
「大安の結婚式はなぜ人気なの?縁起担ぎだけじゃない理由もある?婚活中だけど、結婚式の日取り選びの参考にしたい!」
結婚式の日取りを決める際、多くのカップルが「大安」を選びたがります。
でも、なぜ大安の結婚式がこんなにも人気なのか、具体的な理由を説明できない方も多いのではないでしょうか。
- 大安の結婚式が人気な理由は?
- そもそも大安ってどんな日?
- 大安以外でも良い日取りはある?
など、結婚式の日取り選びについて知りたいこともあるでしょう。
そういうわけで今回は、『大安の結婚式がなぜ人気なのか』という話を中心に、『大安に結婚式を挙げるメリット・デメリット』について解説します!
大安以外にも縁起の良い日取りの選び方をご紹介するので、ぜひ参考にしてください!
大安の結婚式が人気な理由3選
大安の結婚式は、多くのカップルから選ばれ続けていますが、その理由は単なる縁起担ぎだけではありません。
実際、結婚情報誌の調査によると、約6割のカップルが日取り選びで六曜を意識しているという結果も。
では、なぜここまで大安が支持され続けているのでしょうか?その理由を3つのポイントから詳しく見ていきましょう。
縁起の良い日とされる歴史的背景
大安は、中国から伝わった「六曜」の中で最も吉日とされています。
この日に行う行事は「大いに安し」、つまり何事も成功するという意味を持ちます。特に結婚式のように人生の節目となる行事では、縁起の良さが重視されてきました。
その歴史は鎌倉時代にまで遡り、実に800年以上も日本人の生活に根付いているのです。このように長い歴史を持つ大安への信頼感が、結婚式の日取りとして選ばれる理由のひとつとなっています。
親族や親世代からの評価が高い
大安の日取りは、特に親世代や年配の親族から評価が高いのが特徴です。
多くの親世代は、自分たちも大安に結婚式を挙げた経験があります。そのため、我が子の結婚式も同じように大安に挙げてほしいと願う気持ちが強いのです。
また、遠方から参列する親族にとっても、「大安なら間違いない」という安心感があります。こうした周囲の理解や賛同が得られやすいことも、大安の結婚式が人気を集める大きな理由となっています。
予約が埋まりやすいプレミア感
大安の日は結婚式場の予約が早々に埋まってしまう傾向にあります。
この「予約が取りづらい」という事実が、逆にプレミア感を生み出しています。「大安が押さえられた!」という達成感や特別感は、結婚準備のモチベーションアップにもつながるでしょう。
また、同じ日に結婚式を挙げるカップルが多いことで、式場全体が祝福ムードに包まれるのも魅力のひとつ。こうした特別な雰囲気も、大安の人気に拍車をかけています。
そもそも大安とは?六曜の考え方を解説
大安について詳しく知るためには、六曜の成り立ちを理解することが大切です。
六曜は単なる迷信ではなく、長い歴史の中で日本人の生活に根付いてきた文化のひとつ。現代でも多くの人々が大切な行事の日取りを決める際の指針として活用しています。
ここでは、六曜の基本的な考え方と、それぞれの日の特徴を詳しくお伝えしていきます。
六曜の意味と大安の位置づけ
六曜とは、大安・仏滅・先勝・友引・先負・赤口の6つの暦注を指します。
これらの暦注は、日ごとの吉凶を占う指標として古くから用いられてきました。その中でも大安は「万事において吉」とされる最良の日で、結婚式や開業など、人生の節目となる行事に最適とされています。
六曜の順序は一定のサイクルで繰り返され、大安は約6日に1回巡ってきます。この希少性も、大安の価値を高める要因のひとつとなっているのです。
大安の日に行うと良いとされること
大安の日は、結婚式以外にも様々な行事に適しているとされています。
例えば、新しい事業の開業や引っ越し、車の納車、契約の締結などがあげられます。つまり、「新しいことを始める」のに最適な日というわけです。
結婚式に関しては、挙式から披露宴、入籍まですべての手続きを大安に行うケースも少なくありません。一生の思い出となる日だからこそ、最良の日を選びたいと考えるカップルが多いのでしょう。
大安以外の日に結婚式を挙げるカップルも
最近では、大安にこだわらず結婚式を挙げるカップルも増えています。
現代の若い世代は、六曜よりも「二人にとって特別な日」を重視する傾向にあります。付き合い始めた記念日や、お互いの誕生日にちなんだ日取りを選ぶカップルも珍しくありません。
また、仏滅など一般的に縁起が良くないとされる日でも、「二人で乗り越えていく」という前向きな解釈をして結婚式を挙げるカップルもいるのです。
六曜の歴史と現代の解釈
六曜は、もともと中国の占術「六壬時課」が起源とされています。
日本には鎌倉時代に伝来し、室町時代には現在の形になったといわれています。当時は主に農作業や商売の吉凶を占うために使われていましたが、江戸時代になると冠婚葬祭にも応用されるようになりました。
現代では、六曜は暦注のひとつとして多くの人々に親しまれています。実際、内閣府の調査によると、約6割の日本人が六曜を意識していることがわかっています。ただし、若い世代ほど六曜への関心は薄れており、時代とともに解釈も変化しているのが現状です。
