとされています。

先負の日は、特に午後からの活動に適しています。例えば、午後からの結婚式や、夕方からの開店パーティーなどのイベントと相性が良いでしょう。

また、この日は「負けを取り返す」という意味も持つため、何か良くないことがあっても、最終的には良い結果につながるといわれています。

赤口の意味と特徴

赤口は、「昼の2時間(午前11時~午後1時)以外は良くない」とされる日です。この2時間は「天帝神が布施をする」という言い伝えから、吉とされています。

この日は、できるだけ大きな行事は避け、普段通りの生活を送るのが良いとされています。特に、お祝い事や結婚式、新築の地鎮祭などは避けた方が無難です。

ただし、お昼時間帯であれば、お茶会やランチ会など、短時間で終わる行事なら問題ありません。

六曜の調べ方

最近では、六曜を簡単に確認できる方法がたくさんあります。せっかく六曜の意味を理解したのですから、日々の生活で活用できるよう、便利な調べ方をご紹介していきます!

カレンダーでの確認方法

一般的なカレンダーの多くには、日付と併せて六曜が記載されています。特に、日本の伝統的な暦を重視した文化カレンダーでは、六曜の記載が見やすい位置に配置されているものが多いようです。

また、最近では、六曜の意味をイラストや色で表現したカレンダーも増えています。例えば、大安を緑色で示したり、仏滅を灰色で表したりすることで、ひと目で縁起の良し悪しが分かるような工夫がされています。

さらに、手帳やスケジュール帳でも、六曜表示が標準装備されているものが増えてきました。特にビジネス向けの手帳では、商談や契約などの日程調整に役立つよう、六曜が見やすく表示されていることが多いです。

スマートフォンでの確認方法

スマートフォンの標準カレンダーアプリでは、設定画面から六曜表示を追加できます。iPhoneの場合は「設定」→「カレンダー」から、Androidの場合は各メーカーのカレンダーアプリの設定から、六曜表示を有効にすることができます。

また、六曜に特化した専用アプリも多数配信されています。これらのアプリの特徴は以下の通りです:

  • カレンダー形式で月単位の六曜が一覧できる
  • 日付を選ぶと、その日の六曜の詳しい意味が表示される
  • 結婚式や引越しなど、目的別に吉日を検索できる
  • プッシュ通知で、その日の六曜を教えてくれる

特に便利なのは、目的別検索機能です。例えば「3ヶ月以内の引越しに適した日」といった条件で検索できるため、日取りの候補を簡単に見つけることができます。

暦との関係性

六曜は旧暦(太陰太陽暦)に基づいて定められています。そのため、毎年の六曜の巡り方は一定ではなく、前年と同じ日付でも異なる六曜が割り当てられることがあります。

この仕組みをより詳しく説明すると、六曜は「暦注」と呼ばれる伝統的な暦法の一つです。暦注には六曜の他にも、二十八宿(にじゅうはっしゅく)や九星、十二直(じゅうにちょく)などがあり、これらを組み合わせることで、より詳しい日の吉凶を知ることができます。

また、最近では六曜と西洋占星術を組み合わせて日選びをする方も増えています。例えば、月の満ち欠けや星座の運気と六曜を照らし合わせることで、より総合的な判断ができるようになります。

このように、六曜はさまざまな暦法や占いの要素と組み合わせることで、より詳しい運気の判断に活用できます。ただし、初めは六曜だけに注目して、徐々に他の要素も取り入れていくのがおすすめです。

六曜の活用方法と開運日の選び方

人生の大切な行事には、できるだけ良い日を選びたいものです。ここでは、イベントごとの開運日の選び方についてお話ししていきます!