海外の文化と日本の大安の違い
日本の大安のような吉日の概念は、世界各国に存在します。
例えば中国には「黄道吉日」という概念があり、結婚式や引っ越しなどの際に参考にされています。韓国にも「吉日占い」があり、結婚式の日取りを決める際に活用されています。
一方、欧米諸国では「13日の金曜日」を避けるなど、むしろ凶日を意識する傾向が強いようです。このように、文化圏によって吉凶の捉え方は異なりますが、大切な行事を良い日に行いたいという願いは世界共通といえるでしょう。
大安の結婚式を選ぶメリット・デメリット
大安の結婚式には、さまざまなメリットがありますが、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
『絶対に大安じゃないとダメ!』と考える前に、実際に大安を選んだカップルの声も参考にしながら、冷静に判断することが大切です。
ここでは、大安の結婚式のメリット・デメリットについて、包み隠さずお伝えしていきます。
心理的な安心感が得られる
大安の最大のメリットは、なんといっても「心理的な安心感」でしょう。
結婚式は一生に一度の大切な行事だからこそ、少しでも良い日に挙げたいと思うのは自然なことです。大安なら、「この日を選んだことが間違いでなかった」と確信を持てます。
周囲からの祝福も得やすく、結婚式当日も「大安だから」という理由で気持ちが前向きになるでしょう。この心理的な安定感は、結婚生活のスタートにもプラスの影響を与えるはずです。
費用が高くなる可能性
大安の結婚式は、費用面でデメリットになることがあります。
人気の日取りであるがゆえに、式場によっては特別料金が設定されているケースも。また、競争率が高いため、早期予約特典などの割引サービスを受けにくくなります。
さらに、ゲストハウスやホテルの宿泊費も、大安の日は高めに設定されていることが多いのです。予算を抑えたいカップルにとっては、この点がネックになるかもしれません。
希望日の予約が取りづらい
大安は人気が高いため、希望日の予約が取りづらいというデメリットがあります。
特に春や秋の結婚式シーズンの大安は、1年以上前から予約が埋まってしまうことも。
そのため、大安にこだわるあまり、他の重要な条件を妥協せざるを得なくなるケースもあります。例えば、希望の式場が取れず、第2候補の会場で妥協したり、開始時間が早朝や夕方になってしまったりすることもあるでしょう。
大安の結婚式で起こりやすいトラブルと対策
大安の結婚式では、人気が集中するがゆえの特有のトラブルが発生することがあります。
例えば、同じ式場で複数の結婚式が行われることによる混雑や、駐車場不足などが挙げられます。また、美容院やタクシーの予約も取りづらくなることが多いのです。
これらのトラブルを防ぐには、早めの準備が何より大切。式場との綿密な打ち合わせを行い、当日のスケジュールを細かく確認しておきましょう。特に送迎バスの手配や駐車場の確保は、余裕をもって対応することをおすすめします。
式場プランナーが教える大安結婚式の裏話
式場プランナーから見た大安結婚式の実情は、意外な一面も。
多くのプランナーが口をそろえて言うのは、「大安の日は確かに忙しいが、スタッフの士気が高い」ということ。同時に複数の結婚式を行うため、式場全体が祝福ムードに包まれ、スタッフのモチベーションも上がるそうです。
また、大安の日は経験豊富なスタッフを配置することが多いため、トラブル対応も迅速。ただし、細かい要望に対応する時間が限られるため、こだわりのある演出を望む場合は、事前にしっかりと相談することが重要です。
大安以外でも縁起の良い日取りの選び方
大安以外にも、結婚式に適した日取りはたくさんあります。
最近では、六曜にこだわらず、二人ならではの特別な日を選ぶカップルも増えています。また、費用面を考慮して仏滅割引を活用したり、天体のリズムに合わせて日取りを決めたりと、選択肢はさまざま。
ここでは、大安以外の魅力的な日取りの選び方をご紹介していきます。
仏滅割引を活用する方法
仏滅は一般的に縁起が悪いとされますが、最近では「仏滅割引」を利用するカップルも増えています。
多くの式場では、仏滅の日に特別割引料金を設定しており、同じ内容の結婚式が通常よりも20~30%安く挙げられることも。
また、「仏が滅する=悪いものが終わる」という前向きな解釈もあります。経済的なメリットを重視するなら、仏滅も検討の価値ありでしょう。
一粒万倍日や天赦日について
六曜以外にも、結婚式に適した吉日として「一粒万倍日」や「天赦日」があります。
一粒万倍日は「一粒の籾が万倍にも実る」という意味を持ち、物事を始めるのに最適な日とされています。天赦日は年に5~6回しかない最上の吉日で、「天が万物の罪を赦す日」とされています。
これらの吉日が大安と重なる日は「大安吉日」と呼ばれ、特に縁起が良いとされるので、ぜひチェックしてみてください!