結婚式やお祝い事に良い日

結婚式は、大安の日に行うのが一般的です。理由は「何事も安全」という意味を持つことから、新しい人生のスタートにふさわしいとされているからです。

ただし、大安以外でも友引や先勝(午前中)の日であれば問題ありません。特に友引は「お互いを引き合う」という意味があり、結婚式との相性が良いとされています。

また、お宮参りや長寿のお祝いなども、これらの日程で行うと良いでしょう。

引越しや新居の購入に良い日

引越しは、大安か先勝(午前中)の日がおすすめです。特に大安の日は方位の制限がないため、どの方角への引越しでも安心です。

新居の購入や、新築の地鎮祭なども同様に、大安が最適です。ただし、土地や建物の契約は先勝の午前中に済ませるのがベストとされています。

また、家具や電化製品の購入も、これらの日に合わせると良いでしょう。

冠婚葬祭での注意点

冠婚葬祭では、以下の点に気をつけると良いとされています。

葬儀は友引を避けましょう。これは「友を引く」という意味から、他の方までも亡くなってしまう不吉な日とされているためです。

また、結納や結婚式は仏滅を避けるのが一般的です。ただし、最近では日取りよりも、参列者の都合を優先する方も増えてきています。

開運日の選び方のコツ

六曜で良い日を選ぶときは、以下の3つのポイントを意識すると良いでしょう。

先ずは、行事の性質に合った六曜を選びます。たとえば、午前中に終わる用事なら先勝が適していますし、お寺参りなら仏滅も良い日となります。

次に、参加者全員のスケジュールを確認します。六曜が良くても、大切な人が参加できない日では意味がありません。

最後に、その日の他の暦注(十二直や二十八宿など)も参考にすると、より良い日取りが選べます。

六曜に関する注意点

六曜は、私たちの生活に根付いた伝統的な暦注ですが、その捉え方については、いくつか知っておきたいポイントがあります。ここでは、六曜との上手な付き合い方についてお話ししていきます!

宗教との関係について

六曜は、仏教や神道といった特定の宗教とは直接的な関係がありません。もともとは中国から伝わった暦法を基に、日本で独自に発展した生活の知恵です。

そのため、宗教に関係なく活用できる暦注といえます。実際に、神社での結婚式でも、教会式でも、六曜を参考にされる方は多いようです。

迷信との違いについて

六曜は、長年の経験から生まれた生活の知恵として捉えるのが良いでしょう。ただし、これを絶対的なものとして考える必要はありません。

例えば、仏滅の日でも結婚式を挙げるカップルは増えています。また、友引の日に葬儀を行うケースも、特に都市部では珍しくなくなってきています。

むしろ、日取りにこだわりすぎて、参列者に負担をかけてしまうことの方が良くないかもしれません。

世代による六曜の捉え方の違い

六曜に対する考え方は、世代によって大きく異なることがあります。高齢の世代では、六曜を重視する傾向が強く見られます。特に70代以上の方々は、結婚式や引越しの日取りについて、六曜を第一の基準として考えることが多いようです。

一方、30代以下の若い世代では、六曜をあまり気にしない方も増えています。SNSで「仏滅婚」という言葉が話題になるなど、むしろ従来の価値観にとらわれない考え方も出てきています。

家族間での価値観の調整方法

世代間の価値観の違いは、特に結婚式や新居の購入といった家族で関わる行事の際に表面化しやすいものです。こうした場合は、どちらかの考えを否定するのではなく、お互いの価値観を認め合うことが大切です。

例えば、参加者全員のスケジュールを最優先しつつ、可能な範囲で年配の方の意向にも配慮する。また、複数の候補日を用意し、その中から選ぶといった方法がおすすめです。

地域によっても六曜の捉え方に違いがあります。特に都市部と地方部では、その重要度の認識に差があることも。このように、六曜は世代や地域によって捉え方が異なる文化なのです。

現代における六曜の考え方

現代では、六曜を「参考程度」に捉える方が増えています。特に、以下のような考え方が広がってきているようです。

先ずは、行事の内容や参加者の都合を第一に考えること。その上で、可能であれば縁起の良い日を選ぶという柔軟な姿勢です。

また、六曜を「運気を上げるきっかけ」として活用する方も。例えば、大安の日に新しいことを始めることで、前向きな気持ちになれるという声も聞かれます。

このように、六曜は強く縛られるものではなく、より充実した日々を送るための一つの指標として活用していくことをおすすめします。

まとめ:六曜を知って、より良い日取りを選びましょう!

ここまで六曜について詳しくお話ししてきました。最後に、重要なポイントを整理していきます!

六曜の基本

六曜(ろくよう)には、以下の6種類があります。

・大安:最も縁起が良く、何事を始めても安全な日 ・仏滅:結婚式などは避けるが、仏事には適している日 ・先勝:午前中が良い日 ・友引:勝負事は避けるが、縁結びには良い日 ・先負:午後から物事を始めると良い日 ・赤口:昼(11時~13時)以外は控えめに過ごす日

これからの活用方法

六曜は、あくまでより良い日を選ぶための「参考」として活用していきましょう。以下の3つのポイントを意識すると、より自然に取り入れることができます。

  1. 行事の内容や参加者の都合を第一に考える
  2. 可能であれば、その行事に適した六曜の日を選ぶ
  3. 柔軟な気持ちで、運気を上げるきっかけとして活用する

特に大切な行事の際は、参加者全員が気持ちよく過ごせる日取りを最優先に考えてみてください。その上で、良い六曜と重なれば、さらに素敵な日になることでしょう。

六曜は、私たち日本人の生活に長く寄り添ってきた暦注です。強く縛られることなく、日々の暮らしをより豊かにする知恵として、ぜひ活用してみてください!