カップルにとって特別な日を選ぶ
最終的には、二人にとって特別な意味を持つ日を選ぶのも素敵な選択肢です。
例えば、初めて出会った日や告白した日、プロポーズした日など、二人だけの大切な記念日があるはずです。そんな思い出深い日に結婚式を挙げれば、より一層の感動が生まれるでしょう。
また、お互いの誕生日を足した日や、二人の名前の漢字にちなんだ日など、オリジナルの理由で日取りを決めるのも素敵ですね。
月の満ち欠けを考慮した日取り選び
最近では、月の満ち欠けを基準に結婚式の日取りを選ぶカップルも増えています。
満月の日は「円満」や「完全」を象徴し、幸せな結婚生活を願うのにぴったり。新月の日は「新しい始まり」を意味し、フレッシュなスタートを切るのに適しているとされています。
特に、大安と満月が重なる日は「最強の吉日」として人気が高く、予約も早期に埋まってしまいます。月のサイクルは約29.5日なので、年に数回しかない貴重な機会といえるでしょう。
季節や曜日を考慮したスマートな日程調整
日取り選びでは、六曜だけでなく季節や曜日も重要な要素です。
春と秋は気候が安定しているため結婚式の人気シーズンですが、大安かつ土日となると予約は熾烈な競争に。そこで注目したいのが、平日開催の結婚式です。
平日の大安なら比較的予約が取りやすく、費用も抑えられます。また、ゲストが参加しやすい祝日の大安もねらい目。さらに、オフシーズンの大安を選べば、より希望に沿った式場が見つかる可能性が高くなります。
大安の結婚式を挙げた先輩カップルの体験談
実際に大安の結婚式を挙げた先輩カップルの声を聞いてみましょう。
ウェディングサイトのアンケート調査によると、大安を選んだカップルの満足度は実に85%以上。その一方で、『他の日でもよかったかも』という声も少なくありません。
大安を選んだ本当の理由や、結婚式当日の感想、そして振り返って思うことまで、リアルな体験談をご紹介していきます。
実際に大安を選んだ理由
多くのカップルが、「親族の意見を尊重して」大安を選んだと答えています。
特に両家の両親からの強い要望があったケースが目立ちます。「縁起が良い日に挙げてほしい」という親心に応えたいという気持ちから、大安を選ぶカップルは少なくありません。
一方で、「自分たちも縁起を大切にしたかった」という理由を挙げるカップルも。人生の新しいスタートを切るにあたり、可能な限り良い条件を整えたいと考えるのは自然なことですね。
結婚式当日の感想
大安に結婚式を挙げたカップルからは、「安心感があった」という声が多く聞かれます。
縁起の良さが心の支えとなり、当日も気持ちよく式を迎えられたという意見が目立ちます。また、ゲストからも「大安だから良い結婚式になるね」といった祝福の言葉をかけられることが多かったようです。
式場スタッフも慣れているため、スムーズな進行ができたという声も。多くの結婚式を取り扱う大安だからこそ、安定したサービスが受けられる利点もあるようです。
振り返って思うこと
時間が経って振り返ってみると、「大安にこだわってよかった」という意見と「別に大安でなくてもよかったかも」という意見に分かれます。
大安にこだわってよかったと感じているカップルは、「親族からの評価が高かった」「何かあったときに日取りのせいにしなくて済む」といった理由を挙げています。
一方で、「日取りよりも、二人で決めた内容の方が大切だった」と感じているカップルも。結局は、夫婦二人の価値観に合った日取りを選ぶことが最も重要なのかもしれません。
まとめ
大安の結婚式が人気な理由は、縁起の良さへの歴史的な信頼感、親族からの高い評価、そして特別感があるからです。
確かに費用面や予約の取りづらさといったデメリットはありますが、心理的な安心感は何物にも代えがたい価値があるでしょう。一生に一度の大切な日だからこそ、後悔しない選択をしたいと思うのは当然のこと。大安の人気は、そんな多くのカップルの願いを反映しているともいえます。
とはいえ、大安以外にも素敵な日取りの選び方はたくさんあります!大切なのは、二人にとって意味のある日を選ぶこと。周囲の意見も参考にしながら、納得のいく選択をしてくださいね。
結婚式の日取り選びは、結婚準備の第一歩。どんな日に結婚式を挙げるにせよ、二人の愛と絆があれば、きっと最高の一日になるはずです!じっくり話し合って、二人らしい答えを見つけてください。